■ そろそろ移籍市場が話題になる時期J1は残り4節となった。優勝争いは鹿島とFC東京と横浜FMの3強の争いになっており、鹿島が3位以内に入って、かつ、天皇杯を制した場合にACLの出場権を獲得できる4位争いは川崎Fと広島とC大阪の3チームで繰り広げられている。一方、優勝争いやACLの出場権争いよりも注目が集まることが多い残留争いは鳥栖・湘南・松本山雅・磐田が中心になっており、浦和・仙台・清水・名古屋もまだ安心はできない。
「降格を回避するのは難しい。」と思われていた磐田がここ4試合で勝ち点「7」を獲得したことで16位に浮上できる可能性が出て来た。「磐田の降格はほぼ決まり」とは言えなくなって来たので残留争いは面白くなってきたが次節の鳥栖 vs 松本山雅が大一番になる。15位の鳥栖が勝利したら「湘南と松本山雅と磐田の3チームが16位以下になる可能性が高い。」と言えるが松本山雅が勝利した場合はややこしいことになる。
監督交代後も勝ちなしが続く名古屋もプレッシャーのかかる状況になってくるが「J1残留」が確定したチームが出始めているのでそろそろストーブリーグに投入しつつある。目下の注目は元・スペイン代表のMFダビド・シルバの動向になる。「札幌が興味を示している。」と言われているが獲得に成功した場合はMFイニエスタやFWフェルナンド・トーレスやFWダビド・ビジャに続く大物外国人のJリーグ進出になる。
昨オフは神戸のFWダビド・ビジャ以外にも川崎FがFWレアンドロ・ダミアンを獲得するなど海外の有名選手のJリーグ進出はトレンドになっている。清水のMFユングベリやC大阪のFWフォルランや鳥栖のFWフェルナンド・トーレスは今一つだったが神戸のMFイニエスタやFWダビド・ビジャはさすがの活躍を見せており、一時と比べると「ビッグネームはJリーグで活躍できない。」という空気はなくなって来た。