動きが乱れていると感じたら下腹に任せて、下腹の導くままに稽古してください。焦る心は禁物です。ゆったりとした動きになるかもしれません。しかし動きが乱れているのは手先足先でバタバタと動いて稽古した結果であるためにその手先足先の動きを除かなければなりません。
この時に陥りやすいのが手先足先でバタバタ動いているのにもかかわらずその動きにブレーキをかけてゆっくり動くことです。それでは乱れを正すことにはなりません。
居合の素抜き抜刀術の稽古の際には自分で動きの速さはコントロールできますが、大石神影流や澁川一流の二人で稽古をするときには打太刀や受となったものが正しく導けるようにゆったりと動き、乱れを正させるようにしなければなりません。
- 2021/07/01(木) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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以前も述べていますが、正座の姿はその人の実力を表に現わせてしまいます。いくら立派なことを言い、上手に見せた演武をしてもこればかりはごまかせません。
自分の正座の姿に以下のような癖がないか確認してください。その癖は形・手数のときにもある癖ですし、心の歪かもしれません。
・大股を開いて座っている。
・肩をいからせている。
・ふんぞり返っている。
・両手を膝のあたりに位置させている。
・上半身がへたっている。(年齢によるのではなくして無理に脱力している)
・両脇を大きく開けている。
- 2021/07/02(金) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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これまでに何度か述べてきたことですが無雙神傳英信流の納刀には大森流と英信流で違いがあります。
大森流は高い位置で納刀しますので切先は右肩口の方向へ運び切先が鯉口に入った時に刀と鞘が直線になった時の床に対する角度は比較的大きくなります。それに対して英信流では低い位置で納刀しますので、大森流の納刀をすると私たちが用いる刀の長さでは小尻が床を叩いてしまいます。英信流では切先は左肘の方向に運び、切先が鯉口に入った時に刀と鞘が直線になった時の床に対する角度は床と平行に近くなります。この違いはしっかりと理解して稽古を行ってください。
また、大森流では陰陽進退の初めの納刀、虎乱刀の納刀、抜打の納刀は例外的に英信流の納刀を行います。
納刀のときに小尻をコツコツ床にあてて平気でいるような稽古はしないでください。
- 2021/07/03(土) 21:25:00|
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一緒に斬撃や素抜き抜刀術を稽古するのは師の動きを自分の動きとして取り込むための稽古です。にもかかわらず、師よりまた兄弟子より速く動きたい方がおられます。目的をはき違えられた方です。そのような稽古には何の意味もありません。
師の動きや心を学ぶために稽古しようとすれば、少し遅れて動かなければなりません。
- 2021/07/04(日) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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稽古を数年続けると、また、一人稽古で公共の場所で他人の目があるところで稽古をしていると、いつまでも素人のように思われたくないからとドタバタと焦って速く動こうとしはじめる方がおられます。
これまで養ってきたものを自ら壊し流派の基礎さえも捨てる稽古で、むしろ稽古しないほうが良いくらいです。速さは無理無駄がなくなった結果としてあるもの。それを速さを作り出そうとするからかえって無理無駄を作っているのです。焦って速く動くと自己満足は生まれるかもしれませんが、上達という意味ではかえって下手になっているのです。
- 2021/07/05(月) 21:25:00|
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剣道の経験がある方はどうしてもその癖が出てしまいますので、よほど自分自身に気を付けておかなければ癖はなくなりません。
たとえば剣道で打突するとき手の内をしめるという動作が身に沁みついていれば、抜付け、斬撃の終わりにそのような動作をしています。打つという動作と斬る動作の違いなのですが、この違いが自分自身で理解でき、直す稽古をしなければいつまでたっても上達が難しいのです。
- 2021/07/06(火) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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大森流を楷書、英信流表を行書、英信流奥を草書とする言葉があります。無雙神傳英信流では師も兄弟子も使われたことはありませんが。
他流は知らず、無雙神傳英信流では大森流は敵に正対。英信流は敵に対して半身ですから英信流の場合は抜く前にすでに大森流の半分くらいまでの動作をしていますので大森流に比べて速いのは当然。奥居合はこれまで習ったことを忘れて ― この段階に至るまでにすべては身について自分のものになっていますので、稽古だからといって何も考える必要はありません。体が動くように動いているだけです ―
作ってそうするのではなく、自ずからそうなるのです。
- 2021/07/07(水) 21:25:00|
- 居合 業
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同じようなことを何度も述べるようですが、無雙神傳英信流は「抜付け」です。しかし、「抜付け」にならず抜いた刀が大きく自分の体の右側までくる人もいます。正しく体が使えていればそうはならないのですが、抜付けたときに本来は体を開いているにもかかわらず、体が敵に正対に近くなり、さらに腕を使って横に刀を振っているのです。自己満足の「やった」という感覚を得たいのです。
修行のための稽古が「我」を養うための練習になっています。
- 2021/07/08(木) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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大石神影流は右足前で斬り込んだ時に左足をひきつけますので、左足の角度(開き)は斬り込んだ後も斬り込む前と変わりません。無雙神傳英信流では立って右足前で斬撃したときには後足(左足)を残します。したがって無雙神傳英信流では斬撃をした後には後足のつま先は大石神影流に比べれば前方に向きます。これが大石神影流と無雙神傳英信流の違いです。
無雙神傳英信流で斬撃をした時に後足の角度が大きく開いたままになる方は斬撃したときの両足の幅が狭い(大森流の初発刀の斬撃の状態で膝を床から浮かした時の足幅で確認してください)か左鼠径部に力みがあります。後者の場合には斬撃後に左鼠径部をしっかり緩めてください。左膝足先が前方に無効とするのを感じることができると思います。確認してください。
- 2021/07/09(金) 21:25:00|
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後輩が入り自分が先輩になると無意識のうちに良いところを見せようとし始めます。無理無駄を省いて速くなったわけでもないのに速く動こうとし、無理無駄がなくなって真の強さが生まれたわけでもないのに腕力を用いて強く見せようとする。こういう時が道を外れ下手になる時ですが、無意識だけに気づきません。こういう時が道を外れるときなのだと意識しておかねばなりません。
- 2021/07/10(土) 21:25:00|
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弟子が下手になりかけているのにそれを修正できないのは師の責任です。思いがほかのところにあり、流派の方向性を向いていないことに気づかせなければなりませんし、動きを指摘しなければなりません。
それでも思いがほかのところにある人は、流派にむいていない人なのでどうしようもありません。気づくまでほっておき、気づいたときに教え込むしか方法がありません。
- 2021/07/11(日) 21:25:00|
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無雙神傳英信流の斬撃の稽古で斬撃したときの切先の高さは初めの一に戻ります。戻すのではなく戻るのです。臍下中心に振りかぶった刀は臍下中心に下りてきますので、仮想の敵の身長をほぼ自分と同じにした場合には元の位置に戻ります。・・・・自分よりかなり背が低い相手を想定するときには切先は下がります・・・・想の敵の身長をほぼ自分と同じにした場合に切先が元の位置よりも低くなっているときには肘を延ばしたり、手首を伸ばしています。末端を使って斬ったという感覚を得て自己満足しているのです。
形の中での斬撃は抜付けた後に相手の高さが変わりますので、これとは別の問題になります。
- 2021/07/12(月) 21:25:00|
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形の中の斬撃は正しく上段から斬撃します。抜付けた後に刀を振り回してその勢いで斬撃するのではありません。植田平太郎先生は「諸手上段に引冠り」という言葉を用いられていますが、梅本先生はこれを「相手をしっかり見て斬る」と説明してくださいました。心にゆとりを持ち瞬間ではあっても相手をよくみて斬撃してください。
- 2021/07/13(火) 21:25:00|
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素手の柔術の稽古では重心は常に細下丹田になければなりません。
技を掛けるときには手を用いますので初心者の方は特に意識が上半身にいき下半身がおろそかになってしまいます。その結果腕力を用いて技を聞かせようとするのですがそれでは澁川一流柔術の技にはなりません。常に重心は臍下丹田に置き自分の体重が効率よく相手に作用するように心がjけて稽古しなければなりません。そのためには自分の肩や腕に不必要な力を用いていないかを確認しながら稽古を勧めなくてはなりません。
- 2021/07/14(水) 21:25:00|
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澁川一流柔術では初心者には当ては教えず、稽古がある程度進んだのちに教えるようになっています。畝先生に教えられたように体がある程度澁川一流の動きにならなければ、当ては効果がなく、また当てを先に教えたら間違った方向に行く可能性があるからです。
そのような稽古ではありますが、基本的な当てが形の中で教えられてもいます。しかし、かなりの方がその流れで行う投げにばかり心を奪われ当てをおろそかにしています、確実に体を用いて充てるとともに確実に当てる場所に拳をもっていかなければなりません。
- 2021/07/15(木) 21:25:00|
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柔術の稽古は素手で相手を喉を絞めたり、膝で相手を抑えたり、投げ落としたりといい加減に稽古をしてしまうと危険な技も多くあります。危険であるから有効だともいえるのですが、中途半端に行うと業が身につかないばかりかかえって稽古相手を気づつけてしまうことにもなりかねません。
例えば裏投げは相手の喉を直接手で絞める形ですが、これを遠慮して喉に指をかけず指を広げて押し倒しただけでは相撲ののど輪に近い動きになってしまいます。ごく初心者には稽古に対する恐怖感を与えないために指を広げて押し倒すことを教えることもありますが、ある程度稽古が進んだ方にはそのようなことはしません。畝先生は「これはのど輪ではなく絞める技だからの。」と指導してくださいました。
- 2021/07/16(金) 21:25:00|
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澁川一流柔術では形の最後に膝で相手を抑える動きが多くあります。この時に体重をを相手の胸や腕にかけることがあいてを傷付けはしないかとおそろしく中途半端に自分の体を下す方がおられますが、これでは実際に何かおこって対処しなければならない時には役に立ちません。
相手と組んで稽古するときに相手にかける自分の重さがコントロールできないようであれば、布団を丸めて稽古相手に見立てたり、何もないところで動くなど十分に一人稽古を重ねてください。
- 2021/07/17(土) 21:25:00|
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以前にもお話したことがありますが、畝先生に技をかけていただくと痛いという感覚ではなく、どうやっても動けないという感覚を受けました。勿論それ以上行くと痛いという感覚を得ますし何度か、自分の感覚が正しいかどうか確かめるために動けないという感覚以上にきめていただいたこともありました。
自分の体重や技をコントロールできるような繊細な稽古を重ねてください。
- 2021/07/18(日) 21:25:00|
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無雙神傳英信流の大森流の正座は座るために少し稽古が必要です。しかしその座り方ができていなければいくら形を覚えてもいくら上半身の動きができるようになっても、文字通り砂上の楼閣でできるようになったとはいえずいつまでたっても初心者のままです。
具体的な座り方は稽古のときにお話ししているとおりですが、両足の踵が臀部の外側に位置し、体感的にはおしりが床に落ち着いている感覚があります。この感覚がない方はもう一度自分がどのように座っているかを確認してください。
- 2021/07/19(月) 21:25:00|
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無雙神傳英信流の英信流の立膝も稽古が必要です。右足は相手に向き左足踵は臀部左側に位置し爪先は内に向きます。大森流の正座よりもおしりがより床に近くなり、沈み込んだ感じを受けます。
この座り方が正しくできなければ、座った時に体は半身になれず正対し英信流の抜き方はできなくなってしまいます。座り方ができていないのですからいくら稽古しても似たことしかしておらず偽物でしかありません。座ることくらいできると安易に考えていたら何も身につきません。最も大切なことは形を稽古する前に教えてあります。
- 2021/07/20(火) 21:25:00|
- 居合 業
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斬撃の稽古で振りかぶる際に鼠径部が延び、下半身が不安定になって上半身のみで斬撃する方がかなりの数おられます。上半身の力みを抜いていても鼠径部が緩まず下半身とつながっていなければ上半身のみで斬撃をしているのであって弱いだけの動きになってしまいます。鼠径部が緩まず伸びてしまうのは正しい方向での稽古不足と心の焦りが原因です。とくに焦りは禁物です。
心を鎮め、体を鎮めて稽古しなければなりません。梅本先生は「ゆっくりはやく」という言葉も用いられました。
- 2021/07/21(水) 21:25:00|
- 居合 業
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無雙神傳英信流の抜付けは半身です。切先が鯉口から離れた後に刀に体を取られて半身から正対に戻ろうとすることもありません。抜き斬りではなく抜付けだからです。
また斬撃も正対することはありません。半身のまま振りかぶり半身のまま斬撃します。現代剣道の経験者や他の流派の経験者は正対しようとする傾向があります。少しだけ体の角度をつければよしとする安易な考えをもてば基本が身についていないわけですから、形を稽古しても上達することはありません。
正対する武道を稽古され身についている方は捨てることをおろそかにしてはいけません。
- 2021/07/22(木) 21:25:00|
- 居合 業
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ある歴史的建造物でガイドの方と暫くお話ししていたのですが、「ガイドは一般的な話をしているのに観光客の中には、それにつっかかって『史実はこうだ』と強く主張して、訂正を要求してくるような強引な方もいる。」とお話ししてくださいました。「そういう説もあることは承知していますが、ガイドはこのように説明するように教育されているのですよ。」とお話ししても無駄で、後からツイッターでボロカスに書くのだそうです。「それは施設を管理している教育委員会の目に留まり、町長のところへまでもいくことがあるので、そのようなことがあったときには先に報告をしておかなければならなくなった。ツイッターというのは困ったものだ。」と話しておられました。そのような使い方をして優越感を得るのでしょうが、貫汪館で稽古される方は自分自身に十分気をつけてください。
自己主張のためのツイッターですから
- 2021/07/23(金) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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澁川一流柔術でははじめに礼式があり、蹲踞の姿勢を取ります。この蹲踞の姿勢を取るために腰を下ろす動き、蹲踞から礼をして立つ動きはすべての形の基本となります。この動きが丁寧にできれば膝で相手を抑える動きも自分の重心や体重をコントロールできますし、技をかけるときの自分の体の前後左右上下の動きにおいて自分の重心や体重をコントロールできるようになります。
決しておろそかにせず丁寧意に静かに行ってください。
- 2021/07/24(土) 21:25:00|
- 柔術 業
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澁川一流柔術の礼式について述べましたが、無雙神傳英信流においては立礼、座しての刀礼がこれに当たります。特に座しての刀礼は大森流や英信流表の横に抜付ける動きの基礎となっています。正しく刀礼ができなければ横への抜付けもできません。
正座は同じですので刀礼の正座がいい加減なものであれば当然大森流の正座も英信流の抜打の正座もできませんから形はいい加減なものしかできません。大切なのは礼をするときの動きです。体が前傾するときの動きがそのまま抜付けにつながりますが、いくら説明しても疎かになっている人は礼法が正しく行えるように稽古して質を上げてください。道場でなくても家でいくらでも稽古できます。
- 2021/07/25(日) 21:25:00|
- 居合 業
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対馬藩田代領は現在の佐賀県東部、鳥栖市田代付近にあったようです。廻国修行の英名録などではたんに対馬藩と記されている場合もあり、論文の中でも対馬藩田代領を訪れたことを対馬まで行ったと間違って解釈しているものもあります。それがまた引用されて間違いが拡散しているのを見たこともあります。
対馬藩田代領は柳河とも近いので大石神影流や愛洲陰流なども伝わっています。対馬は日本海にあり、対馬藩田代領は鳥栖市にありましたので、古文書などを読む場合には誤解しないようにしてください。
- 2021/07/26(月) 21:25:00|
- 武道史
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五輪書に
世の中を見るに、諸藝をうり物に仕立、わが身をうり物の様に思ひ、諸道具に付ても、うり物にこしらゆる心、花實の二つにして、花よりも実のすくなき所也。とりわき此兵法の道に、色をかざり花をさかせて、術をてらし、或ハ一道場、二道場など云て、此道をおしへ、此道を習て利を得んと思事、誰か謂、なまへいほう大きずのもと、誠なるべし。
とあります。
現代と宮本武蔵の頃の状況は異なりますが、梅本先生は、「居合で生計を立てていたら今の自分の業はなく、ほかの仕事をしていたからこそいろいろな気づきをそこから与えられた。」とおっしゃいました。
畝先師は「柔術で金もうけをしようとしたら、本物は稽古できなくなる。」と言われ、大石先生は武道で金もうけすることは嫌悪されていました。
三人の先生方は共通して武道を売り物にして生計を立てるようなことをしたら本物の道を歩くことはできないとお考えのようでした。
- 2021/07/27(火) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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売り物ということについて述べましたが三人の先生方の中で一番門人が多かったのは梅本先生でした。梅本先生は私に道場を持つように命じられた時に道場経営が赤字にならないように会費はしっかり徴収しなければならないとおしゃいました。赤字が続けば指導できなくなるからです。先生は門人が多かったため活動も大きなものになりました。活動が大きなものになると出費はかさみます。赤字になるということがどういうことか身をもって知っておられました。それが「会費はしっかり徴収するように。」という言葉となったのだと思います。私も大きな赤字がどういうものかを身をもって知っています。自分のことにならなければ身をもって知ることはできません。それゆえ各支部にも赤字にならないように会費を徴収していただいています。余裕ができればよりしっかりした活動ができます。個人が大きな負担をする必要はありません。
- 2021/07/28(水) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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復元は武道だけでなく文化一般に行われています。例えば私が以前習っていた柳井の機織りで織る柳井縞は一度中断したものを残っていた柄の見本などを参考にして草木染で木綿糸を染めるところから始め復元されたもので、その経緯ははっきりと努力によって復元したと説明されていました。各地にバイクで旅していた時にも復元された文化はそのように説明されていました。
ところが古武道にあっては、なぜかそのような説明は省かれ、あたかも明治以前から連綿と受け継がれてきたように錯覚を与えるような説明がされる場合が多いのです。
無雙神傳英信流や大石神影流、澁川一流がそのようなことになってしまわないように日々の稽古は怠れませんまた、本物を伝えることができる後進の育成も怠ってはなりません。
- 2021/07/29(木) 21:25:00|
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人に言われたことに腹を立てる場合には、自分が不十分であることがあります。自分が十分であれば「バカなことを言っている」で済むものを自分にも少しはやましいところがある場合に腹を立ててしまいます。自分自身のことではなく知り合いの他者が貶められているときにも腹が立つことがあると思いますがこれは義憤であろうかと思います。
自分自身に言われたことに腹が立った場合、自分にやましいところがないか、不十分なところはないか自分自身を振り返ってみる必要があります。
- 2021/07/30(金) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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江戸時代の袴は現在の稽古用の袴と異なり股立がかなり下部にあり腰の左右に空いた部分が広くとってあります。袴捌はこの部分を用いますが最近の袴は股立がかなり上にありますので、私たちが行う袴捌が難しくなっています。裁縫ができる人は股立を15cmくらい下に下げてください。
さてこの袴捌ですが、正しく行うことによって上半身、特に形や肩甲骨があるべきところにおさまり体が楽になるのを感じることがあると思います。そのように感じることができない方は袴捌がいい加減になっていますので自分の動きを確認してください。
- 2021/07/31(土) 21:25:00|
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