昨日の稽古では子供たちに首を絞められた時にどう対処するかという稽古をしました。
子供達であっても上手に技を掛ければ、力いっぱい首を絞めようとする大人の手から逃げることはできるものですが、実際には恐怖心があるのでそう簡単にいくものではありません。
子供が身を守るのに大切なのは、危険な場所に近づかないこと、一人きりにならないこと、何か起こりそうに思えたらすぐに逃げることで、これらのことは徹底して教えておかなければなりません。
最近は人の命をとろうとしてあらかじめ準備をしている者に、全く無関係な者が襲われるという事件が多くなっています。準備をしている者にとって油断している者を襲うのは簡単なことで、逆に突然襲われると、心の準備ができていない者は対応でできるものではありません。
桜田門外の変をみても、寒い中、襲うものは手を温めて準備しており、襲われた方の警備の者は悪天候に刀が痛むのを恐れ柄袋をかけて簡単に刀をぬけないような状態にありました。心得のあるものでも油断していたらあのような事態になります。
ある広島の柔術の流派には心得として、「冬日陰、夏日向を歩き人と争いがおこらぬようにせよ」とか「争いの場に入らぬようにせよ」などということを伝書に書いた流派もあります。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/01(日) 20:00:38|
- 柔術 総論
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臍下を常に動きの中心とするという事はすでに述べましたが、はじめはそう心得て稽古している方でも知らず知らずに次第に崩れてしまう事があります。その崩れはほとんどの場合動きが変化するときに起こり始めます。
土曜日に無双神伝英信流抜刀兵法の自主稽古にいらした方は臍下を動きの中心にすることを心がけて稽古されていましたが、中心が崩れ始めるのは以下のような時でした。
切先が鞘から抜けようとするとき・・・つまり抜付けようと思った時
運剣のはじまり・・・抜きつけた後、振りかぶろうとして動き始めたとき
血振いの始動・・・体を開き切っ先が右に巡り始めたとき、つまり右に動かそうと思った時
いずれも自分が何かしようと頭に思うときです。そしてその思いが手先を働かせているのです。自分の心が自分の動きを崩しているのですから、繊細に自分の心と体の動きを冷静にとらえ観察していけば自分自身で悪癖を修正できると思います。工夫してください。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/02(月) 21:35:08|
- 居合・剣術・柔術 総論
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先日久留米に稽古にいったときに長府図書館により資料の写真撮影を行いましたが、すこし長府について記します。
写真は集童場場長室ですが、集童場は府藩士福田扇馬が文久二年(一八六二)、南之浜の自宅に開いた私塾 桜柳亭をもとに、藩士熊野則之が中心となり、身分の別なく広く藩内年少者の教育を行った学校でのちの旧藩校敬業館跡に移転し長府藩の学校となりました。さらに明治二年には藩校敬業館に併合され明治五年二月まで存続した学校です。
教育を受けた人物でだれでもが知る有名な人に乃木希典がいます。他にも山口においては名の知れた人物がたくさんでたようです。
上の写真は集童場の総督(場長)熊野則之の紀念碑で、乃木希典ら門下生によって明治二十年に建てられました。高さが約7メートルもあります。
熊野則之は慶応元年藩内の青年藩士と共に報国隊を結成しその参謀となり翌年の四境戦争では軍監として小倉口の戦いで戦功を挙げました。明治元年の戊申の役で河井継之助率いる長岡藩兵と良く戦い長岡城を落としますが6月2日、越後今町で戦死しました。享年22歳だそうです。紀念碑には乃木希典の名も刻まれています。
明治維新で活躍した藩には、このような教育施設や人物の名が残されていますが、そうでもなかった広島藩には、そのような事績はあまり知られていません。人物が育たなかったのか、維新で活躍しなかったため知られていないのか。以前も記したことがありますが江戸後期の広島藩については町の賑わいは長崎以上だけれども上に立つ者は下々のことを考えてはいないという他藩の武士の記述がありますので、広島藩は人を育てると言うことに関して全く無策だったのかもしれません。
現在の広島県では広島県教育委員会は公立高校の目標として国公立大学の合格者数を上げる事のみに目をやり、現場の教員はそれに従って私立大学に行きたいという生徒を説得して無理やり国公立大学を受験させる現状があります。教育とはどのような人を育てるのかという大命題が先にあるはずなのですが、それなくして目先のことを目的にしている状況は広島の江戸時代からの伝統なのかもしれません。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
2月15日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剣道場で終日の稽古会を行います。ご興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに記してある連絡先よりご連絡ください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており稽古場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/03(火) 21:30:03|
- 武道史
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引き続き長府について記します。
写真の忌宮神社は仲哀天皇 神巧皇后 応神天皇を祭神とする式内社です。
忌宮神社のある地は仲哀天皇が熊襲討伐のため七年間にわたり仮の皇居とされた豊浦宮跡といわれ宮に付属して斎宮を建て神祇を祭られたのが忌宮の起こりと伝えられています。
また、仲哀天皇が崩御されその御遺体をここより南方の土肥山に仮埋葬し神霊を鎮祭し豊浦宮と称し、のちに聖武天皇の神亀5年に筑前国橿日宮から神巧皇后の神霊を勧請して忌宮と称し、さらに応神天皇を祀り豊明宮と称しました。三殿別立の古社を中世における火災で忌宮に合祀し一殿となったといいます。
門前には写真の鬼石があります。少し長くなりますが、鬼石の由来を記します。 仲哀天皇が、九州の熊襲の叛乱を平定のためご西下されたとき、穴門(長門)豊浦(長府)に仮の皇居を興されましたが仲哀天皇七年旧暦の七月七日に朝鮮半島の新羅国の塵輪が熊襲を煽動し豊浦宮に攻め寄せてきました。そのとき宮内を守護する阿部高麿、助麿の兄弟まで相次いで討ち死にしたので、天皇は大いに憤らせ給い、遂に御自ら弓矢をとって塵輪を見事に射倒され、賊軍は色を失って退散したということです。
塵輪の顔が鬼のようであったところからその首を埋めて覆った石が鬼石と呼ばれています。
また社前には仲哀天皇 神巧皇后に使えた武内宿禰が植えたと伝えられる銀杏の古木の子孫が繁茂しています。
忌宮神社の宝物館には報国隊が用いたと言う具足や鎖帷子、また大長刀や太刀などが展示してありました。
長府は武術の教育にも力を入れていたようで、他国に赴き修行したという事で表彰されていたり、門人を育成したという事で表彰されていたという事が、長府図書館の資料でわかっています。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
2月14日(土)18:30~20:45、15日(日)9:30~16:45の間、久留米での稽古会を行います。15日(日)は久留米市荘島体育館剣道場で稽古を行いますが14日(土)の場所は未定です。ご興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに記してある連絡先よりご連絡ください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており稽古場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/04(水) 21:30:29|
- 武道史
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2月8日(日)に第32回日本古武道演武大会が日本武道館で開催されます。主催は(財)日本武道館、日本古武道協会 後援は文部科学省、朝日新聞、NHKです。
開会式は10:30、演武開始は11:00の予定です。以下のような演武順で各流派8分の演武時間で進行しますが澁川一流柔術は13:24頃からの演武になります。
各武術ごとに分けた演武形式は初めてのことだそうです。澁川一流柔術は柔術の一番最後の演武になりますが、いつも通りの心で演武に臨みたいと思っています。お時間のある方はおいでください。入場料は500円です。
第1部 演武始め
小笠原流弓馬術
第2部 剱術
天真正伝香取神道流剣術
鞍馬流剣術
立身流兵法
卜伝流剣術
柳生新陰流兵法剣術
小野派一刀流剣術
示現流兵法剣術
兵法二天一流剣術
心形刀流剱術
第3部 柔術
竹内流柔術腰廻小具足
大東流合気柔術
大東流合気柔術琢磨会
気楽流柔術
関口新心流柔術
起倒流柔術
本體楊心流柔術
天神真楊流柔術
渋川一流柔術
第4部 居合術
無双直伝英信流居合術
田宮流居合術
水鴎流居合剣法・正木流鎖鎌術
初實剱理方一流甲冑抜刀術
円心流居合据物斬剣法
第5分 槍術・薙刀術
宝蔵院流高田派槍術
佐分利流槍術
尾張貫流槍術
直心影流薙刀術
天道流薙刀術
楊心流薙刀術
第6部 琉球の武術
琉球王家秘伝本部御殿手
琉球古武術
糸洲流空手
第7分 杖術、棒術、手裏剣術、鎖鎌術、甲冑兵法
神道夢想流杖術
無比無敵流杖術
竹生島流棒術
根岸流手裏剣術
二刀神影流鎖鎌術
柳生心眼流甲冑兵法
第8部 演武納め
関流砲術
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
2月14日(土)18:30~20:45、15日(日)9:30~16:45の間、久留米での稽古会を行います。15日(日)は久留米市荘島体育館剣道場で稽古を行いますが14日(土)の場所は未定です。ご興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに記してある連絡先よりご連絡ください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており稽古場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/05(木) 21:26:23|
- 居合・剣術・柔術 総論
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再び、山中権八郎に関する逸話です。
権八郎が大阪に行った時のこと、ちょうど秋祭りの最中で秋場所の相撲が行われ町中がにぎわっていました。行きつけの宿に供のものといったところ宿は一杯でかろうじて6畳の小部屋のみが開いていました。
しかし、夕食時になると、間もなく隣の大部屋で関取連中が飲めや歌えの大騒ぎを始めたので、権八郎が少し襖を開けたところ、そこにいた関取がすかさず権八郎の胸倉を掴み、われわれの部屋をのぞくとはけしからぬと言って部屋に引きずり込もうとしました。権八郎は隙を見て指二本で関取ののどの急所を突くと、関取はもんどりうって後ろへ倒れました。すかさず、「この無礼者。」と一喝すると、関取連中はその風貌と眼力に恐れ入り、平伏して陳謝したということです。
このお話は少しし省略されたところがあるように思います。当時相撲取りは、乱暴な側面を持つ者もあったようで新撰組との喧嘩は世に知られているところです。伝えられる権八郎の性格からすると、あまりの傍若無人な振る舞いを咎めようとしたのではないでしょうか。司箭流(貫心流)の体術は貫心流剣術や司箭流長刀に付属するもので(伝書には居合や體術は枝葉であると書かれています)、伝書内容からすると当てが中心の体術であったようです。
下の図は司箭流(貫心流)の体術の当身の図です。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
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- 2009/02/06(金) 21:30:32|
- 武道史
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山中権八郎はしばしば大阪に出向いていたようですが、この理由は修行というだけではなかったように思います。山中家では山中権八郎が広嶋藩士と伝えられていますが、『芸藩志』では正式な藩士ではなく藩から若干の口俸を授かっていたと記されています。また、『芸藩志拾遺』では流派を貫心流とし、柔術を教えていたとされています。
私は山中権八郎がたんに柔術に優れていたから藩から口俸を与えられていたのではなく、藩にとって権八郎が別のメリットももたらしていたのだと考えます。
権八郎がしばしば大阪を訪れていたこと、また、黒住教が皇室とのつながりがあったこと、さらには辞世の歌二首のうち一種が
「君のためみかくやいばの我心 をさめし道を世々に照らさん」であり、尊王思想の持ち主であったことが推察できることなどから、権八郎は尾道の不遷流の物外や廿日市の世保流の河内次郎のように尊王の活動をしており、広嶋藩にとって上方の情報を知るために役に立ったからではないかと思います。
山中家の資料が朝鮮半島に失われた以上、正確な史実は何もわかりませんが・・・。
もうひとつの辞世は
「かせいろの めぐみにまなぶ武士の 道のいさほは わすれじとおもふ」です。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
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- 2009/02/07(土) 21:02:11|
- 武道史
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山中権八郎が工夫したものに「まむしの薬」「兵糧丸」「よもぎの薬湯」「扇面の術」があるといわれます。
「まむしの薬」の材料は「とりもち」で梅干し位の太さにメリケン粉をまぶし、二個直後に与え、更に後刻、二個飲むだけで快癒する解毒剤の特効薬であるといいます。山中権八郎の子も孫も朝鮮で試し、特効があったということですが、医学的根拠はわかりません。
「兵糧丸」の材料はシイの実、カヤの実、クルミ、ゴマを混ぜ、乾燥し粉末と成して丸薬にしたもので、一日朝夕数個食べただけで一日植えることがないといいます。
「よもぎの湯」は河原よもぎを夏花の咲いた時に半干しにして一寸くらいに切りこれに漢方薬の川弓、陳皮、薄荷葉、白子を混ぜ、麻袋に入れて煎じ、風呂に入れる、風、皮膚病、神経痛によく効くといいます。山中家は権八郎の死後、長男の賢之助が師範を務めていましたが明治22年に28歳で亡くなってからは道場はやめ、道場を改造して薬湯(よもぎ湯)を開いていたということです。
「扇面の術」は一種の毒ガスであるとされていますが、眼つぶしかもしれません。竹を扇のように作り、竹の中に薬品を詰め、敵に対してこれを振ると薬品が煙化して相手がこれに酔いつぶれるとされています。この薬品を防ぐ薬もあり、これを自分の目、鼻、耳、口に塗っておけば被害がないとされます。これらの記述は権八郎の日記の中にあったそうですが、先に述べたように資料はすべてなくなっています。(山中権八郎に関する記事の終わりです)
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
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- 2009/02/08(日) 21:03:58|
- 武道史
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昨日、第32回日本古武道演武大会が行われ、澁川一流柔術は第3部 柔術の演武の最後に演武致しました。今回の演武会は、どのように演武会を構成するかということについて日本武道館のある方に参考意見を求められ、お答えしたうちの一つの形式を採用していただきました。当初、各武術ごとの構成では同じものばかり続くので見ている人は飽きるのではないかと思っていたのですが、自分自身は各流派の特色が見れて飽きる事はありませんでした。
また、演武を見に来ていただいた知人の方からも、「今回、武術の種目ごととなった演武大会の構成ですが、個人的にはとてもよかったと思います。同じ種目を続けて見ましたが、まったく飽きることなく、かえって流派による趣の違いを感じることができました。」という感想を頂きましたので、私の考えが少しでも日本武道館のお役に立てたかなと思っています。
渋川一流柔術の演武ですが、皆さん日頃の稽古の通りを気負うことなく演武しておられましたので、上出来だったと思います。あのような大きな場に出るとどうしても上手にしたいという下手な考えが浮かぶものですが、そのような考えももたれず、たんたんと演武していただきました。これまでの稽古の中で、上級者が下位の者の技が上達するように十分に稽古をつけていただいた成果だと思います。今後とも後進の指導をよろしくおねがいいたします。
渋川一流柔術の始めに演武したのは居合を専門に稽古している無双神伝英信流抜刀兵法の師範代代理で、今回の演武会までに約10ヶ月の稽古でなんとか、あそこまでたどりつきました。10ヶ月といっても月に一度しか稽古をつけることができませんので、10回ということになりますが・・・。
今回は無理に柔術の稽古をさせて演武会に出させましたが、武術は何を専門にしていても、動きの本質を稽古していれば他の武器の扱いになれたり、術技になれるだけで遣えるようにならなければならないという本質的な部分を稽古して頂きました。命がかかっている場で、今は専門の槍がないから、今は薙刀がないから、今は刀がないからなどと言ってはいられないのです。古武道と現代武道の根本的な違いはそこにあるのですから、貫汪館で稽古される方は絶対に心得違いをされないで下さい。
今後も機会があれば、このような事は行っていきたいと考えています。
演武が終わった後に、これまで接点ののなかったある流派の先生から過分なお褒めの言葉をいただきました。皆さんの演武の成果だと思っています。
今回の演武は入退場を含めて各流派8分という時間制限が厳しくありました。演武後に注意を受けている流派もありましたが、私達は何とかクリアできたようです。
次に大きな演武会に出していただける機会がいつになるかわかりませんが、日頃の稽古を積み重ねていきたいと思います。
最後ですが、私達の演武を見に来てくださった方、また写真撮影などをしていただいた方にお礼を申しあげます。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
2月14日(土)18:30~20:45、15日(日)9:30~16:45の間、久留米での稽古会を行います。15日(日)は久留米市荘島体育館剣道場で稽古を行いますが14日(土)の場所は特殊な場所で行いますので場所を知りたい方はご連絡ください。。ご興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに記してある連絡先よりご連絡ください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており稽古場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/09(月) 22:02:07|
- 居合・剣術・柔術 総論
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日本武道館での演武に上京する機会を利用して、2月7日(土)午前10時から約3時間東京の劇団夢現舎で居合の稽古をしてきました。
今回は今までの稽古の積み重ねがあるので、大森流全ての形と、太刀打の全ての形を覚えていただきました。皆さん流石に今までのことはマスターしておられますのでさらに良くなるための留意点を記します。
今回の気付きですが、まだまだ男性には気負いがあるように思います。抜付ける、斬るという動作にこだわり、大きな力みが入っていました。簡単に解説すると、「抜付ける、斬る」のではなく動いた結果「抜付けが生まれた、斬れた」のであって抜付ける、斬るというところに意識はありません。それらは結果に過ぎず、結果を求めるが故に崩れていました。抜きつけた時、斬撃した時に重心が前足に乗ってしまい前にでた脚の腿の筋肉が不必要に緊張していたと思います。こうなっていては次の動きができず、居付きとなってしまいます。自分自身のやったという実感はあると思いますが、また傍目に素人が見れば、力強いように見えますが、これは武術の動きではありませんので、心しなければなりません。やったという実感は筋肉の緊張に過ぎず、緊張があっては次の動きが生まれるはずはありません。今後は筋肉の緊張を感じない動きを目標にして稽古してください。
また、動きの中心は常に臍下になければなりません。これも重要な絶対条件です。稽古の中で常に確認してください。
女性の方ははじめから腕力に頼る事がないので、素直な稽古をされていました。今後も素直な稽古を続けていただきたいと思います。
太刀打ですが、二人で形を行うと、どうしても体に緊張が生まれるようです。のびのびと、どこも緊張させない事を稽古の目標としてください。形の稽古は形を見事に見せる事にあるのではなく、肩から無限の動きを生むためにあります。ゆっくりと稽古されてもかまいませんので、理にかなった動きをしなければなりません。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
2月14日(土)18:30~20:45、15日(日)9:30~16:45の間、久留米での稽古会を行います。15日(日)は久留米市荘島体育館剣道場で稽古を行いますが14日(土)の場所は特殊な場所で行いますので稽古場所を知りたい方はご連絡ください。。ご興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに記してある連絡先よりご連絡ください。
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- 2009/02/10(火) 21:42:33|
- 居合 総論
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武道史の研究をしていて心配な事は、その研究成果を勝手に用いて、詐欺的行為を行う者がでるのではないかということです。
インターネットを見ていたら、私の調査・研究が、自分の権威付けのために利用されているのをみつけました。その流派は江戸時代に別の流派に併伝されており、その流派の成立過程は不明でした。しかし、ある程度推測でできる資料を発見し、平成15年に発表しました。その伝系を利用し、なおかつその流派の創始者の家に代々その流派が受け継がれていた事にして道場を開いているのです。
発見した資料は歴史の中で系図が混乱し、なおかつ人名の間違いなども多くあるのですが、その間違いをほぼそのまま系図に載せているのです。
形の体系も、その流派のものと、もともと違う流派のものを混在させ、あらたに作った形を取り入れているようですが、素人は騙せても、少し知識のある者を騙す事はできないと思います。
このようなことはいくつかこれまでに見てきましたが、私の調査・研究が悪用されようとは思っても見ませんでした。
以前もある流派を復元しようとした方がその流派の研究をされた南山大学の榎本先生に近付き資料を入手しようとしていた事を聞いた事があります。この流派もいずれ何十年も経てば復元という事も忘れられることになるでしょう。
どうすれば良いのか・・・。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
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- 2009/02/11(水) 21:26:08|
- 武道史
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無双神伝英信流抜刀兵法に老いても渋川一流柔術においても形稽古が中心ですので、一つの形を何度も繰り返して稽古します。特に無双神伝英信流抜刀兵法においては斬撃の稽古を始めに何本も行います。
この繰り返して行う稽古ですが、考え違いをすると上達しないどころか下達してしまいますので、心して稽古しなければなりません。
一度目に自分の動きについて気づいた事は二度目に修正し、さらにおかしなところは3度目に修正する。4度目は今まで大丈夫だと思っていたところに違和感を覚えるようになる。さらに五度目は・・・。というように毎回気付きがなければ繰り返す意味はありません。
腕立てふせや腹筋の運動をするようにただ回数を重ねれば筋肉がつくといったこととは根本的に目的が異なっているのです。
気付きを重ね、毎回より良い動きとなる為に重ねる稽古であって、手馴れた動きをする為の稽古ではありません。気付くことなくただ回数を重ねていれば悪癖が身につくだけになり、あとで取り返しのつかないことになってしまいます。戻ってこようとしてもはるかかなたへ行ってしまっていては戻るだけで長い年月を要するようになってしまうのです。
そのような稽古をするのであればむしろしないほうが良いかもしれません。毎回毎回繊細な質の高い稽古を繰り返すのでなければ数を重ねる事に意味はありません。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
2月14日(土)18:30~20:45、15日(日)9:30~16:45の間、久留米での稽古会を行います。15日(日)は久留米市荘島体育館剣道場で稽古を行いますが14日(土)の場所はわかりにくい場所で行いますので稽古場所を知りたい方はご連絡ください。。ご興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに記してある連絡先よりご連絡ください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており稽古場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/12(木) 21:54:55|
- 居合・剣術・柔術 総論
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先日、渋川一流柔術の稽古で急いで技をかけようとするあまり、技が効果的に作用していないのを指導しました。
形の稽古で難しいのは相手がその技をかける条件にかなっていない事がある場合で、本来ならば違う技をかけたほうが有効な場合でも、その形を稽古しているために条件の合わない相手にも技をかけてしまわればならない事も出てきます。
「巻返」などの肘をきめる形では相手の肘が伸びる事が技の掛かる条件ですので、相手の肘が伸びていない場合にはこちらからそのように導いてやらなければなりません。肘が伸びていない相手の手を誘導して肘を伸ばすのですから当然、相手の腕が伸びるまで僅かながらでも時がかかってしまいます。しかし焦ってすぐに肘関節をきめようとするのでかえってきまらなくなってしまうのです。
相手がどのような状態にあるのか常に感じていなければなりません。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
2月14日(土)18:30~20:45、15日(日)9:30~16:45の間、久留米での稽古会を行います。15日(日)は久留米市荘島体育館剣道場で稽古を行います。ご興味のある方は荘島体育館剣道場をお訪ねください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており稽古場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/13(金) 21:18:13|
- 柔術 総論
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渋川一流柔術の稽古は通常二人で組んで形稽古を行います。そして受と捕は入門の時期が同じということは少なく、兄弟子、弟弟子という意識をもって稽古します。この意識が時として上達を阻害してしまう事があります。
入門年月日が先だから、業も自分より先に進んでいるだろうと思い、兄弟子の動きをそのまま真似してしまおうという思いが生まれるのは当然の事なのですが、この思いが曲者なのです。兄弟子だからと言って決して業が進んでいるわけではなく、とんでもない変な癖を身につけていたり、指導された内容が理解できず苦しんでいる兄弟子も存在します。そのような方の業を見てとろうとしたら、変な癖を身につけ、結局は一蓮托生で、上達できない泥沼にはまり込んでしまいます。
一人一人に進むべき方向は示してありますので、、修行は己自身がすべきものと覚悟し、安易に兄弟子のまねをしようとしてはいけません。
また、二人で稽古するとき、兄弟子となる人は自分ができもしない理解もできていない事を、安易に弟弟子に指導するものではありません。弟弟子は兄弟子の動きしか見えないので、その動きを真似ようとしてしまいます。
渋川一流柔術では正式に指導できるものは中極意以上のもので、初傳以上の方でなければ初心者を導く事もできません。兄弟子であってもお相手をして頂いているのだという意識で自分の稽古に集中し、教えようという意識を持つことは必要ありません。
先に入門した方は責任を自覚し、少しでも先に進む事に意を用いなければなりません。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
15日(日)9:30~16:45の間、久留米での稽古会を行います。15日(日)は久留米市荘島体育館剣道場で稽古を行います。ご興味のある方は荘島体育館剣道場をお訪ねください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており稽古場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/14(土) 21:23:12|
- 居合・剣術・柔術 総論
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先週、上京した時に上野へ行きました。ただ、歩いただけなのですが寛永寺輪王殿で花が咲いているのを見ました。携帯でとったので、鮮明ではありませんが。
しばらく歩いて、彰義隊の墓にお参りしました。勝てるはずもないのに無謀な事だったと思います。あまりに彼我の戦力の違いが大きく、近代兵器には対抗する事はできなかったでしょう。
お墓と案内板の写真です。案内板にある絵はその当時の事に忠実に描かれているということですが、戦いの最終局面の白兵戦が描かれていて、一人で二人と戦っていたり、構えに力みが見えたり逆に余裕があったりと、妙にリアリティーを感じさせ、悲しい気分にさせます。
上野の公園では新興宗教の人でしょうか、パンフレットを持ち一人で、話をしていました。聞くとはなしに聞こえてきたのですが、「この世には思いが先にあって現象がそのあとについてくるという法則が存在します・・・。」というようなお話が聞こえてきました。
これは全く武道の修行と同じ事です。無雙神傳英信流抜刀兵法の師、梅本三男貫正先生は「思いが変わらねば業は変わらない」と御教えくださいましたし、渋川一流柔術の師 畝重實嗣昭先生も「心の武道」ということについてよく御話くださいました。
思いがなければ変化はしません。また、その思いが師と同じ方向になければ、上達のしようもありません。
自分がどのような思いで稽古しているのか、自分自身の心を確かめてください。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
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- 2009/02/15(日) 21:21:45|
- 居合・剣術・柔術 総論
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14日(土)、15日(日)と久留米で稽古をしてきました。
14日は稽古の前に大牟田の大石先生を訪ね、いろいろとお話をお伺いし教えを受けました。体の動きを含めなかなか面白いことが多く興味は尽きません。帰りがけにはお嬢様が作られたチョコレートを使ったお菓子をお出しいただきました。
久留米でも師範代(中伝の伝書を渡すことができたので、師範代代理は卒業です)からチョコレートをいただきました。ありがとうございました。
今回の稽古では初心者の方2名に初発刀と左刀をお教えしました。熊本から稽古にこられる方は立って斬撃するときには現代剣道の影響で、どうしても正対しがちで、振りも体から肩が遊離した振りになっていましたが、座ると不思議に現代剣道の癖が消え静かに無理無駄なく動けていました。ただし、斬撃は座っているときも肩が強く現代剣道の悪影響が出ていましたので、今後は肩を使わない動きを身につける稽古をしなければならないと思います。肩を使わない稽古は日常生活でもできますので、工夫してみてください。
また、少し前から初発刀を稽古されている方は、形は整っているもののずいぶん難しそうにされていました。あの姿であれば抜けぬことはありません。鞘の角度をもう少し工夫し、抜付けは次第に力が入っていくのではなく、体が次第に楽になっていくこと(緩んでいくこと)によりなされるのだと思いを変えれば苦労しなくとも不思議に抜けると思います。実際に体は正座の状態から抜付けにいたるまで、緩み、楽になっていっているのです。
大学生の方には大森流と英信流3本そして太刀打4本を稽古していただきました。今回の稽古までに太刀打ちを相当工夫されたようで、前回太刀打を初めて稽古したときとはまるで別人のように動きの質がよくなっていました。形は、それを見事に行おうとすることにはまったく意味がなく、どのようにでも動きえる動きのなかの一つの動きが表に現れたものだということがよく理解できており、どこにも凝り固まりを作ることなく動けていました。素抜き抜刀術にもこの思いがいたれば、素抜き抜刀術もさらに上達すると思います。
師範代には主に呼吸を中心に稽古していただきましたが、体の動きは整っていますので、呼吸が深くなるだけで、刀の威が増すということが今回の稽古では理解できたと思います。特に詰合において呼吸の効果が確認できたと思います。
稽古場所の確保に関して皆さんには苦労していただいていますが、久留米の皆さんは一人一人が本当によく動いてくださっています。広島で以前居合を稽古された方々にはまったく見られなかったことです。このような心がけの違いが皆さんの上達の早さにつながっているのだろうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が再度更新されています。お読みください。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 2月18日(水)稽古場所は久留米市武道館小道場です。また、25日(水)は西日本鉄道天神大牟田線 三潴駅そばの個人道場です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/16(月) 21:29:07|
- 居合 総論
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第32回日本古武道演武大会で演武した時の写真を、竹生島流棒術の松浦先生からお送りいただきました。ご家族の方がお撮になった写真ということですが、写真の技術が並ではなく、自分たちが写っているのに、恥ずかしながら美しく感じてしまいました。松浦先生、有難うございました。
見事な写真ですので、ご紹介いたします。写真をクリックすると大きな画像になります。
無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の 稽古日時・場所の稽古風景の写真を更新しました。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が
再度更新されています。お読みください。
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- 2009/02/17(火) 21:21:28|
- 居合・剣術・柔術 総論
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先日、日本武道館に演武に行った折、大東流合気柔術の近藤先生から御自身が書かれた和時計に関する論文「津田助左衛門の和時計と特徴」をいただきました。近藤先生は和時計学会研究員という肩書きを持っておられます。
論文では和時計の構造の比較がなされており、専門的な研究ではありますが、未知の分野を興味深く読ませていただくことができました。
宮本武蔵にしてもそうですが、武術家には武術のみならず幅広く他の分野に能力を持った人物が多くいます。私自身は若いころ武術一筋がよいのだと硬い考えにとらわれていましたが、さまざまなことを経験すると、それらが直接武術の技に結びつくものではなくても大きな良い影響を与えていることを感じます。
特に繊細さを求められる事が私には良い影響をもたらしました。繊細さといってもすべての物事には繊細さが必要で、料理一つ作るにも、繊細に味付けするか、いい加減にするのかで与える影響は異なってくるのだと思います。
皆さんも時間が許せば、武術以外の趣味をもたれることをお勧めします。
下の写真は久留米の犬上軍兵衛 [扱心流柔道家] 墓碑のある臨済宗 妙心寺派の少林寺で撮ったものです。
無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の 稽古日時・場所の稽古風景の写真を更新しました。御覧下さい。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 25日(水)は久留米市内の道場です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/18(水) 21:33:38|
- 居合・剣術・柔術 総論
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一通り形の手順を覚えてしまったら、今度は速く、強くという慢心が生まれてしまうのはよくあることです。
いつもお話しているように速さ強さは調和の取れた動きの中から自然に生まれてくるものであって、求めて作るものではありません。たとえ速さ強さを求めて作ったとしても、それは隙だらけの速さ強さであって、手順の決まっている形においては見事に見え、自己満足もできるかもしれませんが、実際の場は変化極まりないものであり、きまった動きは一つもないので、全く役に立つ事はありません。
このような直接的な速さ強さを求めてしまうのは自分は基礎ができていると慢心を生じることによりましす。そのような人に限って、動きの中での自分自身の崩れに気づく事はありません。
たとえば抜付けですが、終始臍下に全てが治まっていなければならないのに、速く強くという邪念を起こし直接的な刀の速さ強さを求める人は必ず、上虚下実からはなれ気が上がり上実下虚になってしまいます。胸で抜付けた後、形を求めるために臍下に力を込めてみたところで、それは「肚で抜き、肚で納める」という動きの表面を真似したに過ぎません。出来てもいないのに、できていると慢心を起こし外見を求めできたようにしたいという邪念からそのような事が起こってしまいます。
急がば回れ。体の調和をまず求めなければなりません。
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- 2009/02/19(木) 21:46:58|
- 居合・剣術・柔術 総論
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劇団夢現舎の方から、先日行った居合の稽古の感想文が届きましたので今日からご紹介いたします。
劇団夢現舎のホームページ(←クリックしてください)はこちらです。
先日はお忙しいところ稽古をつけていただいて、本当にありがとうございました。
三時間という短いはずの稽古でしたが、密度が濃かったからか、とてもとてもゆっくりと
時間が過ぎて行く感じがした三時間でした。
今回の稽古では、力を抜いて真っ直ぐ立っということの難しさを改めて感じました。
自分の体から力を抜こう抜こうと、背骨や尾てい骨の意識を強めているばかりで、力が抜けるという感覚をいまいちつかめていませんでしたが、天と地を感じる事で、重力の方向を知り、それに体を預けるようにして、力の入っている部分が何処なのかを見つけられました。座っていても立っていても、天と地を意識して、力を抜けるように精進してまいりたいと思います。
また、先生の演武を拝見させていただき、相手とやる事の難しさを改めて思いました。居合いの形をする中で、敵を常に想定してする難しさ。変幻自在になる為の脱力の難しさ。静と動の両方を実現する事の難しさ。まだまだ僕には先生の棒術にあったような激しい動きをする相手が見えて居ませんし、それに対応する居合も出来て居ないと感じました。そして師匠の言葉、師匠の動き、それら全ては先生のブログのタイトル通り道標なのだと改めて思いました。一人で稽古をして、改めて先生の言葉を聞くと、陥りやすい考え方や体の使い方、その時は分からなかった事をあらかじめ指摘していて下さっていたのだと思いました。分かった気になっていても、やればやるほど、聞けば聞くほど身に染みて来きます。道を進まなければ分からない事なのだなと思いました。
稽古をする中でしか先生の言葉の意味はつかめない。先生の立場に立ってみると、人に物を伝える事の難しさを感じます。やって見せてもいくら言い聞かせても本人が変わろうとして居なければ何もならない。自分自身にも言える事です。芝居でも意識して居なかった事を指摘される時、どうしていいか分からなくなる事がありますが、変わろうと言う思いだけを胸に、現在の自分を捨てて動けるようにして居続けたいと思います。
自分の体にとらわれて、真っ直ぐ立つ事が出来ないように、現在の自分を天と地に預けて、あるべき方向へ向かわせる事が出来るようになって行きたいと思います。
本当にありがとうございました。またお時間ございましたら、是非ご教授願いたいと思います。
それでは、お体にお気をつけてお過ごし下さい。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。 3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 25日(水)は久留米市内の道場です。また、3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/20(金) 21:23:22|
- 居合・剣術・柔術 総論
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劇団夢現舎の方からの感想文の二通目です。
劇団夢現舎のホームページ(←クリックしてください)はこちらです。
先日は稽古をつけていただき有難うございました。
私は前回来て頂いたときの稽古には参加できなかったため久しぶりに見ていただきました。
毎回毎回教えて頂いている本質は変わっていないと思うのですが、自分自身の
中での変化や消化のしかたが違っていつも驚かされます。今回は特に力が入ってしまうのを気をつけようとして、また余計に力が入ってしまうのを繰り返していました。はじめて教わったときは何も考えずに抜いていた刀が上手くいかなかったり、形に捕らわれてしまったり。刀も以前はこんなに重く感じなかったと思うのです。不思議とここ最近の焦りとか、視野が狭まってしまっていることを見透かされた様な気がします。
切りかかってくる相手を上手く想像できるか、それが今回凄く大事なことに感じました。ゆったりと相手を見据えられるか。それがなんだか自分自身と向き合うことの様にも思えました。
本当にいつもわざわざ足を運んで頂きありがとうございます。いつも伺うお詰も楽しくて、ギリギリまで引き止めてすみません。一回一回の間が開いてしまうので教えずらいかもしれませんが、これからもどうぞよろしくお願いします。次来ていただけるの(そして、馬に乗れるのも)楽しみにしています。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が
再度更新されています。お読みください。
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- 2009/02/21(土) 21:15:35|
- 居合・剣術・柔術 総論
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劇団夢現舎の方からの感想文の三通目です。
劇団夢現舎のホームページ(←クリックしてください)はこちらです。
今回もお忙しいスケデュールの中、密度の濃い稽古をありがとうございました。少人数だったということもあり、先生の一挙手一投足一言が更に深く染み入ってくるような3時間でした。
今回、特に印象に残った(全部書いたらキリがないので)三点をあげます。
①【神前の礼】
久しぶりに先生にお会いして、稽古が始まります。いろんな期待や緊張に包まれた中当然神前の礼からです。しかしこの毎回やっている簡単な動きを、先生が改めて新しい言葉で解説して下さった事に、冒頭からいたく感激いたしました。今思えばこれまでも礼の時には、毎回違う言葉で注釈して下さった事を思い出しました。それだけこの動きの中には奥深いものがあり、それはいつも違う言葉で当ても根本ではつながっていると同時に、先生自身も新しい発見の中で毎日礼をされていることと思います。始まりから気持ちがとても引き締まりました。
②【左側に気をつけろ】
右手だけにならない。このことは今まで何度も言われてきて意識はしているつもりなのですが、ついつい「斬ろう」という気が強くなって、気がつくと右側が先走っていたようです。それが今回はそうなっている自分がよくわかりました。どうしてそう思ったのか?座るときの袴捌きか?、抜刀のときか?一体いつそれを感じたのかはまったくわかりませんが、意識的に左を使うことによって身体のバランスが取れてきたような気がします。昔の映画のタイトルじやありませんが「左側に気をつけろ」。今後肝に銘じて稽古に臨みます。
③【昔の絵】
「道標」をいつも拝読させて頂き、とても勉強になっています。先日、「絵に学ぶ」の回で昔の伝書の絵から学ぶべきことが多いとありました。しかし自分は、その絵をみても正直何のことやらさっぱり理解できませんでした。しかし、今回の稽古で先生の所作や手本を見たときに「あっ、あの絵と同じだ!」と一致しました。それから再びHPを開いて伝書の絵をみると、到達できるかはわかりませんが、自分の目指すべき身体のイメージが湧いてきました。あらかじめ絵を見たから先生の動きから発見できたのか、先生の動きを見たから絵が理解できたのかはわかりませんが、日頃から興味や疑問を持つことは決して損しないことだと思いました。そして、やっぱり「昔の日本人は凄い!」と感心しつつ、自分にもその可能性が潜んでいると思うとワクワクしてきまます。
以上になります。そして何より、「上手くやろう!」と言う気持ちが大分抑えられるようになって、先生に言われたことを素直にやろうと(簡単にはできませんが‥・)身体が動き始めてくれたような気がしたことに、手前味噌ながら自分の成長を感じました。
次回の稽古も楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。 25日(水)は久留米市内の道場です。また、3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/22(日) 21:16:23|
- 居合・剣術・柔術 総論
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劇団夢現舎の方からの感想文の四通目です。
劇団夢現舎のホームページ(←クリックしてください)はこちらです。
先日はお忙しい中、居合のご指導を頂きありがとうございました。
やはりいつも居合の稽古をさせていただいて、自分の悪い欲深さや、力に頼っていること、姿勢の悪さに気付かされます。斬ろうという気持ちばかり専攻したり、いつの間にか力に頼っていて「それらしく見せよう」としてしまいます。
と反省点はありますが、「やらない」「やろうとしない」を頭においておけば何か次の道が見えてくるように思いました。はっきりと言葉にはできないのですが、夢現舎の芝居に必ずや生かせられるものと信じています。
お忙しいとは存じますが、また是非ともご指導いただきたいと思っております。よろしくおねがいいたします。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の2月18日の稽古記録に
追記しました。お読みください。
3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。 25日(水)は久留米市内の道場です。また、3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/23(月) 21:19:32|
- 居合・剣術・柔術 総論
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劇団夢現舎の方からの感想文の五通目、最後です。
劇団夢現舎の方は一回の稽古で多くの事を会得されます。武道では言い方が悪いのですが「技を盗む」といいますが、まさにその言葉どおり、本質を見てとる能力が高いのだと思います。
皆さんにも見習っていただきたいと思います。
劇団夢現舎のホームページ(←クリックしてください)はこちらです。
先日は稽古場にいらして頂いての稽古、そして日本武道館でたいへんお世話になりました。
先生の居合の稽古を受けるのは久しぶりで、個人で復習はしていたものの、正直少し緊張していました。
私は緊張したり慌てたりしてよく力が入って肩が上がったりしてしまいますが、そのわりに、何故か今回はすっと力が抜けて、いい意味でマイペースに稽古を受けることができたように思います。
何が違ったのか・・・?と考えますといつもは他の劇団員と稽古すると「上手くやらなきゃ」「こわい」などと余計な事を考えているように思います。今回幸運にも先生が太刀打の相手をしてくださり、
先生をきちんと見て、きちんと「斬る」と思ってやりましたら、不思議と落ち着いてできたように思います。
また次にお会いできる時までに少しでも進歩しているよう先生にお借りしている居合刀を使って稽古させて頂きたいと思います。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
3月15日(日) の無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館を汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せました。ご確認いただき、どなたでもご参加ください。
第32回日本古武道演武大会の写真を汪館ホームページの渋川一流の行事のページに載せました。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。 25日(水)は久留米市内の道場です。また、3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/24(火) 21:41:22|
- 居合・剣術・柔術 総論
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先日行った渋川一流柔術の初段受審時の論文です。お読みください。
「姿勢について」
「姿勢」とは、体の構えや心の持ち方のことです。武術においても、心と体のことを指し、姿勢は基本に関わる重要なものです。
敵のあらゆる動きに対応するには、自由に動けなければならず、それには姿勢が崩れていては困難です。 体の構えは、立ち姿の時でも正座をしている時のように、無理な力や歪みのない自然な姿であることが大切です。自分の体のどこかに無理があれば、無理をしているところで流れを止めてしまいます。
また、体の中心を感じずに、ただ力を抜くだけでは、自分から崩れてしまいます。体に中心があることを忘れず、体の重みに任せて重心が下に降りるのを感じながら工夫していくことが必要です。
そして心は浮つかず、居着かず、体と同様に柔らかくなければなりません。 心と体は密接な繋がりがあるため、心の揺らぎは体の動きに影響を与えます。例えば人は、嬉しいと飛び跳ね、怒れば肩が上がり、驚けば飛び上がり、恐れから体を固めることがあります。普段何気なくしている動作でも、急いだ心では落着きをなくし、思いがけない失敗につながることもあります。また、何かをしようと意識するあまりそれにとらわれ、心を居着かせてしまいます。心が居着くとは、体も居着くことです。
素直に、慌てず、怖がらず、普段通りの落ち着いた心を持つことが大切になります。
呼吸も、体と心に欠かせないものです。呼吸と合わない動きは体を置き去りにし、不自然な呼吸は心を落ち着かなくさせます。逆に、固めた体では呼吸は腹部まで深く入ることは難しく、不安定な心では呼吸を乱してしまうことがあります。自分の間に合わせた、深い呼吸を心がけなければなりません。
初心のうちは自分の癖が、特に体の姿勢に影響を与えることが多くあります。自分の癖とは、日常生活の中で身についてしまった所作のことです。それは、学校やスポーツで身に付いた姿勢や、仕事での動作、猫背や脚の歪みといった生活習慣などからくるものです。また、長期間にわたる怪我をした場合、いつの間にか、その部位をかばう動きがついていることもあります。それらは体のねじれや歪み、重心のずれ、または片寄りのある力の使い方として現れます。身に付いた癖は、無意識に行うことが多いものなので、気付いた時や、周りからの指摘された時にはその理由を考える必要もあります。
道場の中だけでなく、日常の中でも意識して、自分の癖を無くしていくことが肝要だと考えます。
3月15日(日) の無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館を汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せました。ご確認いただき、どなたでもご参加ください。
第32回日本古武道演武大会の写真を汪館ホームページの渋川一流の行事のページに載せました。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。第2、第4水曜日はそのつど久留米道場の稽古記録に記載します。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
- 2009/02/25(水) 21:23:12|
- 柔術 総論
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無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場がある久留米市は高山彦九郎終焉の地です。高山彦九郎は江戸時代後期の勤皇家で林子平・蒲生君平と共に、「寛政の三奇人」の1人とされています。
彦九郎は上野国新田郡細谷村に生まれ13歳のころ『太平記』を読み志をたて、18才になると京にのぼり、漢学者の岡白駒、河野恕斎父子に学びまた、伊勢崎では、村士玉水、浦野神村らと交友する中で、山崎闇斎の崎門学派に傾倒していったといいます。江戸では学派にとらわれない多くの学者と交流し、嚶鳴館の細井平洲、蘭学者の前野良沢、曾輔堂の菅野輪斎などと幅の広い交友を深め、北海道、四国を除く全国各地を歩き、多くの学者たちと交流を持ちました。
頼山陽の高山彦九郎伝には彦九郎が居合の稽古をしていたと推測できる記述があります。
写真は福岡県久留米市寺町遍照院にある銅像と墓地 案内板です。
久留米は過去の偉人を大切にする地であるらしく、お寺の前にはそのお寺に葬られている学者や武術家などの案内板が立っています。
3月7日(土)、8日(日)の2日間、久留米での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古会を行います。7日(土)は午後6:30~8:45、8日(日)は午前9:30~午後4:45場所は土曜日は未定ですが、日曜日は荘島体育館剣道場です。興味のある方は無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先よりご連絡ください。
3月15日(日) の無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館を汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せました。ご確認いただき、どなたでもご参加ください。
第32回日本古武道演武大会の写真を汪館ホームページの渋川一流の行事のページに載せました。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。第2、第4水曜日はそのつど久留米道場の稽古記録に記載します。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/26(木) 21:21:02|
- 武道史
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先日、東京に行ったおりに友人がこのような話をしてくれました。
「武道は精神修養になりますか」と聞かれたときには「仕事を一生懸命したほうがよほど精神修養になる。」と答えると。
そのとおりだと思います。私が武道を何十年か稽古してきて身についたことは精神が強くなったとか、悟りを開いたということではなく、なんとか心を閉じ込めずにいることができるようになったということくらいです。
どういうことかというと、いろいろと窮地(武術という場面ではなく、さまざまな社会生活で)に陥ったときに何とか対処できるようになったかなと言う事です。つまり逃げる余裕ができたということです。武術とは生き長らえる為の術であり、特に居合や柔術は護身的な性格が強い武術です。中條流では兵法といわず、平法といい、「長生の術」としたというのも納得できます。
たとえ精神修養になりえるとしても、かくあらねばならないと精神修養論を前面に出すのははじめに精神修養ありきということになり、修行と精神修養はまったく別物の二本立てになってしまいます。それは修行の結果ではありません。江戸時代には心の荒れた者が武器を持つこともあったので、武術の修行に当たって精神修養を先に立てなければならなかったという事情もあるかと思いますが・・・。
また、いくら精神修養をうたったところで、現代のように武道の大会を行うのに前日から会場を借り切って他の団体が練習できないようにしたり、試合の練習会場という名目で、試合会場以外のスペースを借り上げて、他の団体が練習できなくするような運営をする武道に精神修養の効果が現れているとも思えません。
武術の稽古をするものは、稽古を通じて己の体と心の調和を保ち、その延長として争いにいたらぬように他との調和を保つことを大切にすることを、まず心がけなければならないと考えます。
3月7日(土)、8日(日)の2日間、久留米での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古会を行います。7日(土)は午後6:30~8:45、8日(日)は午前9:30~午後4:45場所は土曜日は未定ですが、日曜日は荘島体育館剣道場です。興味のある方は無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先よりご連絡ください。
3月15日(日) の無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館を汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せました。ご確認いただき、どなたでもご参加ください。
第32回日本古武道演武大会の写真を汪館ホームページの渋川一流の行事のページに載せました。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。第2、第4水曜日はそのつど久留米道場の稽古記録に記載します。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
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- 2009/02/27(金) 21:40:12|
- 居合 総論
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以前も述べましたが書の稽古は武道をするものにとって大切です。しかし、私自身は高校時代の芸術は書道をとったものの全く上達しませんでした。書道の先生は 「かな」で高名な村上俄山先生で、私達が高校で村上俄山先生に授業を受けた最後の生徒でした。先生は書家としての道を歩まれるため教員は退職されました。
次に私が書を稽古したのは大学時代です。無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生が目上の人に手紙を出すのには筆書きでなければならぬからと言われ唐の虞世南の孔子廟堂碑を書く事を勧められました。大学時代と自衛官時代にも練習はしたのですがやはり駄目、先生に手紙を出す時には筆書きにしたものの、あまりの下手さに自分自身であきれていました。
先日、ある人からお礼にといって硯と、墨を頂きました。墨は古梅園の菜種油を使った油煙墨でかな用に最適なもの。私が以前から持っているものと同じで、伝書用に最適な墨です。ご本人は書はされないということでしたが、よく、調べられたものと感心しました。
先日、無双神伝英信流抜刀兵法の師範代にやっと中伝の伝書を三巻渡す事ができましたが、下手ながらも何とか書いたのは高校時代に村上俄山先生に教えを受け、その後、梅本三男貫正先生に勧められて孔子廟堂碑の練習をしたおかげだと思います。また、下手ながらに今は書を楽しむ心の余裕が生まれてきました。自由な時間があればよいのですが・・・。まだお渡しすべき人に書くべき伝書がかけていません。
熱心に稽古される方は時間のある時に書の稽古をしてください。
3月7日(土)、8日(日)の2日間、久留米での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古会を行います。7日(土)は午後6:30~8:45、8日(日)は午前9:30~午後4:45場所は土曜日は未定ですが、日曜日は荘島体育館剣道場です。興味のある方は無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先よりご連絡ください。
3月15日(日) の無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館を汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せました。ご確認いただき、どなたでもご参加ください。
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- 2009/02/28(土) 21:22:01|
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