私は倉庫の賃金奴隷だった: マック・マクリーランド記者に、オンライン受注商品出荷工場での暮しについて聞く
Democracy Now!
2013年8月7日水曜日
amazon.com創設者のジェフ・ベゾスが、ワシントン・ポストを買収したので、アマゾンの様なオンライン企業が存続する基本である工場の内部を見てみる。先週、オバマ大統領は、テネシー州チャタヌーガのアマゾン倉庫で仕事について演説した。労働者になりすまして、アマゾンが完成させたモデルを用いた匿名のオンライン受注商品発送センターで雇われた、ジャーナリストのマック・マクリーランドさんとお話しする。その成果が、マザー・ジョーンズ誌6月号の特集記事、"私は倉庫の賃金奴隷だった: オンライン受注商品出荷工場内での、短期間の、苛酷で、憤激させられる、低賃金の、張り型箱詰め生活"だ。
番組の文字起こし
これは急ぎの文字起こしであり、必ずしも最終的文章ではない。
ネルミーン・シャイク: 月曜日にワシントン・ポストを買収した、ジェフ・ベゾスが設立した会社、amazon.comの実績に注目しましょう。同社は、今月早々、オバマ大統領が、テネシー州チャタヌーガのアマゾン倉庫で、雇用に関わる重要な演説を行った際にも、ニュースになっていた。オバマは、雇用を生み出す為の政府の新プログラムと引き換えに、法人税削減すると言ったのです。
バラク・オバマ大統領: だから、結論はこうだ。もしワシントンの政治家達が、本当に重要な取引を望んでいるのであれば、中産階級の雇用という重要な取引はいかがだろう? 中産階級の雇用という重要な取引はいかがだろう? 結論はこうだ。より簡潔な税制度に移行することで得た資金を、中産階級の雇用を生み出す為の大規模投資に使う限りは、アメリカの企業税法を改革する為に、我々は共和党と進んで協力する。そういう取引だ。
ネルミーン・シャイク: オバマ大統領の発言は、拡大しつつあるアメリカの不平等と取り組む試みものと宣伝されている、ホワイト・ハウスの努力の一環でした。しかし、批判する人々は、彼が演説した場所、アマゾン倉庫の雇用の様なものを増やしたところで、この目標達成には何の役にも立たないと言っています。
エイミー・グッドマン: ここから、労働者になりすまして、アマゾンが完成させたモデルを用いた、オンライン受注商品発送センターに採用されたマック・マクリーランド記者にも参加頂きます。その成果が、"私は倉庫の賃金奴隷だった: オンライン受注品出荷工場内での、短期間の、苛酷で、憤激させられる、低賃金の、張り型箱詰め生活"という見出しの6月のマザー・ジョーンズ誌の特集記事です。
マック・マクリーランドさん、Democracy Now!にようこそ。どこで仕事をされたのでしたか?
マック・マクリーランド: 実は法的な理由で、どこで働いたか公に申しあげる訳には行きません。労働者になりすましたジャーナリストを企業が訴えた場合、当局が企業側を支持する前例がありますから。
エイミー・グッドマン: それであなたは、働いた場所を"合同全世界向商品出荷巨大企業"と呼んでいるわけですね。せめて、どこの州だったのかお話ください。そして、心理的、物理的な環境を。倉庫では何が起きていたのですか?
マック・マクリーランド: ミシシッピー州の西部で、大変な僻地だったことは申しあげられます。ある種産業の廃墟地域に、こうした倉庫がいくつもあって、人々は四方の近郊都市から通勤しています。私が働いた倉庫では、何千人もの人々が働いていました。クリスマス準備の時期だったので、一年最後の四カ月間だけ、追加で4,000人の臨時雇用者を雇っていたのです。
町にたどり着いてすぐ、倉庫に行く前に、現地の商工会議所に立ち寄ったのですが、こう言われました。"決して取り乱さないように。起きたことは、決して個人的なものと受け取らないように。実に酷いことがありますからね。景気がとても悪いので、あなたの仕事につきたいという人は山ほどいるんですよ。そういうわけで、基本的に、何でも連中からまかされたことを我慢して、尊厳はドアの外に置いてゆくのですよ。" そして、私はその通りにしましたし、そこでは全員が毎日そうしています。
ネルミーン・シャイク: マックさん、どうして、この臨時の仕事をしようと思われたのかお話頂けますか? どうしてこの種の倉庫の条件に興味を持つようになったのですか?
マック・マクリーランド: オハイオ州のケーシック知事が行っていた予算削減による中産階級の死に関する記事を書いていて、大学時代の女性の友人が経営していた倉庫に立ち寄ったことがあるのです。私には格別何の下心もありませんでした。中に入ってみて、条件に衝撃を受けました。私は労働者家庭出身です。長年、運輸と倉庫で働きました。実際、私は運送屋で、倉庫等で働いていました。こうした仕事が、これほど厳しく、非人間的で、低賃金だとは信じられませんでした。私の友人は、実に良い人物なのですが、まるで怪物のようでした。私はそこに20分いたのですが、彼女は、トイレに言ったとか、おしゅべりしながらも、仕事は続けていたのに、おしゃべりしたとかを理由に、人々を首にしていたのです。しかも、それは上から言われている命令で、彼女が仕事を続けたければ、彼女は命令通りにするしかなかったのです。この部門は巨大で、拡大しつつあり、拡大し続けるでしょうから、それに関する特集記事を書くことにしたのです。
エイミー・グッドマン: 倉庫内の話しをしていただけますか。初日、そして、それ以降の経験についてお話ください。
マック・マクリーランド: はい。基本的に、毎日走り続けです。倉庫内に入った瞬間から。極めて具体的な目標があって、それが実にせわしなく、目標達成は実に困難です。倉庫内に入るやいなや、小型携帯スキャナーを掴みます。私の仕事は、ビッカーというもので、顧客がオンラインで注文した品物を、実際に倉庫から取り出す仕事です。何十万平方square feet、こうした倉庫は、もうひたすら巨大です。倉庫のどこに行くべきかを表示する小型スキャナーを渡されます。IDバッジに地図があります。そして、目的地点に何秒で行けるはずかを表示します。そこで、バービー人形が現われ、空間を横切る持ち時間は20秒で、品物がある棚に走って行き、出来るだけ素早く品物を発見し、バービーをつかんで、それをスキャンして、それをトート・バッグに入れるのです。すると次の商品が現われます。持ち時間は15秒です。もう実に容赦がないのです。私が働いていた時は、最短10時間シフトでした。目標達成にどれだけ近づいたか、あるいは、多くの場合は、目標を達成できていないかを告げる役目の連中が歩き回っています。そこで、数時間ごとに誰かが現われては言うのです。"あなたは目標の70 パーセントしか達成していない。働きぶりが悪い。もっと速く働かなけれいけません。" そういう風に、絶えず、仕事のペースに関して忠告されるのです。食堂に行き来します。金属探知機の間を通らなければなりません。トイレに行くのも、行列しなければならず、何か食べ物を大変な速さで食べ、職場に駆け戻ります。そういうことを何度となく繰り返すのです。
ネルミーン・シャイク: あなたが書いた状態について、書いたり、報じた人々もいますね。2011年、ペンシルバニア州、アレンタウンのモーニング・コール紙に掲載された記事で"アマゾン倉庫の内部"という見出しのものを読んでみたいと思います。彼等は、本、CDや他の様々な品物を梱包し、顧客宛に出荷するamazon.comのリーハイ・ヴァリー倉庫を訪問しました。記事にはこうあります。"労働者達は、広大な倉庫の中の酷い暑さに耐えることを強いられると言っていた..。夏の酷暑の間、アマゾンは、倉庫外に駐車する救急車に医療補助員を待機させ、脱水症になったり、他の熱中症の症状をわずらったりした労働者にすぐ処置できるようにしていた。熱が簡単には退かず、職場に戻れない人々は、家に返されたり、担架や車椅子に載せられ、地域の病人に搬送されたりする。常に、代りに、仕事を始める用意ができている新人が待機している。
"ある救急処置室の医師が、何人かのアマゾン倉庫労働者の熱中症を治療した後、6月に連邦監督官に電話をかけて、危険な環境について報告した 。医師の報告には、暑さに苦しんでいる妊娠中の被雇用者を見たと報告している警備員を含め、監督官に苦情を申し立てた倉庫労働者達も同調している" 引用を終わります。
amazon.comのリーハイ・ヴァリー倉庫に関する、2011年の記事ペンシルバニア州、アレンタウンのモーニング・コール紙の記事です。マック・マクリーランドさん、これについてあなたのコメントは? ご自身が仕事をされた倉庫の経験と比較していただけますか。
マック・マクリーランド: はい、私は11月に働きましたから、とても暑いのではなく、私が働いた倉庫内は凍えるようでした。実際、私が行く数日前、火災警報が鳴って、全員避難させられました。倉庫内では、例え寒くても、走り回るので、Tシャツや、タンク・トップという姿のまま、倉庫内に戻る許可が出るまで待つ間、雪が降る中、一時間も、雪の中で立ちすくんでいました。でも、皆が、夏はもっと酷いので夏に働いているのでないことを嬉しく思うべきだよと私に言っていました。
オハイオ州の私が働いた倉庫では、6月でしたが、トラックの荷台で働く人々がいました。トラックに貨物を載せる人々は、駐車場のトラクター・トレーラー・コンテナの中に立って、一日の内、何時間も、日に照らされて、焼かれるのです。小型扇風機の様なものが何台かあって、風を送っていましたあり。余り費用がかかるので倉庫を空調しません。余り費用がかかるので、倉庫暖房もしません。
私が経験した、そして私が働いた場所で全員が経験している、寒さのもう一つの問題は、とても乾燥していることです。乾燥していて、金属の棚が至る所にあり、至る所に電子機器があり、コンベヤ・ベルトが走り、扇風機が回っていますから、実際、常に静電気が大量にたまっているのです。それで、ある日気がついたのですが、特に本を担当させられた場合、私は本を紙で包装する担当をさせられたのですが、他の部署よりずっと乾燥しています。そのフロアー中を走り回り、こうした静電気をため込み、なんであれ商品を取る為に、金属製の棚に触れると、手に大変なショックを受けます。同僚の一人は、本を選び取った際、棚に余りに近く屈んだ為に、額にショックを受けて、瞬間、失神して倒れてしまいました。こうした倉庫での仕事は、あらゆる天候において、何らかの形で、不快だろうと思います。
エイミー・グッドマン: アマゾン倉庫で働かれたのであれ、そうでないのであれ、そこがアマゾン・モデルの倉庫であったことは確実ですね。テネシー州チャタヌーガの新倉庫開所式でのオバマ大統領に対する御意見は? 何千もの雇用についてですが、マックさん。
マックさん、聞こえますか? 回線が瞬間途切れて、彼女はこの質問が聞き取れないようです。democracynow.orgで、今日のこの部分や他の部分の会話全文をご覧いただけます。またパブリック・アクセスTV局にも、我々のウェブ独占番組がありますから、そこで我々のウェブサイトも確認ください。マックさんが聞こえるかどうか試してみます。マック・マクリーランドさんは、マザー・ジョーンズ誌の寄稿記者で、 "私は倉庫の賃金奴隷だった: オンライン受注商品出荷工場内での、短期間の、苛酷で、憤激させられる、低賃金の張り型箱詰め生活"という見出しの彼女の記事が掲載されています。ここで番組を終わりますが、彼女と話を続け、オンラインで掲載予定です。
記事原文のurl:www.democracynow.org/2013/8/7/i_was_a_warehouse_wage_slave
番組の日本語紹介は、デモクラシー・ナウ!の2013/8/7付けのページにある。
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「菅元首相、原発事故で地検聴取応じず…告発否認」という記事を見て驚いた。
現首相が、かつて、吉井英勝共産党衆院議員の質問第二五六号に対し、木で鼻をくくったデタラメ解答をしていたことは不問に付されるのだろうか?東電幹部の皆様や、テレビで活躍した御用学者諸氏は既に聴取されたのだろうか。そうでなければ、この国、国家などというしろものではなく、掠奪ギャング組織。与党政治家も、司法も、大本営広報部も、御用学者も、庶民から収奪する無法者ということになる。
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書
提出者 吉井英勝政府は、巨大地震に伴って発生する津波被害の中で、引き波による海水水位の低下で原子炉の冷却水も、停止時の核燃料棒の崩壊熱を除去する機器冷却系も取水できなくなる原発が存在することを認めた。
巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失する場合の問題も大きい。さらに新規の原発で始められようとしている核燃料棒が短時間なら膜沸騰に包まれて冷却が不十分な状態が生じる原発でも設置許可しようとする動きが見られる。また安全基準を満たしているかどうかの判断に関わる測定データの相次ぐ偽造や虚偽報告に日本の原発の信頼性が損なわれている。原発が本来的にもっている危険から住民の安全を守るためには、こうしたことの解明が必要である。
大規模地震によって原発が停止した場合、崩壊熱除去のために機器冷却系が働かなくてはならない。津波の引き波で水位が下がるけれども一応冷却水が得られる水位は確保できたとしても、地震で送電鉄塔の倒壊や折損事故で外部電源が得られない状態が生まれ、内部電源もフォルクスマルク原発のようにディーゼル発電機もバッテリーも働かなくなった時、機器冷却系は働かないことになる。
この場合、原子炉はどういうことになっていくか。原子力安全委員会では、こうした場合の安全性について、日本の総ての原発一つ一つについて検討を行ってきているか。また原子力・安全保安院では、こうした問題について、一つ一つの原発についてどういう調査を行ってきているか。調査内容を示されたい。
停止した後の原発では崩壊熱を除去出来なかったら、核燃料棒は焼損(バーン・アウト)するのではないのか。その場合の原発事故がどのような規模の事故になるのかについて、どういう評価を行っているか。
無責任氏の回答、ごく一部をあげれば、こうだ。
一の6について
地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全性については、原子炉の設置又は変更の許可の申請ごとに、「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」(平成二年八月三十日原子力安全委員会決定)等に基づき経済産業省が審査し、その審査の妥当性について原子力安全委員会が確認しているものであり、御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。一の7について
経済産業省としては、お尋ねの評価は行っておらず、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。
とんでもないシステムを稼働させておいた首相は聴取せず、事故が起きた際に、対策に奮闘した人物が、犯罪人あつかされるのであれば不思議だ。国家ではなく、多少環境が整備された巨大な牢獄で暮していると思うと理解できる。放射能が充満している点は、外国の牢獄とは違うだろう。
危険物を平然としかけていた犯人が無罪放免で、事故の後始末をした人間が犯人扱いではかなわない。司法組織、独立組織ではなく、宗主国と傀儡の支配層の手下。公正な調査などありえない。
深刻な欠陥システムを稼働させ続けた人物が無罪放免という論理があればこそ、今後一層日本をぼろぼろにする政策を、ニコニコ推進できるのだろう。
宗主国の理不尽な侵略戦争に、国民を供出し、TPPで宗主国の多国籍大企業に美味しいところを全部捧げても、「宗主国から見た」名宰相になれる。
太平洋戦争時も、責任者は責任をとらないことが日本の原理なのは証明済み。
連日の高温予報の中、貧しい小生、昼間平均35度、夜間平均32度という極楽温度で暮している。クーラー等という高級システムはなく、終日上半身裸・下着姿で扇風機を回してしのいでいる。もちろん家の前に救急車が停まっているわけでは、ない。近所から猥褻物陳列罪で訴えられはすまいかと、毎日ハラハラしている。
節電お勧め広報が全く聞かれないのはなぜだろう?テレビ・ラジオを聞いていると、適切にクーラーを使うようにと言っている。不思議な国だ。
8月15日がめぐってくる。もちろん孫崎享氏が再三指摘しておられる通り、8月15日は正式な敗戦の日ではない。日本がポツダム宣言を受け入れることにした日にすぎない。連合国との降伏調印式は、9月2日。
したがって、アメリカも、イギリスも、ソ連も、9月2日を戦争の終わった日としている。自分が受け入れると言った日を、「終戦の日」にしてしまう狡猾さ。属国政治家が歪曲した教育では、事実は教えられない。
歴史の歪曲、そもそも敗戦の日の嘘から始まる。嘘の固まりの支配者、それを支持する人々の罪深さは根深い。
自虐史観という言葉、自分がすることは全て正しく、相手がすることは全て間違いという陶酔史観の方々による造語だろう。事実は事実として認識しなければ、正しい行動ができまいに。
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