■ ここ18試合でわずか1勝のみ名古屋は勝ち点「33」で14位となる。26節を終えた時点で風間監督が退任して元・鳥栖のフィッカデンティ監督を招聘したが監督交代後も3試合で0勝1敗2分けと勝てていない。直近の29節は仙台との直接対決だった。ホームで仙台を下すことが出来ると「J1残留」に大きく前進することが出来たがまさかの完敗。序盤戦で作った貯金は大きいが「ここ18試合で1勝のみ」となると残留争いに巻き込まれるのは当然である。
残りの対戦カードは札幌(A)→神戸(H)→鳥栖(H)→磐田(A)→鹿島(H)なのでなかなか大変である。磐田は33節で対戦する時点ではすでに「J2降格」が確定している可能性が高いが磐田にとってはホーム最終戦になるので気合いは入るだろう。最終節(=34節)が優勝争いの中心になっている鹿島との試合なので「33節までに何とかJ1残留を確定させたい状況」だったが難しくなっている。監督交代でも流れは変わらなかった。
勝ち点「35」を獲得している9位のG大阪、10位の神戸、11位の仙台、12位の浦和、13位の清水の5チームは16位の湘南との差が「4」、17位の松本山雅との差が「6」になる。1試合で降格圏に落ちることはないので名古屋などと比べると少し余裕はあるが楽観視は出来ない状況である。特に得失点差が「-21」でJ1でワースト1位タイになる清水は勝ち点で並ばれると厳しい。ここから勝ち点を積み上げないといけない。