真実が勝てる可能性はある
2016年9月8日
Paul Craig Roberts
皆様
これは四半期毎のご支援のお願いだ。
ここは皆様のサイトだ。私は皆様のために書いている。皆様のご支援を頂ける限り、このサイトは継続するというのが皆様との合意だ。
決して皆様にはウソを言わないとお約束する。私は特定権益のために発言しているわけではない。私には、いかなるイデオロギー的下心もない。
私の行動指針は真実だ。昨年、メキシコ記者クラブからInternational Award for Excellence in Journalismの賞を頂いた際、“真実こそが我々の祖国だ”でお話した通りだ。売女マスコミとは違って、真のジャーナリストの忠誠の対象は真実であり、政府や大企業広告主ではないのだ。ジャーナリストが、真実に対する忠誠を、政府のために犠牲にしてしまえば、彼はジャーナリストであることを辞め宣伝屋と化す。http://www.paulcraigroberts.org/2015/03/15/truth-country-paul-craig-roberts/ 日本語訳“真実こそが我々の祖国だ”
だからと言って、私が書くあらゆることが絶対に全くの真実であることをお約束するものではない。人間は間違いをおかすものであり、私も人間なのだ。私も間違いをおかす。私もだまされることがある。私の情報源は、結論に飛ぶこともある。真実は時として明快で、時として捕らえ所がない。私は、識別できる限りの真実を皆様にお話しする。私が受けた教育と、人生経験が、真実を見分ける上での強みになっている。
真実を語る人間の役割は困難で、報われないものだ。歴史的に、真実を伝える使者は撃たれるものだ。人は、居心地の良い幻想や、思い違いや、吹き込まれた偏見から引きずりだされたくはないのだ。人は、情緒的に満足している、自分の考え方に、たてつかれたくはないのだ。彼らはどこかで、彼らが満足する洗脳プロパガンダの長話を読み、それに固執しているのだ。
真実を語る人々になろうと切望する人々は、絶えず攻撃され、中傷される。真実で、暴露される連中は強力で、人数が多い。真実は彼らの敵で、彼らは真実と戦っている。ウソの信用を傷つけるよりも、真実の信用を傷つけることに、遙かに多くの努力が注がれる。
真実を語る人は、物議を醸すことになり、彼が語る真実は怪しまれることになる。少数独裁者連中の役にたつウソを暴露することで、彼は“陰謀論者”になる。財団は、彼を忌避する。言論の場もそうだ。彼が暴露する悪、つまり、内政では警察国家、そしてウソに基づく侵略戦争のほうが、国民の大多数にとって、彼による悪の批判より受け入れやすいのだ。
例えば, 政府の手先、インターネットあらし連中や、自己陶酔的な阿呆が、偽名に隠れて、インターネット・サイトのコメント欄を利用して、私を信じることができない“レーガン弁護者”で、“プーチン崇拝者”にしてしまおうとする。連中は自分たちが喜劇を演じていることに気がついていない。私は、ビジネス・ウィークで初めての特別欄担当社外コラムニストで、12年か15年、コラムニストを続けた。スタッフ中の売女マスコミ連中には、私に反対するものもおり、編集者が交代した際、同じ雑誌内から移動してきたその新任編者者に質問した。これで私のコラムはおしまいですかと。“もちろん、そんなことはありません”と彼は答えた。“これまでの雑誌の歴史上で、あなたは最も効果的なレーガン/G.H.W批判者です。ブッシュ政権の!”私が批判者として、余りに効果的だったので、ジョージ・H・W・ブッシュ政権は、私を戦略国際問題研究所のウィリアム・E・シモン名称経済学講座から追い出そうとして、ありとあらゆることをした。
現在、事実は真実と同様に不都合だ。大半のアメリカ人は、社会生活から物の考え方を身につける。彼らは、その考え方の由来が、一体どこからかは全く見当もつかずにいて、決して、その考え方を検証することはない。彼らは圧倒的な無知の中で、自分の考え方が正しいと思いこんでいる。
真実について、本当に気にしておられる方々、例えば、当ウェブ支持者は、常に少数派だ。しかし、真実は、決然とした少数派を強力にしてくれる武器だ。無知とウソの森の中で迷っている多数派と違い、真実の光を持っている人々は進むべき道がわかる。
ウソつき連中の喉笛に食らいつき続けるつもりゆえ、当ウェブへの資金援助をお願いする。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/
記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/09/08/truth-can-prevail/
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寄付のページはこちら。
真のジャーナリストとは違って、売女マスコミの忠誠の対象は政府や大企業広告主であり、真実ではない。ジャーナリストが、真実に対する忠誠を、政府のために犠牲にしているので、彼はジャーナリストであることを辞め宣伝屋と化している。
そこで、売女マスコミでない組織の日刊ガイドをコピーさせていただこう。
■■■日刊IWJガイド・ウィークエンド版「被災地支援の募金、ありがとうございました!特別番組『熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括』を本日18時から2夜連続で配信!番組内で収支のご報告!/復刻版『TALK ABOUT DEMOCRACY』Tシャツを着て、憲法について”建設的”な議論をしよう!/片山さつき議員の貧困バッシング、新潟日報への直撃取材など、今夕もニュースが盛りだくさん!」2016.9.10日号~No.1457号~■■■
(2016.9.10 8時00分)おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。
昨日の「日刊IWJガイド」でもお伝えしましたが、本日9月10日(土)18時からと11日(日)19時からの2夜連続で、今年4月に発生した熊本・大分大地震の現地取材と支援活動の総括を行った特別番組を配信します。
番組では、現地で取材と支援活動を行った高橋敬明(のりあき)記者、安道幹(みちまさ)記者、城石(きせき)裕幸記者、そして岩上さんの4人が出演。現地で収録した映像を交えながら、皆様からお寄せいただいたご寄付・カンパの細かい使途に関してもご報告をさせていただいています。被災地支援の募金にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
岩上さんは8月の1ヶ月間、体調を崩したため、インタビュー等の出演をセーブしていました。今回の番組が、岩上さんが出演者としてIWJの配信に復帰する第一弾となります。
この間IWJには、会員の皆様から、岩上さんのインタビュー復活を待望する声が数多く寄せられていました。今回の番組を皮切りに、『武器輸出と日本企業』(角川新書)を刊行した東京新聞記者の望月衣塑子(いそこ)氏、『科学者と戦争』(岩波新書)を刊行した名古屋大学名誉教授の池内了(さとる)氏、右派組織「日本会議」や国家神道に詳しい上智大学教授の島薗進氏へのインタビューが決まっています。(9月10日に中継予定とお知らせした『関東大震災 東京地区別1100の証言~朝鮮人虐殺の記録』の著者、西崎雅夫氏へのインタビューは、準備にもう少し時間をかける必要があり、順延いたしました。500頁を超える大著から、重要な箇所を抽出しつつ、万全の準備をして臨みます。今しばらくお待ち下さい)
まずは、本日10日と明日11日に配信する岩上さん復帰第一弾の特別番組をぜひご視聴ください!
★【特別番組】熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括
[日時]9月10日(土)18時~、9月11日(日)19時~
[視聴]Ch1:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
[出演]岩上安身、高橋敬明記者、安道幹記者、城石裕幸記者この番組内でも改めて紹介しますが、4月に発生して熊本・大分大地震に際して、IWJでは、既存大手メディアでは切り離されて考えられている「取材」と「支援」を同時に行いました。
現地熊本に入った高橋記者、安記者、城石記者の3人は、水や食糧、紙オムツといった生活必需品を購入し、レンタカーを運転しながら被災地を巡り、カメラを回して取材をしつつ、毛細血管のように支援物資を届けてゆきました。
国や県などによる支援物資の大量輸送では、物資が指定避難所のみに集中し、指定避難所にたどり着けなかったようなお年寄りなどの災害弱者など、最も支援を必要としている人に届かないということが起こりがちです。そこで今回、岩上さんの判断により、取材し、報道を行うと同時に支援も行うことにしました。
今回、IWJがこうした被災地支援の活動を行うに際し、通常のご寄付、カンパの口座とは別に口座を開設し、募金をつのりました。おかげ様で、我々の趣旨を汲みとって下さり、賛同してくださった皆様から貴重な募金をお寄せいただきました。改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
募金は支援物資の購入と、被災者の方々へ直接お届けする経費に、そして地元で継続的に支援活動を行っている市民団体への寄付金として使わせていただきました。募金の詳細な内訳は、この特別番組の中で報告していますので、ぜひご視聴いただければと思います。
今回の熊本・大分大地震において「取材」と「支援」を両立させたように、IWJではこれからも、可能な限り、市民の皆様一人ひとりに寄り添った、「共感」を大切にした報道を続けていきたいと考えています。
既に「大本営発表」となってしまった感のあるNHKや既存大手メディアと異なり、本当に必要としている人に情報が届くよう、毛細血管のように情報をお届けしてゆきたいと思います。
決まりきったニュースを不特定多数に向けて流すテレビや新聞といったマスコミとは違い、UstreamやTwitter、Facebookといったインターネット上の双方向のツールは、市民一人ひとりのニーズに見合った細やかな情報の伝達を可能にしてくれます。IWJはインターネットメディアとして、このようなインターネットの特性を最大限に活かしながら、報道活動を続けてゆきます。ぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、こうしたIWJの活動を応援していただければと思います。
※IWJ定額会員のご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.phpしかし、インターネットは、原則として「フリー(無料)」の世界です。インターネットの世界で安定した収益をあげるには、困難がつきまといます。実際、収入の柱であるIWJの定額会員数は、9月8日の時点で5984名様であり、6,000名様を下回ってしまっています。
会費未納の方への会員サービスを一時停止する15日まであと一週間と迫りました。この日刊ガイドをお読みいただきましたら、会費の納入をお忘れの方はぜひ、会費をお納めいただきますよう、よろしくお願いします。
ここしばらくは、毎月、6千人に到達しては、15日を境に5千台に割り込み、少しずつ回復してゆく一進一退の繰り返しでした。しかし先月の8月15日から今月へかけては、回復の歩みがいつもより遅く、スタッフ一同、はらはらしています。画面における岩上さんの「不在」が影響していることもあると思います。岩上さんの健康上のピンチが、即、IWJの経営上のピンチに直結しているのを痛感します。岩上さんも最前線に復帰したので、ぜひとも応援をよろしくお願いします。
また、会員数が伸び悩み、会費収入が低迷する時に、最も頼りになるのが、皆様からのご寄付、カンパです。
IWJがこれからも活動してゆけるように、IWJの報道姿勢に共感していただける方は、ぜひ、ご寄付・カンパをお願いいたします。IWJは、市民の皆様をスポンサーとするメディアです。日本に「市民メディア」を根付かせようというIWJのチャレンジを、ぜひ応援してください!よろしくお願いいたします!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いいたします
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
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コメント
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原因不明の「サーバー拒否」で長らく投稿出来ませんでしたが、復旧したかもしれないので、久しぶりに投稿させて頂きます。確かに「真実」が悪質なプロパガンダに覆い尽くされるケースは多いのですが、それでも「真実」を発信し続ける人がいて、それが少数者に共有されているからこそ、世界は絶望的に酷くならない範囲で踏みとどまっていられるのだと思っています。「真実が勝てる可能性はある」
投稿: コメット | 2016年9月10日 (土) 22時39分