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【J1・J2・J3】 12段階の個人別の戦力補強の評価 (2019年・夏の移籍市場) (その1) | | |　

1人目： MF 宇佐美貴史 (デュッセルドルフ→ガンバ大阪)　・・・　S-

→　2度目の欧州挑戦も思うような活躍は出来なかった。古巣であるG大阪に復帰することになったがMF宇佐美の特徴をよく知っている選手が少なくないG大阪では主役級の活躍が見込める。インサイドハーフでの起用が噂されているがFWファン・ウィジョがボルドーに移籍したことを考えると「2トップの一角」で起用される可能性もある。年齢的にも中堅世代になったので新生・G大阪を引っ張っていくことが期待される。

2人目： MF 西村恭史 (清水エスパルス→ファジアーノ岡山)　・・・　C-

→　「スケールの大きな大型ボランチ」と評価されて興国高から清水に加入して2年目。今シーズンはJ1で2回だけベンチ入りを果たしたが出番はなかった。J1での出場機会は得られないまま、岡山に育成型期限付き移籍となった。岡山にはいないタイプのボランチになるが「即戦力になることが求められる状況」ということを考えると岡山でもチャンスは限られるだろう。いい経験になるのは確実だが・・・。

3人目： FW 小川航基 (ジュビロ磐田→水戸ホーリーホック)　・・・　S-

→　東京世代を代表するストライカーもここ最近は伸び悩んでいる。プロ4年目になるが磐田でここまで出場機会を得られずに苦しむとは思わなかった。大怪我の影響で育成のプランが大きく狂ったのは間違いないが「育て方」も中途半端。環境を変えるべきタイミングだったので水戸への移籍というのは賢明な判断と言える。「強力なCFがいないチーム」なので出場機会は得られるはず。結果を残したい。

4人目： MF 福満隆貴 (セレッソ大阪→水戸ホーリーホック)　・・・　A-

→　「ルヴァン組の中心選手」として2017年のC大阪の2冠を達成に大きく貢献したがJ1での出場機会は限られた。トップチームで分かりやすい結果を出せずに山口時代の輝きを放つ試合は少なかったが万能型のアタッカー。能力は高い。今夏は「J1のクラブも獲得に乗り出した。」と言われているがJ2の水戸を選択。上位争いに参加している水戸でどんなプレーが出来るか？攻撃の中心に収まる可能性もある。

5人目： MF 平川怜 (FC東京→鹿児島ユナイテッド)　・・・　B+

→　各年代の日本代表で活躍して来たエリート選手もここ最近は伸び悩み気味。FC東京U-23でも大きな存在感を発揮出来ずにいたので「このタイミングで環境を変える。」というのは悪くない選択である。鹿児島はパスサッカーに取り組んでいるのでMF平川怜の良さは出しやすい環境と言える。ボランチでも2列目でもプレーできるが2列目だと持ち味は出しにくい。ボランチとして出場機会を獲得したい。

6人目： FW 鈴木国友 (湘南ベルマーレ→ガイナーレ鳥取)　・・・　B-

→　186センチとサイズに恵まれた大卒ルーキー。J1では3試合に出場しているが9節の鳥栖戦(A)はスタメンでプレーしている。大柄な割には動ける選手で献身的なプレーが出来るがFWクリスランの加入が確定して出場機会を得るのは難しそうな情勢であることを考えると経験を積むために修行に出るという判断は賢明と言える。ようやく戦列に復帰した新・エース候補のFWユリとどんな関係を築けるか？

7人目： MF 秋山大地 (セレッソ大阪→モンテディオ山形)　・・・　B-

→　MF南野(ザルツブルク)とはユース時代の同期になる。ボール奪取力の高さがウリとなる。2015年の前半戦は愛媛FCでプレー。当時の愛媛FCの監督は木山監督だったので「木山監督が獲得をリクエストした。」と考えられる。当時から木山監督は「ボール奪取力はJリーガーの中でも有数」と高く評価していた。課題は攻撃面になる。MF中村駿とMF本田拓のWボランチの負担を軽減する活躍が期待される。

8人目： MF 三原雅俊 (ヴィッセル神戸→柏レイソル)　・・・　B+　

→　神戸は夏場あるいは秋口に調子を落とすケースが多いチームである。「困った事態になったときにMF三原雅が起用される。」というのがパターンだったが恩師であるネルシーニョ監督の元でプレーすることになった。「神戸色の強い選手」の移籍なので残念に感じているサポーターは多いだろう。2列目・ボランチ・SBと様々なポジションでプレーすることが出来る。柏でも貴重な戦力になる可能性は高い。

9人目： MF 村田和哉 (柏レイソル→アビスパ福岡)　・・・　A-

→　清水時代は「J1屈指のスーパーサブ」として活躍した快速アタッカー。右サイドが主戦場になる。ここ2年ほどは出番に恵まれていないがJリーグでもトップクラスのスピードが失われていないのであれば大きな戦力になるだろう。スーパーサブのイメージが定着しているが実はスタミナもあるのでスタメンでも貢献できる。長期離脱したMF石津とはタイプは異なるが「いい選手を獲得できた。」と言えるだろう。

10人目： MF 中村俊輔 (ジュビロ磐田→横浜FC)　・・・　A+

→　今夏のJリーグはかつてないほど移籍が活発。ビッグニュースがたくさん流れているが中でも最大級のビッグニュースがMF中村俊の移籍になる。名波監督を慕って磐田に加入した選手なので名波監督の辞任は「移籍を決断した1つの理由」になるのだろう。今シーズンは出場機会に恵まれていないのでどのくらいやれるのか？は分からないが横浜に戻ってプレーすることになった。盛り上がるだろう。

表1. プレーヤー別の移籍の評価 (2019年の夏の移籍市場)

分類	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
分類	クラブ名	0	4	6	8	14	7	6	0	2	0	0	0	0
J1	札幌
	仙台				1	1	1
	鹿島			1		1
	浦和		1					1
	東京				1
	川崎F									1
	横浜FM		1	1	1		1
	湘南			1				1
	松本					1	2	2
	清水					2	1
	磐田			1		4
	名古屋					1
	G大阪		2		1		1	1
	C大阪					1
	神戸			1	2	1
	広島					2
	鳥栖			1	1		1			1
	大分				1			1
分類	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
分類	クラブ名	0	4	7	17	14	6	7	5	0	0	0	0	0
J2	山形					1	1
	水戸		1		2				1
	栃木SC			1		2	1		1
	大宮					1
	千葉				1
	柏				3	1	1
	東京V			1	2	1
	町田				2
	横浜FC			1		1
	新潟						1
	金沢					1
	甲府					1			1
	FC岐阜			2	1			1
	京都			1				1
	岡山			1				1	1
	山口				1			1
	徳島				1
	愛媛FC					1
	福岡		1		2		1
	長崎		1		1
	鹿児島					2	1	1	1
	FC琉球		1		1	2		2
分類	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
分類	クラブ名	0	0	0	2	5	7	4	2	1	0	0	0	2
J3	八戸
	岩手						1							2
	秋田
	福島
	群馬				1		1		2
	YS横浜
	相模原				1		1	1		1
	長野					1		1
	富山					2
	藤枝						2	1
	沼津							1
	鳥取						1
	讃岐
	北九州					2	1
	熊本
	合計	0	8	13	27	33	20	17	7	3	0	0	0	2