澁川一流柔術の師 畝重實嗣昭は私が広島国他の銃剣道競技の運営の仕事をしているときに軍隊での銃剣道の話をしてくださったことがあります。先生は陸軍軍人でしたが、軍隊ではすぐに部隊の銃剣道の試合の選手に選ばれたそうです。徴兵まで銃剣道の稽古はされたことがありませんでした。
先生は「渋川一流の六尺棒は突き技が多く、軍隊で銃剣道を始めたら、その突き技がすぐに応用できた。」とお話下さり、突きの動きをされながら「銃剣道は上胴の技がいい。上胴を突いたら相手は動けなくなるからね。」と仰いました。もう、20年以上前の話です。
- 2017/08/01(火) 21:25:00|
- 柔術 業
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流派の形の手順をすべて覚えたとしても、形を通じて会得させたいものを体得できていなければそれは流派を継いでいるとは言えません。
形は教習体系であり、流派を伝えるためには、それ自体大切なものですが、稽古を重ねてそのレベルに至らなければ形を通じて得なければならないものはなかなか見えてきません。したがって他流派の形をビデををみて手順を覚えたとしてもその流派のまねごとをしているにすぎませんし、数回稽古してその流派の形の手順をすべて覚えたとしても、その流派ができるわけでもありません。手順を覚えて後は自分の考える通りに動くのであればそれは別のものであり、手順は同じでも、流派が続いているわけではありません。ましてや文化の継承と呼べるものでもありません。
ひたすら稽古を重ね、奥の奥にあるものを求めていかねばなりません。
- 2017/08/02(水) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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心の働きが体の動きとなり、また体の動きも心の状態に影響を与えます。
私が時に指導の場において「心です」という事があり、人によってはなにか稽古とは縁遠い宗教的なことを話されているように感じることもあるようですが、少し理解が進むと人の心の状態が動きに大きな影響を及ぼすことを理解されるようになります。ここに気が付くと上達も早くなり、「焦りがあった」「強くという邪念があった」「早くという思いが動きを乱した」等々に気づくようになり、自分の心のありように気付かれて鎮めることもでき、動きも正すことができるようになります。
稽古を始めた目的が、「素早く刀を振りたい」「強く振りたい」「かっこよく見せたい」ということにあると技はなかなか身に付かず、指導してもすぐに元の我儘な動きをされてしまいます。このような方には防具着用の稽古をしていただき、自分の心の状態に気づいていただいたほうがが速い場合もあります。
- 2017/08/03(木) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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貫汪館の居合、剣術、柔術にはいわゆる力業がありません。
居合には力まかせに両断する業もありませんし、重すぎる刀を用いて鍛練するという考え方もありません。剣術にも急激に変化するような無理な太刀筋はなく、防具着用の稽古をしてもいわゆる強く打つこともありません。柔術またしかりで、無理な状況から無理やり技をかける形もありません。
そのような流派の稽古をしていて、もし自分が力を用いなければ技がかからない、形がうまくできないと感じたとしたら、そのままにせずに何故そうなってしまうのか原因を考えてください。そこから上達し始めます。
- 2017/08/04(金) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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日本では多くの技術が道としてとらえられ、いわゆる修行と結びつけられます。茶道や華道は単純にお茶を飲むことが道となり、花を生けることが道となりました。武道は江戸時代には武術、武藝などといわれましたが、単なる闘争の技術ではなかったことはその思想が江戸時代にはすでに形作られていたことでもわかると思います。もっとも「術」という漢字には「みち」という意味も含まれているようです。
武道をよく知らない、稽古したことがない方の中には明治時代になって武道となり、「道」が教えられるようになったから、市民生活の中で武道が許容されるようになった。たんなる闘争の術にすぎなかった武術に附け加えて倫理を教えたので許されるのだと考えている方もいるようなのですが、武術の稽古を通じて、体を通じて会得するものが「道」であり、単に知識を教えられるので武道となるということはありません。体を通じて会得するものなのです。
こればかりは稽古したことがない方には理解できないところだと思います。
- 2017/08/05(土) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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刀を手にしたとき、六尺棒・半棒を手にしたとき、長刀や槍を手にしたとき、「自分の思い通りに扱いたい」という気持ちが起こり握りしめてしまいます。結果として手にしたものは自由に働けず、自分の思い通りにという考えからは帰って遠ざかってしまいます。具体的に言えば掴もうとしたときには親指以外の四指が手にしたものに深くかかり親指は死んだ状態になり、手にしたものを握った状態になっているのです。
まず、「自分の思い通りに扱いたい」という思いを去り、「手にしたものと一体となる」ことを第一にしなければなりません。握り締めたものは自由に働けず、自由にしたものは十分な働きをします。
- 2017/08/06(日) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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澁川一流柔術の習得のためには無雙神傳英信流抜刀兵法・大石神影流剣術の稽古が不可欠だという事はこれまでに述べてきたとおりです。
貫汪館では柔術、居合、剣術をどれかに偏ることなく学ぶように指導していますが、無雙神傳英信流抜刀兵法・大石神影流剣術に苦手意識がある方の柔術における問題は、
素手と素手の形であっても相手と離れた状態での間合いが正確に測れない。
受けとして懐剣や木刀を手にしたときに正しい間合で打ち込めない。
捕として素手で懐剣や刀を持った受と対した時の間合がつかめていない。
ましてや間合の遠い鎖鎌の場合にはなおさら。
また筋力に頼る傾向もみられます。
居合や剣術が苦手である方ほど真剣に居合や剣術を学ばなければなりません。
- 2017/08/07(月) 21:25:00|
- 柔術 総論
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「道標」はその冒頭に記しているように「無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために」記しています。部外者のために記しているのではないのですが、最近は他流派を稽古される若い方に「読ませていただき、参考にさせていただいています」と挨拶されることもしばしばあります。そのような場合、「あくまでも貫汪館で稽古する人のために記してますので、道場での話の続きもありますし、稽古している方が忘れないためという意味合いもあり、省略して記してもいますので、流派が異なる方には参考にならないと思います。」と直接挨拶していただいた方にはお断りしています。
大前提として貫汪館で稽古する人のために記していますので、貫汪館で稽古する方の実状を見ながらこれは伝えた方が良いと思う事を記しています。道場は公共施設をお借りしているので、私が師事した先生方のように稽古後に話をする時間が十分に取れないためです。聞いたことがあると思っても必ず読んでください。
- 2017/08/08(火) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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ある方が面白いことを話されました。「自分に自信がない人は誰かが何かを言うと、すぐに自分のことを言われたと思い、反論しようとする。」
確かにそうだと思います。自分がしていることに自信があれば我が道を行くことができますが、我が道を行くように見せながら自分自身に不安を感じている方は他者の言う事が気になって仕方がないようで、何でも自分のことを言われているのではないかと考えるように思えます。
自分の学ぶ道をしっかり歩み自信を持てるまで稽古を重ねてください。
- 2017/08/09(水) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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澁川一流柔術の二重突・一重突の形は実際の状況ではほとんど起こり得ない取り方を受が行い、捕はこれを返します。実際の状況では起こり得ない状況ではありますが、この状況を技を用いて覆すには、澁川一流柔術の基礎が身についている必要があります。いいかえればこの形を見ることによって、その人の澁川一流柔術がまじめに稽古されたものであるか、否かが一目でわかってしまうのです。
お教えしたことを軽く考えず形式のみに流れないように稽古してください。
- 2017/08/10(木) 21:25:00|
- 柔術 業
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「裏返」の形はいずれもそうですが、特に二重突においては臍下丹田にすべてが鎮まっている必要があります。手を伸ばして受を捕ろうとすると手につられて重心があがってしまい、結果として受を振り回さなければならなくなり技は有効ではなくなります。
体の開きの角度が正しければ腕は長く使えますので重心があがることはありません。あとはそのまま自分の重さを使うことができます。
- 2017/08/11(金) 21:25:00|
- 柔術 業
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「両閂」「掻込」ともに鼠蹊部の働きが不可欠です。常に指導している鼠蹊部の状態であれば受の手首に自分の体がそのまま働きます。次に鼠蹊部が正しい状態にあったとしても、受の腕を取ろうという意識が働いてしまうと鼠蹊部の状態が変わってしまうと技は効かなくなり、腕力を用いなければならなくなります。自分の鼠蹊部の状態を確認しなくてはなりません。
- 2017/08/12(土) 21:25:00|
- 柔術 業
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二重突・一重突の「裏捕」は受の裏襟を取りますが、直線的に手を伸ばすのではなく半円を描いて受の斜め後方に位置します。斜め後方に位置することによって受の右手と裏襟、そして自分の中心とがバランスが取れ後方に落とすことができます。
- 2017/08/13(日) 21:25:00|
- 柔術 業
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四留は難しい形ではありますが、二重突・一重突に比べて受が取る位置が高いため比較的簡単な形ではありますが、とられた自分の手に意識が行くと受を返すことができなくなります。
たとえば、「返投」や「巻捕」は右足を引くときには体を開き鼠蹊部を十分に緩めますので、結果として取られた手は自分の胸辺りの高さになります。この時に動きの中心が臍下丹田にあれば受の重心を崩すことは容易になります。
- 2017/08/14(月) 21:25:00|
- 柔術 業
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澁川一流柔術の稽古で受け身をするときは、体を固めることなく、また受けることに専念するわけでもなく、投げられることに身を任せつつ自己の心身を自由な状態に置いておかなければなりません。
稽古が進めば「裏」の稽古もしますが、師は「半ばかけられて、かけられることを利用して技をかける。」と指導してくださいました。そのためには自由でなければなりません。
- 2017/08/15(火) 21:25:00|
- 柔術 業
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澁川一流柔術では下段・中段の当て以外は普段の稽古では省略します。当ての動きだけで終わる形がほとんどであるからです。
中段の当て、下段の当てが含まれる形がそれだけでは終わっていないのは稽古していてご存じだと思います。ところが柔術の動きが十分にできていない方に当ての形を稽古させると必ずと言ってよいほど当てたところで自分の体を固めてしまいます。この固まる動きが出る方は当ての形の稽古をしてはいけないレベルにあるのです。当ての形の稽古をすることによってかえって下手になってしまいます。当ての形の稽古を初心者にさせないのはそのような意味もあります。十分に柔らかに流れる動きが身に付いて後の当ての稽古でなければなりません。
- 2017/08/16(水) 21:25:00|
- 柔術 業
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教えられたことの本当の意味を求めるにはさらに深く、さらに深くと求めていかなければなりません。
一通りのことは正しく理解すれば、それほど時間がかからずにできるようになります。しかし、あくまでも一通りのことです。
その先、その先が限りなくあります。一通りのところまで行けたら表面上は70%の習得に見え満足して安住できるものかもしれませんが、残りの30%は習得が困難で日々追い求めていかなければ残りの1%も習得できないところです。多くの方は70%で良しとしてしまうために本当のところまで行くことができません。求め続けなければなりません。
- 2017/08/17(木) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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初心者に指導することは基本中の基本ですが、その基本中の基本は求め続けなければ完全に会得することができないものです。
基本中の基本は土台であるためにその土台が大きければ大きいほどその上に様々なものを築いていくことができます。自分が広く大きく深くなるためのものなのです。ある程度できるようになったからといって、求めるのをやめることはできません。
- 2017/08/18(金) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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稽古は続けることが大切です。何かを武道から得ようとして始めたのですから、忙しくて道場に出られない期間が一か月、二か月あったとしても、貫汪館では稽古を再開できるようになっています。また、貫汪館では付焼刃の稽古はしていませんので多少稽古ができない期間が長くなったとしてもすぐに稽古をすれば動けるように身に付いているはずです。
忙しくて稽古できないことが長くなったとしても問題はありません。
- 2017/08/19(土) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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Authentic の意味は辞書で調べていただくとお分かりになるともいますが、「本物の」という意味があります。海外の支部長があえて古武道の前に Authentic をつけなければならないのは、海外で not genuine である古武道が指導されている実態があるからのようです。少し経験した程度のことを教えたり、自分で復元した流派や作った流派を古武道として教えている実態があり、情報が少ない海外の方はそれに騙されてしまうようです。
自分で復元したり、作った流派をその事実を知らせずに教えてしまえば海外の方は本物を習ったと思ってしまいます。国内でも同じ事ですが、日本語を用いる人なら情報収集ができます。海外で日本の古武道に興味をもつ方が日本語ができるわけでもありませんので、情報は極端に少なくなってしまいます。
英語による情報発信は大切です。
- 2017/08/20(日) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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六尺棒は普通に構えると左手より先の棒の長さは木刀の鍔先の長さとそれほど変わりません。それを有利に使うためには繰突をしなければなりません。澁川一流では六尺棒で刀に対する形には突き技が多いのですが、突き技には相手を間合に入れずに制することができる利点があります。
師 畝重實先生の教えでは左前に構えた時には右手は棒端に位置させ、棒は左手の内を滑らせて突きます。左手の内で棒を握りしめれば棒は滑りません。突き止める瞬間に軽く手の内を締めるようにしてください。
- 2017/08/21(月) 21:25:00|
- 柔術 業
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半棒は六尺棒と異なり、突くのではなく打ち込む形が多くあります。六尺棒と同じく半棒も長さを生かして遣うためには棒を右手の内を滑らせて打込みます。滑らせる長さは決まっているわけではなく木刀を手にした打方と自分との位置関係によって決まります。打ち込むときに左手の位置はなるべく棒端を持つようにします。
- 2017/08/22(火) 21:25:00|
- 柔術 業
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半棒は長さが短いために六尺棒のように構えて打方に間合に入らせないように遣うことが難しく、半分くらいの形は無構えで右脇に棒を立てています。この無構えのときに心も体もしずんでいなければ、打方の色に迷ってしまい斬られてしまいます。心も体も構えない事が大切です。
- 2017/08/23(水) 21:25:00|
- 柔術 業
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SNS上で自分の意見を述べようとすると性格や言いたいことが強調され、極端に攻撃的になったり、自分の意見が絶対であると平気で述べる傾向があります。中学、高校生でまだ未発達の段階でそのような傾向が強いようですが、そのような傾向がSNSには出てしまうようです。対面して言えない事が平気で言えてしまうのです。
貫汪館でもSNSを利用している方がおられると思いますが、「自分が絶対」「自分の流派が他より優れている」また「他者を強く非難する」といった傾向が現れたら要注意です。対面して言えない事はさけるようにしてください。
- 2017/08/24(木) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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初心者の内に刀や木刀、棒を手にするときの手の内を習い、そのように保持していても、斬撃や素振りの稽古になると、握りが強くなり親指以外の四指が深く柄を握ってしまうことがあります。このようなときはより強く振りたいと思う心が生まれてきて、そのため刀が手の内から逃げていくのを恐れて無意識のうちに強く握るようになっています。
自分の心を確認してください。
- 2017/08/25(金) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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かつて剣道の先生から「稽古の成果はすぐに表れるものではなく、高校3年間の稽古の成果は大学になってから、大学4年間の稽古の成果は社会人なってから現れる。」とお聞きしたことがあります。
古武道の稽古も同じで、すぐに成果は出るものではありません。形の手順を覚えるのは初歩の内の初歩で形の手順をすべて覚えたからと言って、その流派が身に付いたというわけではありません。そこから本当の稽古が始まります。そういう意味から、澁川一流柔術であれば中極意になってから、中極意の位の深い稽古が始まり、免許皆伝上極意になってから免許皆伝上極意の位の深い稽古が始まります。
他流派の本質が少しでも見えるようになるのはそれからであり、自流の深い稽古をせずに他流派の柔術の動きが・・・とか、失傳した○○流の形はどのようなものであったかを「業手付」から考えてみようということは本質を考えるという意味において貫汪館においてはあまり意味はありません。
- 2017/08/26(土) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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柔術の形、剣術の形、居合の太刀打などで相手に対して技をかける場合に自分の体に少しでも無理がかかっていると感じたら技をかけていくときの彼我の関係における自分の位置を工夫してください。
柔術の打込で受の手を無理に払わなければならいようであれば自分がその手に近すぎます。剣術の「ニ生」などの最後に打太刀の刀を鎬で抑えるとき腕に負担があるようなら、体が斜め左に出ずに手だけ斜め左に下ろしている可能性があります。太刀打の「附入」で突くときに左右の手のバランスが悪く力むときは打太刀の側面に回り込めていない可能性があります。
自分がどこに位置すべきかと工夫してください。
- 2017/08/27(日) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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打太刀をする者は下位の者を導かなければなりません。したがってただ全力で下位の者にかかっていけば下位の者の稽古にはなりません。下位の者の技が出るように導かなければならないのです。
したがって打ち込む力に関していえば相手の手の内が定まらず木刀が体と一体になっていなければ、ほんの僅か仕太刀の上を行って仕太刀に気付きを持たせるようにしてください。ただ力強く打ち込んだのでは仕太刀はどうして良いのかわからず、上達しないばかりか力を込めて木刀を握りしめてしまいます。
- 2017/08/28(月) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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打太刀の打ち込む強さだけでなく速さもよく考えて仕太刀が上達するように導かなければなりません。
体が使えず、いちいち床を蹴って動き始めなければならない方に素早く打ち込んだのでは上達しないどころか怪我をする原因になってしまいます。仕太刀の動きがぎりぎり間に合う程度に打ち込み、どうすればよいのかを示し、仕太刀が少しでも動けるようになったら、またその少し上を行って徐々に導いていかねばなりません。
- 2017/08/29(火) 21:25:00|
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初心者にとって正しい間合(距離)をとることは難しいものです。打太刀が無理やり打ち込んでしまうと怪我をすることもあります。そのような場合は間合を覚えさせるためにゆっくり動き木刀が仕太刀に当たる前に動きを止め、間合を覚えさせるようにしてください。いつまでたっても当たらないように打ち込んでいたら初心者は間合いを正しく認識できません。
- 2017/08/30(水) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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初心の内から起こりをとらえることは難しいものですが、初心者が形の手順を覚えたら起こりをとらえることを教えていかなければなりません。打太刀が全く色に出さずに打ち込んでいけば初心者は起こりも何もわかりませんので、色を出して導いてください。色に気付くようになれば、気配を消して打ち込んでも起こりをとらえようと努めるようになります。
- 2017/08/31(木) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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