※ 2022年9月9日(金)の時点。
ベガルタ仙台→ J2は34節が終了した。今年のJ2は開幕からずっと3強(新潟・横浜FC・仙台)の昇格争いが続いていたが31節から痛恨の4連敗を喫した仙台が急降下して原崎監督は退任となった。好調の岡山が3位に浮上。自動昇格争いに絡んできた。新・3強(横浜FC・新潟・岡山)の争いになっているが仙台はプレーオフ圏外となる7位の長崎との差も「4」のみと縮まっており、プレーオフ出場を逃す可能性も出てきた。
2位の新潟との差は「10」なので自動昇格は絶望的。前・磐田の伊藤彰監督の元で巻き返しに成功してプレーオフに出場できたとしてもプレーオフを勝ち上がってJ1昇格の切符を手にするのはかなり難しい。「J1昇格に失敗する可能性が高まっている。」と言える。J2は年間で42試合もあるが3連敗や4連敗すると一気に苦しくなる。4敗のうち、3つはホームでの敗戦なので「何とも悔やまれる4連敗」である。
34試合で63得点というのはJ2最多となる。横浜FCが54得点、新潟が59得点なので上位2チームよりも総得点は多くなる。3位の岡山の総得点は「49」なので仙台の方がはるかに多くなっているが1試合平均の失点数は1.41なのでJ2で17位となる。これはさすがに多すぎる。4連敗中は計8失点しているが「失点が多い。」というのは開幕からずっと続いている。勝てていた時期も複数失点を喫する試合は多かった。
補強ポイントは以下の6つになるが最優先補強ポイントはキーパーとCBの2つになる。キーパーはGK杉本、GKストイシッチ、GK小畑の3人の争いになったがシーズンを通して固定できなかった。仙台ユース出身でパリ世代のGK小畑にかかる期待は大きいが経験値は不足している。当然、失点の多さはキーパーだけの責任ではないがサイズと安定感とフィード力のあるキーパーがいるとチームは落ち着く。