流派武術において江戸時代家元制度がとられることはごくまれでした。有名な流派では天神真楊流がありますが、なかなかうまく機能しなかったようです。というのも武術は芸道のようにその流派の家元が良しといえばそれで通るものではなく、あくまでも実力が伴わなければならないものでしたから、家元だと威張ったところで実力がなければ無意味であったからです。
現在使われている宗家という言葉は武術流派の古文書では見たことがありません。その流派の歴代の師範を見ていくと、江戸時代に家元制をとっておらずいわゆる免許皆伝である者の後代が宗家と自称するようになったのは自分の権威づけをしたいための主に戦後の風潮です。
さて、写真は江戸時代に行われた長刀の流派で月山流という流派の「家元」から出された書簡です。この流派では「家元」という名称を用いていますが華道・茶道のように不完全相伝制をとって免許皆伝の弟子にも免許の発行は許さなかったのかどうかは今後の研究によります。また坂田家の二代目と記してありますから他の家があったことも推定できます。
月山流は一つの藩ではなく各地に伝わって伝承があった流派です。他の藩の人たちもこの家を家元として認めていたのか、あるいは家元という名を持つ家が沢山あり皆傳者をそう称したのか興味あるところです。
家元という書き込みは後にされたようですが現代に記されたものではないようです。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日
荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
- 2011/10/01(土) 21:25:43|
- 武道史
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本日の講習会にも栃木県や神奈川県、愛知県、福岡県など遠方から稽古にお越しいただき、誠にありがとうございました。
本日の講習会では正座の姿勢や立ち姿勢、歩行の時の姿勢などについて力まぬこと、自然の状態に体を任せることを初めに稽古していただき、皆さんある程度のレベルを身に着けていただいたのち半棒の稽古をいたしました。
半棒の稽古では方の多くがたった状態でかまえないところから始まる形が多いこともあり、また両手を自由にスライドさせて使うことができるという利点もあり、皆さん座った状態立った状態のままに体を動かすことができていたように思います。問題となったのは相手の刀をうち落したり、相手に打ち込んだりするときに臍下中心の体の状態を崩し、形中心・腕中心に打ち込まれようとしたところだと思います。しかし力をそのような部位に込めれば込めるだけかえって力は伝達されることはなくなってしまいます。臍下からの伝達経路を自ら遮断してしまっているからです。形の稽古においてはやったという実感を求めてはならないということを肝に銘じなければなりません。実感を感じた時には実際は有効ではない動きをしている時だと理解してください。
半棒の稽古の後は大石神影流表十本の稽古をしていただきましたが木刀を持つと両手を自由に動かすという動きができないために木刀を手にした時点で固まっていた方もおられ、そのままなんとか手数(形)の動きをこなそうとがちがちになって無理やり動かない体を動かされている方がおられました。そのような稽古をされた方は筋肉痛になっているだろうと思います。剱術も半棒と何ら変わることなく初めに行った座視性立ち姿勢のまま動けなければ手数(形)を通じてどのようにでも動ける体を養うことはできなくなってしまいます。形稽古は形を通じてどのようにも動ける体を作るのであって、形を見事に演じることを目的としたときそrては武術ではなくなってしまいます。
最後に渋川一流の居合の形を稽古していただきましたが居合刀であっても木刀よりもさらに意識が固まり、がちがちになられる方もおられたようです。抜付ける・斬るという動きは刀の機能を発揮させるためにあるのであって「自分が」という思いで動いていたのでは刀は機能を発揮せず逆に刀の働きを阻害してしまうことになります。刀の動きを阻害するような動きの無理無駄がある稽古を心地よい、達成感があると感じているとすれば大きな迷いですので迷いをなくすところから始めなければいくら稽古しても違うものにしかなりません。すでに述べたように自由になるということは筋肉の緊張に伴う実感を伴うものではありません。むしろ実感はなくなるものです。思いを改めて稽古を続けていただきたいと思います。
最後になりますが、本日初めに稽古していただいた座姿勢・立姿勢・歩行の姿勢が半棒を手にしても木刀を手にしてもさらに刀を手にしても同じようにできるよう工夫していただきたいと思います。
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- 2011/10/02(日) 21:55:59|
- 居合・剣術・柔術 総論
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居合は刀を抜付けるという動きそのものが難しいため、初めのうちは素抜き抜刀術ばかりを稽古し対人で稽古するのは少し上達してからのことになります。
動きそのものが難しいというのは、技は伝統工芸などと同じく繊細な工程の積み重ねが必要であるということです。
そのためには自分の状態がわからなければなりません。自分の重心はどこにあるのか、肩は上がっているのか、落ち着くべきところにに落ち着いているのか、そけい部の状態はどうなっているのか、手首に力みは入っていないか、等々、自分の体の状態がわかっていなければ、いくら動いてみたところで、それが正しい動きであったのかどうかを自分で判断することはできません。いくら形稽古を重ねても外形を作ることができるようになっただけで本当の上達はないのです。
自分の体の状態がわかるようになるための稽古は刀を手にしていない日常生活の中でのほうが、行い易いものです。刀を手にすると刀を何とか操作したいという思いが「我」となり、刀の執着して自分自身が見えなくなってしまうからです。むしろ茶碗を持つとき、觜を持つとき、皿を洗うときなど少し意識を自分の体に持っていけば自分の体の状態を感じることができます。そのような日常生活の中での稽古の積み重ねを道場内で刀を手にする時の稽古に生かしていけば刀を天したときにも体の状態がわかるようになってきます。
最初に対せ憂いなことは刀を振ることではなく己自身を知ることです。忘れず、着実に上達してください。
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- 2011/10/03(月) 21:25:25|
- 居合 総論
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渋川一流柔術の稽古で相手に背を向けて大きく投げる動きの形が苦手な方の多くが投げる前に目線が下に落ちています。相手に対しているときの方は相手の目を見ているために目線が落ちることはないのですが、相手を背にしたときには気が焦り、投げる前から下を向いているのです。
投げる前に目線が下に落ちてしまうと首や背は床面に向かって曲がっており、すでに投げた後の体勢になってしまいます。投げた後の体勢から相手を投げようとするのは非常に困難で、腕力がよほど強く腕で投げれる人でなければ不可能です。
自分の目線がどうなっているのか確認してください。
昨日仕事から帰り裏山に上り栗は落ちていないか探してみました。沢山というわけにはいきませんでしたが、いくらか落ちていましたので拾って帰りました。栗のいがの痛さも1年ぶりに思い出しました。父のおやつくらいにはなりそうです。
居合講習会の写真を貫汪館ホームページ・無双神伝英信流抜刀兵法稽古のページに載せました。ご覧ください。
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- 2011/10/04(火) 21:25:04|
- 柔術 業
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渋川一流柔術には6尺棒や、3尺棒、十手や分童、鎖鎌などの得物を用いる形があります。また、受は刀を用いねばならず、居合(素抜き抜刀術)の形もあるため刀を用いることにも習熟しなければなりません。
ところがかなり稽古が進んだ方であっても、それぞれの得物の間合がいい加減になっている方もおられます。6尺棒には6尺棒の間合、3尺棒には3尺棒の間合、刀には刀の間合、鎖鎌には鎖鎌の間合いがあり、それぞれ異なっています。鎖鎌が刀の間合でしか使えなければ刀に対しえるはずもなく、6尺棒もまたしかりです。長い得物はその利を生かして使うものであり、使えないとしたら稽古が不十分である以外の何物でもありません。また受をするために刀を腰にしたり、構えたりしても刀の間合がわからす懐剣で打ち込むかのような間合であれば捕の稽古になるはずもありません。
渋川一流の免許皆伝上極意に至ろうとすればすべての体系を会得しなければならず、刀は苦手だからとか、得物を持つ技は苦手だからということはできません。それらの得物を扱うためには基本中の基本としてそれらの得物の有効な間合というものを知るところから始めなければなりません。
貫汪館居合講習会の写真を貫汪館ホームページ・無双神伝英信流抜刀兵法稽古のページに載せました。ご覧ください。 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日
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- 2011/10/05(水) 21:25:32|
- 居合 業
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渋川一流柔術には「負投」のような相手を背にして投げ落とす方もあります。この「負投」や「片手投」のような相手が大きく宙を舞うように見える形では初心者の方が勘違いしておられることがありますので念のために記しておきます。
これらの形は初心者の方が見ると、投げ飛ばしているように見えるようなのですが、実際はそうではありません。相手を投げ飛ばしているのではなく相手の重心を下へ落としているだけなのです。したがって腕力を用いて上半身で投げるという感覚は全くなく、所謂力を用いることはありません。
大きく投げる技は、先入観を持たれているとあたかも、腕力を用いているように見えるのですが、上級者の動きをよく観て動きを盗み取ってください。
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- 2011/10/06(木) 21:25:42|
- 柔術 総論
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初心者の域を脱しかけている方にとっての関心は、いかに有効な技をかけるかということにあるようで稽古を見ていても、相手の体に触れてからのちの稽古に熱心なようですが、それでは有効な技兄なるはずはないのです。
何度も繰り返しているように立ち姿に力みがあれば、そこからいくら動いても腕力で技をかけるだけになってしまい、よほど体格や体力に差がある場合は別として動きは有効に作用しません。
立っているときに、特にそけい部の力みをなくし肩の力みをなくして、それを基準として動いていけば、自分の体重は、そのまま技をかけようとする相手の部位にかかっていきます。つまり技を有効にに働かさせようと思えば基本を疎かにすることは絶対にしえはならないことなのです。
自分がどのような稽古をしているか振り返ってください。
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- 2011/10/07(金) 21:25:32|
- 柔術 総論
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柔術の稽古を始に六尺棒の基本の方である棒対棒の形を行っていますが、ここで疎かになっているのが突きの動きです。
基本的なことから述べますが、相手に対して前に出ている足の爪先は前方に向いていなければなりません。子供たちの中には半身になることが苦手で両爪先が横を向いてるものもいます。相手をしてくださっている大人の方はよく見て指導してください。
次に棒を打ち合わせてから突きに移るときの動作ですが、右手はできるだけ大きく開き棒端を持つようにします。子供たちの中には打ち合わせたら、右手をそのままの位置に保持して突こうとする者がいますが、これでは棒の長さを十分に使うことはできません。指導していただいている方はよく見て指摘してください。
最後に右手が腰に位置し突き始めるときは腰の前方への移動に乗せて上半身が動き腕が動いていきます。そのとき左手の内は滑らせることによって棒は相手へ伸びます。子供によっては左手の内を滑らせず握ったままにして棒を使う者もいますのでよく見て指導してやってください。
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- 2011/10/08(土) 21:25:21|
- 柔術 業
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渋川一流柔術の形で相手を仰のけに倒したときにの多くは技膝で相手を抑えています。また、無双神伝英信流抜刀兵法の詰合いの「岩波」も膝で相手を抑えます。
抑えた時の体勢が下肢が突っ張り腰が高くなっていれば相手に重さはかかることがなく抑えたと思っていても相手はこれを簡単にはねのけることができます。
このようになる原因は相手を倒し投げるときに上半身を用いていることにあります。上半身中心に動いているのですから」相手を投げた時には下半身は虚であり相手が下方に下がっていくにつれ下半身は高くなってしまいます。安易に結果を求めて上半身を働かせてしまうので、このような体勢になってしまいますので、難しくても下半身で相手を倒し投げる稽古を重ねなければなりません。上半身で相手を倒し投げる癖がついている方には動きを変えることは難しいかと思いますが、動きを変えることなく上達することはありませんので覚悟を決めて稽古してください。
子供達を指導していただいている方も、子供の体勢がおかしかったら抑えた姿勢ではなくその前の動きを正すように指導してください。
今年も藍の花が咲きました。今年は染めれるだけ育てたのですが、生葉染めをすることなく夏が過ぎ去ってしまいました。来年のために種を取っておきたいと思います。
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- 2011/10/09(日) 21:25:32|
- 柔術 業
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ずいぶん前のことですが、ひょんなことからとある大きな団体のとある武道の先生と話した時のことです。その先生は、その団体では最高段位を得ておられる方だったようなのですが、その方が私に「その団体の段位はほしくはないのか。」とお尋ねになられました。私は「師匠に頂いたものがすべてですから、そのようなものに興味はありません。」とお答えしましたが、その方にとって、その答えは意外なようでした。
私にとって流派武術は師から弟子へと受け継がれるもので、師に許されることが評価であり、師以外の者からどのように評価されようとそれは流派を知らぬ者の言葉ですので関係のないことでした。しかし、その方の価値観では流派を超えた大きな組織の中で高い地位を占めることにも意義があるように考えておられました。
流派を超えた大きな組織といえば聞こえはよいのですが、それぞれの流派で指導の体系や、それぞれの段階における価値観が異なるので、多くの流派が存在しました。それを流派を超えた存在が、言葉を変えれば他流派の先生が他流派の修行中の弟子を評価するということは、価値観を無理やり統一してしまうということです。それでは流派とは言いっても外形、手順が異なるだけで流派とはいうことができない統一規格のものを稽古せざるを得なくなってしまいます。
これは、何に価値を置くかという価値観の違いですからどちらが良い、悪いというものではないかもしれません。しかし、流派を稽古する以上私は武道の統一団体など無縁のものだと思っています。
裏庭の蜜柑がだいぶ大きくなってきました。日当たりのよい場所は少し黄色く色づき始めています。
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- 2011/10/10(月) 21:25:36|
- 居合・剣術・柔術 総論
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渋川一流柔術の技の中には「切込」「切落」「潜投」など柔術が剱術の影響を強く受けて成立したものだということを直接的に感じさせる形があります。
これらの形は、ただ柔術のみを稽古している方には理解しづらく、逆に刀がある程度使える人にとっては会得しやすい形であると思います。柔術が刀を用いる時代に成立した武術である以上刀を用いる術が基盤としてあるのは当然のことで、江戸時代の武士であれば柔術を専門に稽古する者でも刀の扱いの基本は会得していたものでした。また農村地帯で流行した柔術はその多くが剣術や居合などの技を含んでおり農民であっても柔術を稽古する者は刀の用い方は体得していました。
現代人は時間もなく、また何故か一芸専修の弊があるために柔術を稽古する者は柔術だけ、居合を稽古する者は居合だけ、剱術を稽古する者は剱術だけを稽古するという風潮がありますが、それは逆に武術の会得を難しくさせてしまいます。柔術を専門に稽古される方であっても最低限の刀の扱い方は身につけておかなければなりません。
本日は代休であったので、裏山に上り栗を拾いました。前回よりたくさんありましたが、小栗ですので食べる量はわずかにしかなりません。
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- 2011/10/11(火) 21:25:12|
- 柔術 業
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たかが絵ですが、この絵の人物よりも自分のほうが勝っているといえる方はなかなかいないでしょう。とくに手のうちの繊細さは真似できないものがあります。
この絵を見て何も感じ取ることができない方はまだ観る目が育っていないという事ですので、稽古をするにしても自分勝手な我儘な稽古をしていながら「上達しない。良しといわれることが無い。」と思っている可能性があります。自分にみる目が育っているのかどうか、よくよくこの絵を見て判断してください。
先日、再び熊本へ行ってきました。県外へ出ても古武道関係の行事であったり,指導であったりするため観光の時間もなくただ出費が増えるだけですが、今回は純粋に観光をし次男とともに見聞を広めてきました。子供には経済的な面では何もしてやれないので、せめて今のうちに見聞を広めさせ将来を考えさせる基とさせてやりたいと思っています。
二日間旅をしたのですが一日目は人吉に行ってきました。7年前に次男を連れて行き、ナイフ作りの体験をさせキャンプをして球磨川下りをして球泉洞という鍾乳洞に入りました。、そのときは雨が降っており鍾乳洞の中の川が増水し、探検コースは途中までしか行けませんでしたが今回は奥まで行くことができました。小学校低学年までガイドの方の案内で歩くことができるコースですが大人でも楽しめます。
写真で紹介いたします。最初の球磨川の写真は次男が撮影、あとは私がとりました。一度に写真を載せると重くなりますので分けながら載せていきます。
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- 2011/10/12(水) 21:25:16|
- 武道史
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「思いが変わらねば技は変わらない。」と無双神伝英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生はおっしゃいました。
いくら教えを受けても「自分が」という思いや「力強く」とか「めりはりが大切」などという自分勝手な思いを持っていては上達するはずはありません。そのような思いを持っていれば教えられたことを素直に受け入れることができるはずもなく所詮は自分勝手な技とはいえない技が身に付くだけになってしまいます。
渋川一流柔術の師 畝茂實嗣昭先生は「やっていれば、何とかなる。」とおっしゃいましたが、戦前の稽古は毎日三時間です。やっていればなんとかなるというのは毎日三時間稽古すれば気付き向上するという事でしょう。毎日三時間稽古できる方は、今のまま自ずと気付くまで稽古を重ねてください。
そうできない方で年月を重ねても向上しない方は思いが違うのです。教えられたことをしているつもりでも、そこに自分勝手な思いが入っていれば違う方向にしか行くことができません。
自分の心を見つめてください。
球泉洞の探検コースの写真です。先頭を歩かれているのがガイドの方で説明がわかりやすく、とても親切でした。小学生なら冒険をしたという気分になると思います。
この鍾乳洞は愛媛大学の探検部によって発見されたそうですので、地元の経済の発展に大学生が大きな貢献をしたということになります。下から二枚目の写真が行き止まりでこの先は断崖絶壁になっており誰も降りたことはないそうです。
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- 2011/10/13(木) 21:25:43|
- 居合・剣術・柔術 総論
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暫く前のことですが髪型を変えられた方の居合の技が良い方へと変化しました。たかが髪型なのですが、髪型が体の感覚に変化を与えよいほうに導くということもあるようです。
もうだいぶ前のことになりますが、髪の長い女性のほうが初心者の上達の度合いが格段に速いので不思議に思い、私自身が髪を伸ばして実験してみた事があります。周囲の人は色々な目で見ていたようですが、私自身にとっては自分自身の体を用いる実験でした。
私自身の経験ですが肩に髪が届くほどになり、髪の毛が風になびくということが感じられるようになった時にあきらかに上半身の感覚が繊細になったように感じました。肩の力み背中の力み。首筋の力みが今まで以上に分かるようになり、それを消すことで動きも随分楽になりました。そのまま伸ばし続けて、どう変化するか知りたかったのですが、お金を稼ぐための社会生活もあり、髪を短くしてしまいました。
兵学者の一部や易者などが総髪にしていたのも何か関係があることかもしれません。
もっとも、このような感覚は着る物や着こなしによっても違ったものになるようです。
人吉の球泉洞を観光した後は次男のリクエストで五木村に行きました。五木村は五木の子守歌 「おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先ゃおらんと 盆が早よくりゃ 早よもどる・・・・」で有名です。
五木村はダム建設のためにダム湖の底に沈む予定で6年前に訪れた時に随分工事が進んでいたようなのでダムが完成しているのではないかと行ってみました。しかし、ダムは完成しておらず、五木村ニュータウンだけができていました。
あとでクラフトパーク石井公園に行き、鍛冶屋さんの奥様にお話を聞くと人吉の人はダム建設に反対しているのだそうです。何故かというとずいぶん前、同じように上流にあるダムが大雨のときにダムが持たないということで放流したところ、人吉市内は水浸しになり一階まで水につかり二階に避難しなければならなかったとのこと。もう一か所にダムができ、その下流で流れが一つになるので二つのダムに同時に放水されれば町は壊滅的な被害にあうだろうとおっしゃっていました。
写真は五木村で食べた鹿カレー(鹿肉はきれているということだったのですが、他の女性の言葉で何故か残っていたものを特別に出していただきました。癖もなくおいしかったです。)、五木村のニュータウン、橋げた(車のあるところも水没します)と湖底に沈む資料館です。五木村のニュータウンの中を車で走ってみましたが軒先に鹿の角が沢山かけてある家があり、猟をされているのだと実感しました。
最後の写真がクラフトパーク石井公園です。様々な体験ができるところで、陶芸や郷土玩具への絵付け、觜づくり、指輪づくりなどができます。私は以前三回ほど行き、包丁やナイフ、鎌、移植ごてなど多くのものを作らせていただきました。
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- 2011/10/14(金) 21:25:42|
- 居合・剣術・柔術 総論
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稽古して上達するためには覚悟が必要です。
この程度でよいだろうと考えたり、自分はこの程度しかできないのだからと思ったり、自分のペースで稽古すればよいなどと自分中心に考えていては絶対に上達することはありません。そのような甘い考え方で自分に打ち勝って上達することなど不可能です。
上達とは今の自分に次の次の自分が打ち勝つことであり、過去の自分に今の自分が勝っていなければ上達していないどころか、時がたっているだけに下手が身についているといえます。
稽古とは常に自分自身との戦いであり、自分の至らぬところ駄目なところを克服するための戦いです。稽古の度に自分自身が情けなくなる過程を経て上達があります。
そのような覚悟がなければ上達を求めるのは無理というものです。
人吉を観光した後は熊本市内行き。「みずあかり」というイベントを見に行きました。主に竹を利用した灯り・灯篭が幻想的な雰囲気を出していました。写真は次男が撮影しました。4枚目と5枚目の写真はお堀に浮かぶ灯りです。明日の写真は私の写真です。
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- 2011/10/15(土) 21:25:14|
- 居合・剣術・柔術 総論
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講習会で会場の手配をしてくださる方、食事の手配をしてくださる方、会場の準備をしてくださる方、あるいは日々の稽古の場所を借りる手続きをしてくださる方、掃除をしてくださる方。そのような方々がおられ、目に見えないところで働いてくださっているから講習会を開くこともでき、日々の稽古をすることもできます。
遠方から講習会に参加していただく方もそのような事がよくわかっておられ、いつも感謝の言葉をかけてくださっています。お互いに仕事を分担し、お互いに協力し合って道場の運営をして頂く人達で貫汪館は成り立っています。
カルチャーセンターにも及ばなかった、かってのような自分は何もしないが利益だけは受け取るいというエゴイスト達は存在しません。
熊本の「みずあかり」で私が撮った写真です。二枚は失敗写真ですが不思議と良い雰囲気が出ました。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。詳細が決まりましたらお知らせします。
次回の貫汪館居合講習会は12月4日(日)です。講習内容は「大小詰」と「奥居合座業」です。
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- 2011/10/16(日) 21:25:57|
- 居合・剣術・柔術 総論
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半棒には刃はついておらず、相手を打撃することによってダメージを加えます。
この打撃の威力ということを勘違いされて打ち込むときに両手に力を込めてしまう間違いをおかすことがあります。打撃の瞬間に両手に力を込めるといかにも力強く打ち込んだように錯覚してしまいますが、実際には自分が力んでいるだけであって棒の威力となって相手に力が加わっていくわけではありません。むしろ力が加わるのを阻害しています。打ち込んだ時に棒の角度が高くなっている(棒がたっている)場合は、両手に力を込めて力強いと錯覚している場合が多いので注意が必要です。
熊本の小泉八雲の旧居の写真です。小泉八雲の旧居は松江にもあります。松江の冬があまりにも厳しいので熊本に転勤させてもらったという事でした。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。詳細が決まりましたらお知らせします。
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- 2011/10/17(月) 21:25:29|
- 柔術 業
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渋川一流柔術の居合の「突留」は柄頭で相手の中段にあてを入れるところから始まります。この柄当でも昨日述べた半棒での打撃と同じ間違いをすることがあります。
当ては相手の体の中に入っていかなければ威力を発揮しないのにもかかわらず、一人で行う居合にあっても相手の体の表面に柄頭を持っていき、そこで自分の体を固めていかにもあてたというように錯覚してしまうのです。朔日も述べたようにそれは自分の力みを威力であると錯覚しているだけであって相手には何ら有効な柄当とはなりません。
柄当の時の柄は相手の中段の内に入っていく動きでなければなりません。
熊本の夏目漱石の旧居です。夏目漱石は松江で勤務した後、熊本に住んでいます。下の二枚は次男の写真です。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。詳細が決まりましたらお知らせします。
次回の貫汪館居合講習会は12月4日(日)です。講習内容は「大小詰」と「奥居合座業」です。
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- 2011/10/18(火) 21:25:23|
- 居合・剣術・柔術 総論
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無双神伝英信流抜刀兵法の英信流表の「山下風」の最初の相手への一撃も相手の左側面への当てです。状況によって右拳または鍔で当てるのですが、難しいのは右手は柄頭を左手は鞘を手にしたまま両手で当てを行う事にあります。
両手で行うので体が一体となりやすいのですが、初心の内は両手が臍下の動きに同時に連動できず、両手が互いに干渉してしまい、十分に当てたつもりが単なる体の力みに終わってしまうことが往々にしてあります。
このような事態を解消するためには体が十分にやわらかく使われる必要があります。そのためには鼠蹊部には一切力みをいれず(つまり、立ち上がることなく、伸ばすことなく)、両肩は下がり、脇は落ち着き、当ての瞬間にも両肩が前に出ることなく当ては体の背面から行われる必要があります。
何も持たず、力まず、両拳を充てる動作を試み、その感覚を生かして形に応用してください。
熊本で夏目漱石の旧居を訪ねた後、横井小楠記念館と四時軒に行きました。横井小楠は武士というイメージよりも学者yというイメージの強い人物です。記念館には明治になって暗殺されたときに身を守るために用いた短刀が置かれていました。短刀には三か所大きな切込み傷があり、三回までは敵の切込みを短刀で防いだことがわかります。
四時軒は横井小楠の旧居でです。小楠は嘉永7年(1854)7月に兄時明が病死したので、財政を立直すため、在宅願を出して安政2年(1855)に相撲町から沼山津に移転し、この家を四時軒と名づけました。その後小楠は安政5年に福井藩に招聘され、文久2年(1862)まで肥後と福井を往復しましたが、文久3年の刺客事件で武士の身分を取上げられ、沼山津に蟄居させられました。明治2年1月5日京都で暗殺されたため、沼山津在住は実質8年8か月でした。
彼はこの地で私塾を開き多くの門弟を養成ました。現在記念館のあるところがその塾と寮の跡で、私塾は早く解体されて消滅し、住居も明治期の火災で一部分しか残っていませんが、解体再建された建物の中12畳の座敷と4畳の板の間部分が旧来の四時軒です。最後の風景は四時軒の外から見た風景です。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。詳細が決まりましたらお知らせします。
次回の貫汪館居合講習会は12月4日(日)です。講習内容は「大小詰」と「奥居合座業」です。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日
荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
- 2011/10/19(水) 21:25:33|
- 居合 業
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6尺棒や半棒、十手・分童などを手にすると、何とかそれらの得物を自由に扱おうと思ってしまいます。特に刀を手にしたらその思いはますます強くなるようです。
しかし、得物を自由に扱えるようになるという思いがあればかえって自由にはならず、得物に心も体もとられてしまい自由に扱うどころか不自由にしかならなくなります。
では、どうするのか。答えは一つです。手にする獲物とどうしたら一体になれるかを工夫するのです。どうすれば6尺棒や半棒、十手・分童と自分とが一体になれるのか。またどうすれば刀と自分が一体となれるのかという工夫なしに得物は自由に働きはじめることはありません。
手にすることがなければ、工夫することもできません。手にすることは一人でもできるものです。
田原坂の写真です。これで熊本の写真はおしまいです。一枚目が田原坂から見た政府軍側、二枚目が西郷軍が陣取った田原坂、三枚目が西南戦争の慰霊碑、四枚目が政府軍の軍装です。
当時の銃剣は今と違って剱そのものが随分長くすべての長さが身長の高さほどあります。政府軍が薩摩軍の日本刀による切込みにしり込みをしてしまったのは当時まだ軍隊において銃剣術の稽古がなされておらず、農民出身の兵隊たちが銃剣の扱いを知らなかったことによります。つまり至近距離で斬り込まれたら逃げるしかなかったのです。銃剣術の稽古が十分になされていたら刀に対する切込みにも負ける長さではありませんし、むしろ白兵戦では薩摩郡よりも優勢であったと思います。
銃剣術が稽古されていなかったのは幕末の武士の刀に対する愛着が白兵戦では小銃を捨て刀で戦うという方法を取らせたためであり、日本の白兵戦のいびつさは幕末に生じ、西南戦争で警視庁抜刀隊が刀で薩摩軍に対抗したといういびつさがこれに拍車をかけています。日本で本格的に銃剣術が稽古されるようになったのは日清戦争以降のことのようです。
久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。 次の久留米での指導は10月29日(土)です。詳細が決まりましたらお知らせします。
次回の貫汪館居合講習会は12月4日(日)です。講習内容は「大小詰」と「奥居合座業」です。
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- 2011/10/20(木) 21:25:12|
- 居合・剣術・柔術 総論
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先月、熊本県立図書館へ行ったとき、係の方の対応も、その他の窓口の方の対応も非常に親切で居心地の良い思いがしたのですが非常に残念なことが一つありました。
それはどこにでも設置してあるご意見箱への対応でした。
ご意見箱への意見への返事がエレベータターのそばに貼ってあったのですが、意見は「喫煙場所が玄関わきに設置してあり、玄関を通るたびに子供たちがたばこの煙を吸わざるを得ない状況になっている。設置場所を変えてほしい。」という趣旨のものでした。それに対する答えが「雨の場合には屋根が必要であり、適切な設置場所もないので、今後とも場所を変える考えはない。」というとんでもない回答でした。
一部の大人のエゴを通すためには子供のことなど考えてはいられないという返答でしかありません。健康のため子供には喫煙は禁じておいても、たばこの煙は吸い込まざるを得ない状況を公共施設が作り出して、それを疑問にも思わないどころか、利用者から寄せられた意見を踏みにじるような回答をする公共施設の責任者の対応には、ただただあきれるばかりでした。
図書館は子供ばかりではなく、呼吸器系の弱い人も利用されるでしょうし、公共施設の責任者としてそのような回答をなすべきかどうか熟慮すればわかるはずです。公共施設で窓口で働く方の対応が素晴らしいのに上に立つものが全くダメというのはよく見る図式ですが、子供たちも利用する図書館の責任者としては、全くダメな責任者だと言わざるをえません。
もし人の目のつかない場所に喫煙場所を設置したら火事になる恐れがあると考えるならば、全面禁煙にすべきです。子供たちを犠牲にしてまで喫煙者の権利を守ろうという考えは政令指定都市となる熊本市にある熊本県の県立図書館の上に立つ人間の持つべき考えではないと思います。。
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- 2011/10/21(金) 21:25:11|
- 未分類
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渋川一流柔術の稽古で初心者の方は鼠蹊部に力みが入り下半身がガチガチになっている方が多いので修正しました。
鼠蹊部が緩むと上半身は下半身に乗り、重心は臍下丹田に安定しやすくなりますので動きがスムーズになり、また重心も落ちていますので、相手に自分の重さが作用し、腕力を使う必要はなく力が働いていきます。このような状態を作り出して動いていただくのですが、少し動くと、またもとのガチガチの下半身に戻そうという心が起きてしまうようです。原因は「しっかり」立たないと不安であるという心にあるのですが、そこを乗り越えなければ技は身についてきません。
自分が良いと思い込んでいることが、業の上達を阻害してしまうことが多いので気を付けなければなりません。
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- 2011/10/22(土) 21:25:08|
- 居合・剣術・柔術 総論
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昨日は柔術の立姿勢における鼠蹊部の緩みについて述べましたが無雙神傳英信流抜刀兵法では座業から始まるので、この鼠蹊部の緩みは比較的体感でき易いはずです。もっとも指導にもかかわらず自分でよいと思い込んでいる背筋をぴんと伸ばし、腰をぐっと入れ胸を張るような姿勢を取ってしまうと鼠蹊部は緊張してしまい、居合の稽古で座している意味は全くなくなってしまいます。
さてこの鼠蹊部の緩みですが、抜付けた時も、斬撃した時も、血振いした時も、納刀する時もあるいは張り受けするときも、刀を振りかぶっているときもすべての動作において、その状態になければならないものです。
この状態になければ居合の基本ができたとは言えないのですが、少しでも強く抜付け、強く斬撃しなどという思いがあるうちは脚をぐっと踏みしめ鼠蹊部を力ませ自ら不自由な姿勢をとって動いてしまいます。そのような鼠蹊部の緊張を力強いと錯覚してしまえば座る意味も全くありません。
なぜ座るのかという意味合いを深く考え稽古しなければなりません。
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- 2011/10/23(日) 21:25:33|
- 居合 業
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実は腰は入れません。正しく座れて自然な状態が保たれているのに動き初めに意図的に腰を入れる動作(袴の背板の部分をそらすような動作)をするとその段階で重心は上がり体は固まって不自由な動きしかできなくなってしまいます。
とくに居合の稽古をするときにこのような過ちを犯してしまい、体が充実したと錯覚している場合があるのですが、自然に正しく座れた時点で腰はあるべきところに落ち着いているので、何もする必要はありません。不必要なことをして体を力ませ自ら動けない体を作り出し、それを充実と感じるのは心の歪がそうさせています。なにもなくすらすらと動けることを求めなければなりません。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。15時から20時まで 北野コスモス館 交流ホール(久留米市北野町高良1706番地1)で行います。興味のある方は見学にお越しください。地図は下記のURLをクリックしてください。
http://www.doko.jp/search/shop/sc60109245/ 次回の貫汪館居合講習会は12月4日(日)です。講習内容は「大小詰」と「奥居合座業」です。
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- 2011/10/24(月) 21:25:36|
- 居合・剣術・柔術 総論
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稽古を始め、素直に稽古をし続けると、やがて自分の体が情けなくなるくらいに自由にならないことに気づき始めます。
自分の体が自由にならないことに気づいた人は、その時点から上達が始まります。どのようにすれば自由になるのか、より深く指導を理解しようとし、工夫を始めるからです。そしてより深く理解し始め、より深く求めることができるようになります。
しかし、なかなかそこに気づかない方もいます。通り一遍の手順をなぞることができるようになれば、上達したと思い、手順をたくさん覚えれば自分は他の人よりも一歩先んじていると思ってしまう方です。そのような方には真の上達はなく、いくら手順を覚えたところで武術とは言えないものを身に着けただけのことになってしまいます。
気づき始めた方は、これでよいと思える事はなかなかないと思います。求め続けているうちに自然に上達していきます。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。15時から20時まで 北野コスモス館 交流ホール(久留米市北野町高良1706番地1)で行います。興味のある方は見学にお越しください。地図は下記のURLをクリックしてください。
http://www.doko.jp/search/shop/sc60109245/ 劇団夢現舎の公演No.27「黄金時代(仮)」が11月19日(土)から12月4日(日)まで新高円寺アトラクターズ・スタジオで行われます。東京在住の方、この期間に東京に赴く機会のある方は是非観劇にお出かけください。「黄金時代(仮)」と劇団夢現舎については下記をご参照ください。
「黄金時代(仮)」(←クリックしてください)
劇団夢現舎(←クリックしてください)
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- 2011/10/25(火) 21:25:21|
- 居合・剣術・柔術 総論
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柔術の稽古で投げつけようとする心の癖が抜けない人に「開捕」の稽古の時に以下のような指導をしました。
「自分のお子さんがまだ小さかったころのことを思い出し、抱っこしたまま寝ている我が子をベッドの上に寝かせるように。」
すると急に動きが良くなり、技も有効に作用するようになりました。返投もそのように指導すると技の質が向上しました。
初心者のころに稽古を見て投げられる相手が相応の勢いを以て投げられているのを見ると、投げている者が投げつけているのだと錯覚し、そのまま錯覚を修正することなく稽古を続けると、その癖が抜けなくなってしまいます。投げているほうは投げつけているのではなく相手を大切に優しく動かしているので、技が有効に働きますが、相手をいい加減に乱暴に扱おうとすると力は伝わらず勢のみに頼ってしまいます。筋力がよほど発達している者なら勢いで投げることも可能でしょうが、普通の人間には無理なことです。
錯覚を修正することなく上達することはできません。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。15時から20時まで 北野コスモス館 交流ホール(久留米市北野町高良1706番地1)で行います。興味のある方は見学にお越しください。地図は下記のURLをクリックしてください。
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- 2011/10/26(水) 21:25:49|
- 居合・剣術・柔術 総論
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小中学生といえども数年稽古を積み重ねているものは武術的な動きに対する理解力も深く、子供扱いすることでかえって技が進まなくなってしまいます。
理解力が十分ついているので、大人と同じ教え方をしながら、理解できない場合は指導者自身が自分の体を用いて最良の技を示しながら、また同じような動きを形の動き以外で示しながら教え導かなければなりません。
できないからといって一つ覚えのように外形の身を子供に教えていてはできるようになることもなく、何故そうしなければならないのか、どのようにしたらそうできるのかを、理解させつつ導く必要があります。
次の久留米での指導は10月29日(土)です。15時から20時まで 北野コスモス館 交流ホール(久留米市北野町高良1706番地1)で行います。興味のある方は見学にお越しください。地図は下記のURLをクリックしてください。
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- 2011/10/27(木) 21:25:24|
- 居合・剣術・柔術 総論
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お教えすると、難しいとか、困難だとか言われる方もおられます。ではなぜ困難だとか難しいとか感じられるのでしょうか。
渋川一流柔術も無双神伝英信流抜刀兵法も特別な動きを要求しているわけではありません。筋力をつけなさいとか、柔軟性を身につけなさいとか瞬発力を身につけなさいと言っているわけではありません。それらの運動の要素は人それぞれ持ったものが異なりますので、それらの運動の要素を要求する種類の武道であれば、それらの能力が劣った方には困難に感じられることかもしえません。
しかし貫汪館でお教えしていることは、「体にも心にも力みを持たないように。」「初心者の内は力みがなくして技をかけ、相手を投げたり抑えたりできなくてもかまわない。」「刀を決して強く速く抜きつけたり斬撃しようとしてはならない。」という初歩的なことで素直に取り組めば、自然に身に浮いてくることばかりです。
難しいとか困難だと感じてしまうのは、「相手を瞬時に速く強く投げよう。」「刀は速く強く抜付け斬撃しよう。」という思いを捨てることなく指導された内容を身につけようとするからです。心は反対のほうを向いているのに体だけを指導に従わせようとしても困難です。
身につけようとすれば、我欲を捨て、教えられたことを素直に、何らの我意をさしはさまず、稽古するだけでよいのです。
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- 2011/10/28(金) 21:25:46|
- 居合・剣術・柔術 総論
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業は生まれるものということを何度かお話してきました。ではどのような状態から生まれてくるのでしょうか。
上級者の動きが早く強く見えるからと言ってそれを真似しようと動いても猿まねにすぎず、ただ真っ暗闇の中でがむしゃらに体を動かしてい状態に似て、有効な働きはなすことができません。むしろ自分の動きのひずみが自分自身に隙を作ったり、自分自身の体を痛めてしまうだけになってしまいます。
静かにゆっくり動くのは、どこにも歪がなく無理無駄がない状態を得るためです。早く動いていたのでは自分の動きが歪んでいるのかどうか力みがあるのかどうかは全くわからず、無理無駄の塊になってしまいます。自分の動きがわからない状態で形を何度繰り返したところで、動きが正されることはなく、動きが正されることがなければ速さや強さは生まれることができません。
つまりゆっくり静かな動きこそが速く強い動きを生み出すもとになるのです。この理がわからず、外見上の速さ強さを求めてしまえば、道はすぐに行き止まりになってしまいます。
先日我が家の壁にいたカマキリです。毎年寒くなると暖かい場所でよく見かけます。だいぶ動きが遅くなっていうようです。
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- 2011/10/29(土) 21:25:32|
- 居合・剣術・柔術 総論
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昨日、久留米で指導してきました。皆さんにも役に立つと思いますので記しておきます。
初めに根本的なことを記しておかなければならないのですが、指導したことを会得しようと思わず、あるいは簡単にできていると思って、指導されたことよりも自分に興味関心のあることを稽古しようとすると絶対に上達しないどころか下達します。厳しいかもしれませんが記しておきます。
今回は人により呼吸に乗せて動くことや、臍下丹田を中心に動くこと、絶対的に力まずに動こうと努めることなどを中心に指導しました。
しかし、これらのことは稽古を始められた当初にうるさいくらいに指導していることです。これらの事をいまだに指導しなければならないのは、指導をあまりに粗略にしているからです。求めて求めて求めて続けても完全にできるようになることはありません。それを求めるのを途中でやめてしまい、これくらいでいいだろうと思って自分の興味関心のあるところだけを稽古するので、そのうち指導を受けた内容を完全に忘却しているのです。
初めに教えたことは最も大切な事であり、容易に会得できるものではありません。疎かにしてはならないものなのです。しかも「それで完成している。」とは誰にも言ったことはありません。
無双神伝英信流居合兵の師 梅本三男貫正先生は指導されたことを、求めに求めることなく疎かにする弟子が来たときには道場に上がられませんでした。「森本君教えてやっといてくれ。」です。
自分自身で自分自身がわかる者はもう道場に来なくても一人で伸びていける人です。免許皆伝の位にある人です。わからないから導く師がいるのに、自分の誤った価値観でこれはよいと思って、その方向へ稽古するのであれば師は必要ありません。師が「右」と言えば右、「左」と言えば左、「難しくない」と言えば難しくないのです。それを「右ではないのではないか」「、左ではないのではないか」、「難しいではないか」と思うのは自分の「我」です。師の指導よりも自分の価値観が勝っているのです。それでは盃から盃へこぼさずに水を移すことはできません。
上達の絶対条件は素直さです。
11月3日に明治神宮において日本古武道振興会による演武会が開催され無雙神傳英信流抜刀兵法と渋川一流柔術も演武いたします。お時間のある方はお出かけください。当日のプログラムは写真のとおりです。小さな写真をクリックすると大きくなります。
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- 2011/10/30(日) 21:25:11|
- 居合 総論
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「衣食足りて礼節を知る」という言葉は『管子』にあるようですが、現実を見ると人間社会には当てはまらないようです。原子力発電を推進した国会議員の誰一人として責任を取って辞任し一ボランティアとして働くという事は聞きませんし、東電の経営者が退職金を辞退して退職し、ボランティアとして働くという事も聞きません。もう私たちのレベルの人生が二回も三回も送れるほどの賃金を受け取っているでしょうに。
南関インターを降りたところに道の駅があります。そこに野良猫たちがいますが、この猫たちが生まれた頃には山の中にいました。鳴き声だけしていたのですが、稽古をつけていただいた帰りに立ち寄ると暖かな日差しの中に出てきていたので親猫に餌をやったのを覚えています。
それから暫くして、道の駅の屋根つきベンチのあたりに出てくるようになりました。しばらくは餌をもらっていたのだと思うのですが、一年ほどたち、みんなすごく痩せてしまい、フーッと唸ったりして気性が荒くなっていた時期がありました。次に行ったときにはキャットフードを持って行ってやったのですが、警戒を解き近づいてきました。そのころからまた餌をもらえるようになったのでしょう。気性の荒さがなくなったように思います。
時々キャットフードを持って行ってやるのですが、今回は稽古をつけていただく前に少し時間があったのでキャットフードをやってしばらく猫たちと遊んでいました。野良猫たちなので汚れているのですが、ベンチに座ると猫たちが脚の上に乗って来たりしました。親愛の情を表しているつもりなのでしょう。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉は動物たちを見て、それを理想としたのかもしれません。
劇団夢現舎の公演No.27「黄金時代(仮)」が11月19日(土)から12月4日(日)まで新高円寺アトラクターズ・スタジオで行われます。東京在住の方、この期間に東京に赴く機会のある方は是非観劇にお出かけください。「黄金時代(仮)」と劇団夢現舎については下記をご参照ください。
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- 2011/10/31(月) 21:25:53|
- 居合・剣術・柔術 総論
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