10位 : MF 水沼宏太 (セレッソ大阪) → 12.21キロ/90分→ スタメンから外れた時期もあったが結果を残してレギュラーに復帰。4バックに変更になった後は右SHで起用されているが持ち前の豊富な運動量を生かして今シーズンもチームに貢献している。今シーズンのC大阪はスター性のある選手がたくさんチームを去ってハードワークのできる選手がたくさん加入。華やかさはかなり減少したが脆さがなくなって簡単には失点をしない粘り強いチームになっている。
9位 : DF 松原健 (横浜Fマリノス) → 12.22キロ/90分→ 昨シーズンは右SBのレギュラーとして活躍したがオフにDF広瀬陸が加入。さらに開幕後にはDF和田拓も加入したのでポジション争いが一気に激しくなった。「この3人が横一線に近い状態」でレギュラー争いを繰り広げているが要求される仕事が「サイドに張ってアップダウンを繰り返すプレー」だけではないので自然と走行距離は多くなる。肉体的にも精神的にも負担のかかる役割を課せられている。
8位 : MF 天野純 (横浜Fマリノス) → 12.23キロ/90分→ 今シーズンから名門クラブの10番を背負っている。押しも押されぬ「マリノスの顔」になったが運動量の多さは相変わらずである。2017年や2018年と比べるとゴールに絡む機会が少ないので良さを出しきれていない印象もあるがハードワークでもチームに大きな貢献が出来る選手である。つい先日、ベルギーのロケレンへの移籍話が浮上したが、攻守の要となる選手なので去就は大いに注目される。
7位 : MF 矢島慎也 (ガンバ大阪) → 12.27キロ/90分→ 昨シーズンは前半戦はG大阪、後半戦は仙台でプレーしたが、G大阪時代は出場機会に恵まれず。2試合の出場にとどまった。仙台では怪我の影響もあって5試合の出場のみ。J1で力を出せないケースが多くなっていたがここに来てG大阪の中心になりつつある。アンカーの位置で起用されるケースも多くなっている。手倉森JAPANのときはほぼ2列目で起用されたが岡山時代はボランチの位置で輝きを放った。
6位 : MF 前田凌佑 (大分トリニータ) → 12.35キロ/90分→ 神戸U-18出身になるがオフに大分に完全移籍となった。今シーズンから正式に大分の一員になったが献身的なプレーと正確なパス出しを武器にボランチの主力として活躍中。タイ代表のMFティティパンなどライバルはたくさんいるが「ボランチの1番手」として上位争いをする大分を支えている。気の利いたプレーができる選手なので片野坂監督の信頼は厚い。端正なルックスで女性人気も相当に高い。
5位 : MF 脇坂泰斗 (川崎フロンターレ) → 12.56キロ/90分→ 川崎U-18から阪南大に進んで川崎Fに戻ってきたがプロ1年目の2018年はJ1での出場機会はなかった。「即戦力ルーキー」という評判だったので苦いプロ1年目になったが2年目の今シーズンは主力が欠けて苦しい台所事情の中、好プレーを見せてチーム内での序列を一気に高めた。技術の高さが一番の武器になるが「90分あたりの走行距離」は12.56キロ。アタッカーとしては驚異的な数字になる。
4位 : MF 稲垣祥 (サンフレッチェ広島) → 12.79キロ/90分→ 開幕前に右肩を痛めて出遅れた。離脱していた時期にMF川辺とMF松本泰が躍動したこともあってベンチスタートが多くなっていたがコパ・アメリカのためにMF松本泰が不在だった15節の湘南戦(H)は素晴らしい活躍を見せて勝利に大貢献した。逆にMF松本泰がいない時期に活躍してポジションを奪回するチャンスを迎えている。甲府時代から「質よりも量で勝負するタイプ」だったが質も徐々に上がって来た。
3位 : MF 奥埜博亮 (セレッソ大阪) → 12.79キロ/90分→ 加入1年目。当初のロティーナ監督の期待値はあまり高くなかったがキャンプ期間中に評価を急上昇させて新生・C大阪の中心の1人として目覚ましい働きを見せている。ほとんどのC大阪のサポーターは「前半戦のチーム内MVPはMF奥埜で間違いない。」と言うだろう。仙台時代から運動量の多さは際立っていたがインテリジェンスも持ち合わせている。「動きの量」だけでなく「動きの質」も優れている。
2位 : MF 松本泰志 (サンフレッチェ広島) → 12.88キロ/90分→ 残念ながらコパ・アメリカでは出場機会がなかったが所属の広島での活躍が認められて初のフル代表入りを果たした。五輪代表ではボランチのレギュラー格になっているが12.88キロ/90分というのは見事というしかない。日本代表のMF青山敏が長期離脱している中、広島でもポジションを確保しており、豊富な運動量と正確なパスでチームを支えている。180センチなのでサイズにも恵まれている。
1位 : MF ティティパン (大分トリニータ) → 13.03キロ/90分→ タイ代表の主力として活躍している本国のスター選手が唯一の13キロ超えとなった。開幕から6試合連続でスタメン出場。開幕ダッシュに貢献したものの、ここ最近は出場機会が減っている。難しい状況になっているが前評判通りで運動量が豊富でゴール前に出ていくパワーも持っている。スタメンのときも後半の25分あたりでベンチに下がるケースが多かったが「90分換算の数字」は特筆すべきものがある。
表1. 90分あたりの走行距離のベスト30 (16節終了時点)
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 出場時間(分) | 走行距離/90分 | SP回数/90分 |
1 | ティティパン | 大分 | 11 | 545 | 13.03 | 19.49 |
2 | 松本 泰志 | 広島 | 13 | 1,053 | 12.88 | 10.26 |
3 | 奥埜 博亮 | C大阪 | 14 | 1,051 | 12.79 | 14.22 |
4 | 稲垣 祥 | 広島 | 5 | 289 | 12.79 | 15.88 |
5 | 脇坂 泰斗 | 川崎F | 5 | 235 | 12.56 | 20.68 |
6 | 前田 凌佑 | 大分 | 12 | 1,032 | 12.35 | 8.98 |
7 | 矢島 慎也 | G大阪 | 11 | 627 | 12.27 | 9.04 |
8 | 天野 純 | 横浜M | 16 | 1,201 | 12.23 | 13.49 |
9 | 松原 健 | 横浜FM | 5 | 329 | 12.22 | 21.88 |
10 | 水沼 宏太 | C大阪 | 13 | 721 | 12.21 | 23.34 |
11 | 野津田 岳人 | 広島 | 12 | 841 | 12.20 | 20.65 |
12 | 山田 大記 | 磐田 | 16 | 1,388 | 12.19 | 18.74 |
13 | 兵藤 慎剛 | 仙台 | 9 | 584 | 12.17 | 12.79 |
14 | 高橋 義希 | 鳥栖 | 13 | 881 | 12.17 | 20.12 |
15 | 星 雄次 | 大分 | 5 | 325 | 12.09 | 24.65 |
16 | 長谷川 雄志 | 大分 | 5 | 395 | 12.06 | 9.57 |
17 | ヘナト | 清水 | 8 | 593 | 12.05 | 15.63 |
18 | 倉田 秋 | G大阪 | 15 | 1,321 | 12.02 | 19.89 |
19 | 荒野 拓馬 | 札幌 | 14 | 1,046 | 11.99 | 12.30 |
20 | 山本 康裕 | 磐田 | 4 | 238 | 11.98 | 11.34 |
21 | 上原 力也 | 磐田 | 7 | 470 | 11.95 | 9.96 |
22 | サンペール | 神戸 | 11 | 684 | 11.92 | 8.42 |
23 | 伊藤 涼太郎 | 大分 | 3 | 135 | 11.89 | 18.67 |
24 | 小野瀬 康介 | G大阪 | 14 | 1,146 | 11.87 | 26.94 |
25 | 米本 拓司 | 名古屋 | 16 | 1,413 | 11.85 | 12.74 |
26 | 藤春 廣輝 | G大阪 | 7 | 584 | 11.84 | 32.36 |
27 | 藤田 息吹 | 松本山雅 | 10 | 745 | 11.82 | 17.28 |
28 | 三好 康児 | 横浜FM | 13 | 891 | 11.82 | 20.51 |
29 | 三平 和司 | 大分 | 3 | 132 | 11.81 | 12.95 |
30 | 六平 光成 | 清水 | 11 | 706 | 11.81 | 12.49 |
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・【J1】 リーグ有数の活躍を見せていると思う選手は? (右SB/WB部門) → 2票
・【J1】 リーグ有数の活躍を見せていると思う選手は? (CB部門) → 2票
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