はてなキーワード: 盟主とは
栃木県、特に宇都宮市が「餃子の盟主」を名乗る背景には、単に消費量ランキングだけでなく、以下のような複合的な要因があります。
確かに近年、餃子の消費量ランキングでは浜松市や宮崎市が上位にランクインすることもあります。しかし、長年にわたり宇都宮市は高い消費量を誇り、「餃子の街」としてのイメージが広く浸透しています。
昭和の時代から、宇都宮餃子は地域に根付いた食文化として親しまれてきました。
宇都宮市は、早くから餃子を地域活性化の柱として捉え、積極的にPR活動を展開してきました。
宇都宮餃子会が設立され、市内には多くの餃子専門店が存在します。
「宇都宮餃子祭り」のようなイベントも開催され、全国からの観光客を呼び込んでいます。
JR宇都宮駅前には餃子の像が設置されるなど、街全体で餃子をアピールしています。
戦後、中国からの引揚者が宇都宮に多く住み着き、本場の餃子の作り方を伝えたことが、宇都宮餃子のルーツと言われています。
栃木県は小麦やニラの生産が盛んであり、餃子の材料が手に入りやすい環境だったことも、餃子文化が根付いた要因の一つです。
単なる「ご当地グルメ」としてだけでなく、宇都宮市民にとって餃子は日常に根付いた食文化であり、誇りでもあります。
消費量ランキングは変動する可能性がありますが、「宇都宮=餃子」というイメージは長年の積み重ねによって確立された強力なブランドです。
メディアへの露出も多く、「餃子の街」として全国的に認知されています。
栃木県(宇都宮市)が餃子消費量で常に1位ではないにもかかわらず「餃子の盟主」を名乗るのは、長年の高い消費量、地域を挙げた積極的なPR、歴史と文化、そして確立されたブランドイメージといった、複合的な要因によるものです。単なる数字のランキング以上に、餃子に対する情熱と長年の貢献が「盟主」という言葉に込められていると言えるでしょう。
この1年、いわゆる戦争ゲームというものにハマっていた。サーバー内で自連盟の領地を広げ、基地を燃やし合い、時にはサーバー間でも対戦をするゲームだ。この1年間で150万ほど課金をし、100人いる連盟の盟主をしていたが本当にヤバいゲームすぎてようやく引退することを決めた
まず、時間をすごく取られる
週にに3度ほど30分襲いかかるゾンビから自分の基地を防衛し続ける。
1日に2,3回1時間手動でサーバー内で基地を効率的に育てるためのバフ配布を連盟内でこなす。
更に対戦イベント期間中は他連盟と競争して領地を取っていき毎日23時から1時間サーバー間で対戦をする。指揮を取ってくれる人がいないので必ず参加していた。
めちゃくちゃ時間を食われていた。
次に課金。めちゃ金かかるし段々戦力がインフレしてるため課金をやめた瞬間一気に格下に抜かされる。継続的に月10万ほど入れていた、がサーバーランク的には500人アクティブがいる中の80-90位くらい。マジでどうなってんだ。
連盟内で1番強い人に聞いてみたら1ヶ月150万くらい入れてるそう、更にサーバー内にこの人より強い人が3人ほどいる。この3人もほぼ常にログインしてる。500人いる中でそんな課金のできる金持ちが集まるんだなってなかなか衝撃。
そして私も今までの課金額が結構なものになったしハマってる間は楽しかったが、最近何が楽しいのかよくわからなくなってきたのでこれで区切りにしようかなって思って引退することにした。
1年一緒に遊んだチームメンバーは愛しいけどリアル疎かにして今までの友達と没交渉になるくらいハマり過ぎてしまったのには反省。
韓国は大統領がトチ狂って戒厳令出したから彼はアホだと思う。他の政治家は普通かな。
日本の政治家がアホなのは、ひたすら増税を続ける所だ。GDPの6割が個人消費なのにそれを冷やす政策をどんどん進めている。防衛費を増やさないといけないし、そのためにさらに国債を発行したくないなら、増税する以外の選択肢がなくなるからやっているんだろうけど、それで個人消費をダメにしたら意味あんの? アホかと思う。
トランプがアホなのは、アメリカが偉大なのは自由主義の盟主として、同盟国との強い結びつきなのにそれを理解できずに、短期的な利益に走っているからだ。彼の減税路線は評価するけど、そのためにすべてを犠牲にするのはやりすぎ。アホだと思う。
交通事故死したはずの天才プログラマー・ボブは生前行った複製プログラムに基づき復活した。
ただし西暦2133年、自由アメリカ神聖盟主国で、肉体のないコンピューターとして。
人工知能・ボブは「お前オタクだから1人でも平気だろ?」と適性を見込まれて宇宙探査に送り出される。
11年かけて到達したエリダヌス座イプシロン星でボブは自己増殖を行い、銀河に「ボブ達」」が誕生する。
複製されたソフトウェアなのに揺らぎがある彼らは団結し、また社会的分裂を行い、地球人類や競合のAGIと関わるようになる。
弊機かわいいでおなじみの人型「警備ロボット」の織り成すハートフルストーリー
企業の支配する宇宙の政治が他人事でなく当事者として降りかかる目線の低さもちょうどよい。
これは何も考えずお手に取ってどうぞ。
小説は物語を読みなれていれば手に取ることをお勧めするけど、そうじゃないなら映像化されてるのでぜひ
小説(日本語訳)は1、2上下、3上下の5冊あり、ファンでもどれが好きかはバラバラなので面白い。ぜひ読んだ人同士でどれ好き~~トークしてどうぞ。
ちなみに自分は2巻の上! 栄光の三大艦隊が太陽系を守護し、地球人類が最も輝いた抑止紀元がすき!
なお、
伝統的に、読売ジャイアンツはセ・リーグの盟主として、圧倒的な人気と実績を誇っています。
一方、千葉ロッテマリーンズはパ・リーグの中堅球団という位置づけですが、近年は着実に力をつけています。
読売ジャイアンツは、豊富な資金力を背景に、スター選手を数多く抱えています。
千葉ロッテマリーンズは、育成に力を入れており、若手選手の活躍が目立ちます。
読売ジャイアンツは、伝統的な「王道野球」を重視し、投手力と打撃力のバランスを重視しています。
千葉ロッテマリーンズは、機動力を活かした「スモールベースボール」を展開し、相手のミスを突く戦略を得意としています。
読売ジャイアンツは、全国的な知名度とファン層を持ち、圧倒的な集客力を誇ります。
千葉ロッテマリーンズは、地元千葉を中心に熱狂的なファンに支えられています。
過去の成績やチームの構成、戦略、ファンの応援などを総合的に考慮すると、読売ジャイアンツの方が総合力で上回っていると言えるかもしれません。しかし、千葉ロッテマリーンズも近年力をつけており、両チームの対戦は常に拮抗した勝負になることが予想されます。
読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズのどちらが強いかは、様々な要素によって変動するため、一概に結論を出すことはできません。しかし、両チームとも日本のプロ野球界を代表する球団であり、今後の活躍が期待されます。
先日、友人に勧められ『機動戦士ガンダム』をみた。
知らない人だったら、この名前を聞いて拒否反応がでるかもしれない。
でも、僕も始めこれを聞いて拒否反応がでたが、意外と可能性を感じるいい作品だった。
まず、僕の自己紹介をする。
サイド2 ハッテに住んでいる。
ジオンは戦後 スペースノイドの盟主を気取っているが、ご存じの通りハッテは地球連邦寄りだ。
それを兵器にするために皆殺しにしたジオンを許せるわけがない。
でも、人を殺さなかった。
今は自治権も与えず、税金も高く、さらには人を殺すジオンの独裁だ。
こんなことを本国で書いたら憲兵にマークされてしまうが、連邦ネットワーク内の増田なら安心だろう。
さて、『機動戦士ガンダム』はサイド7に住んでいるトミノとかいうアニメ監督が作った。
サイド7はジオンから最も遠く、戦前はルナ2にも近かったから連邦関連の人が多く、戦後も連邦寄りだ。
なによりもシャアによる空襲を経験しているから、多くの住人はジオンを恨んでいる。
このトミノ監督はレトロフューチャー系のロボットアニメが作風で、20世紀の古い感じのテイストなんだ。
『機動戦士ガンダム』は史実を下敷きにしたIF戦記物なんだが、リアリティよりもこのレトロフューチャーテイストを選んでいる。
スマホもないし、妙に四角張ったモビルスーツのデザイン、そして過剰な作画崩壊(20世紀はよくあったらしい)演出など見る人は選ぶと思う。
まず、史実では連邦のV作戦で作られたガンダムをシャア・アズナブルが強奪して、連邦のテクノロジーをリバースエンジニアリングしてジオンの勝利に貢献したでしょう。
ガンダムはジオンのシンボルみたいなもんだけど、この作品では連邦のシンボルになっているんだね。
ここは、シンボルを無力化する意味ですっきりした。タイトルにもガンダムと付けているが、ジオンは敵だという作品のタイトルにしていることで奪い返してやったという気持ちになる。
強奪に失敗してから、連邦が巻き返していく物語なんだが、多くの人物が実在の人物なんだけれども、主人公は架空なんだよね。
アムロ・レイという少年がガンダムに偶然乗り、何度もピンチを潜り抜けていく。
IF戦記物だけでなく、このアムロ少年の成長譚とだけみても面白い。
何で子どもなんだよ。とか、子どもがモビルスーツに乗ってシャアを撃退できるわけないだろっていうツッコミはわかるが、これは少年が主人公になるレトロフューチャーロボットアニメの様式だそうだ。
ここからは、もう少し突っ込んだネタバレになるので、ネタバレ避けたい人はここで回れ右をしてほしい。
そしてシャアもニュータイプとして覚醒をして、アムロとシャアの確執へと発展していくんだ。
君たちならニュータイプという言葉を聞くとガンダム以上に拒否反応を催すだろう
だか、『機動戦士ガンダム』ではこのニュータイプを新たな解釈をしているんだ。
アムロとシャアの間にララアという少女が登場するんだが、ララアとアムロは一瞬の間にお互いを理解をするんだ。
選民思想のためのニュータイプじゃなくて、宇宙に出て人は遠くの人と誤解なく差別なく分かりあえる。
そういう強いメッセージを感じた。
確かにジオンは人を殺したが、仮に連邦が勝利をして、連邦内でジオンを抑圧するような軍隊を作って、コロニーに毒ガスを撒くとか逆のことをしてやろうと思ってもそれは違うよね。
皆人間なんだよと。
だから、ジオン、反ジオンの二元論を越えた反戦アニメだと感じたよ。
あと、少々のツッコミはある。
シャアが目立ちすぎる。
メインキャラでは数少ない実在の人物なのだが、監督はシャアが好きなんじゃないかというくらい優遇されている。
まあ、シャアは死亡しているので(生存説を唱える陰謀論はあるがwww)好き勝手出来るということもあるんだろうけどね。
逆にシャアの盟友であるシャリア・ブルはちょい役ですぐ死ぬという冷遇っぷりだ。生死が現実と逆転してるのは意図的なのかな。
あと、連邦のエースパイロットのセイラ・マスも出てくるんだが、これがシャアとの兄妹ってことになっている。
実際陰謀論で、ジオン・ダイクンの遺児で生き別れた兄妹説みたいなのがあるけど、クソヤバ陰謀論を引用するのはちょっと萎えたかな。
ちょいちょい実在の人物が出てくるので、一年戦争史詳しい人なら唸るかもしれないね。
ハイキューが最終回を迎えた際、Twitterで感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファンの投稿が目に入った。自分はハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。
井上雄彦の作品に通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間の思考と感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールがマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティの基準点をもたらすこととなった。
桜木花道がバスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要な問題になりうることを、今なお我々に伝えている。
講談社は1970年代末期には後発のジャンプにマンガ業界の盟主の地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジンは苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである。
その中で強引に看板作品に祭り上げられ、ジャンプの屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺の剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。
ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプのアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張や封神演義やBOYSにこの役割を代替できたか考えてみてほしい)。現代のジャンプ読者はもっと、もっと本作に感謝すべきだと、佐藤健の超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである。
連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんはシュールではなく、ベタをシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。
本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである。現代の観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。
彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象のワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。
闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空のTCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具・ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。
コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲームが友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。
世界で最も多く発行された単一作者によるマンガ作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然にカテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。
毎週月曜日にワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マンガ業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定の年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌の終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィと尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。
幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルEで前人未踏の領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義を執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。
「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTERの最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」
いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品がジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。
前例のないテニスマンガでの成功、女性読者の流入、クールで生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。
1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優の登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツに侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。
すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマンガ文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで
あまりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人は中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。
連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板の最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価が妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民は久保帯人のセンスをバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊、忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落たキャラクターとセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内にしかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。
デスノートという作品は複数の点で極めて例外的な成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力、宗教的崇拝、欠点の無い主人公、ゴシック的キャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...
本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品がメディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクターを矛盾なく作れる人間は大場つぐみくらいしかいないのだから。
2010年代にジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」
ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。
「家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的なテーマにフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に、劇場版『無限列車編』は社会現象化し、国内の興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。
出版業界の衰退、コロナ禍、趣味の多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能であると証明した本作は、令和を生きる日本人の心象風景に残る新たな「国民的マンガ」として、時代に選ばれたのだ。
ひとりのスターの存在がプラットフォームの価値を定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在をメジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動の文化をオーバーグラウンドなものにしたように。
2014年に創立したジャンプ+というプラットフォームの目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。
かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前で投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所のひとつとして認知されるようになった。
藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈をインターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものがマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。
簡単に説明すると中華系武道バトルという感じの特殊なジャンルの漫画カテゴリーです。
ピッコマやLINEマンガなど、韓国主体のウェブトゥーン(Webtoon)などで読める漫画作品のカテゴリーです。
アニメに詳しいオタクに説明する場合は、「虚淵玄」が脚本を担当した人形劇『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』シリーズを観た方なら、なんとなくその雰囲気や世界観を想像できるかと思います。ベースとしての知識はWikipediaの「武侠小説」にある説明や有名な作家、代表作があるのでそれらを参考に……というにはちょっと面倒かもしれません。
もう少し詳しく説明すると、時代背景的には日本の(鉄砲が伝来する直前の)戦国時代ぐらいの雰囲気かつ、力を持った忍者グループが大名に近い存在で(ただしその1グループの集団数は千人以下程度)、その力を持ったグループが中国(中華)で覇権を争ったりしている感じの世界観です。
闘いの舞台は基本的には中国(中華)で、その場所は「中原(ちゅうげん)」「江湖(こうこ / ごうこ / えこ)」などと呼ばれています。
「中原」に関しては日本で言えば「京都」に近い感じの意味の言葉で、当時の中国の文明文化や政治の中心地的な意味合いもありつつ、漠然と田舎とは反対の都会的な意味合いもあるかもしれません。
「江湖」という言葉そのものの意味は「世の中」「天下」または「武力で競う社会」のような意味で、作品によってはその辺りの意味の微妙なニュアンスは変わるので、なんとなくで把握してもらえればOKです。ある意味では「裏社会」とも読み取れるかもしれません。なぜかと言うと、「官林」と呼ばれる皇帝が存在する政治支配体制側は存在しているのですが、基本的には「江湖」で争う武功を持った「武林人」には(ほとんどの作品では)不干渉という立ち位置です。ただし国を支配しようとする野心を持った「武功」を使う「武林人」が現れた場合は、「官林」側の戦力も出てくる場合もあります(凄く強かったり、たいして強くない場合もあり、作品によって色々です)。
そして武狭漫画では、「武林人」達の有力派閥などが集まった「武林盟」という組織が存在する作品が多いです。
「武林盟」の一番偉い存在が「盟主」と呼ばれ、作中最強レベルの存在の人が多いですが、「盟主」が年老いている場合もあるので、かつては最強レベルだったという感じの名誉職としてそこに居る場合もあったりします。
そして「武林盟」に対抗する勢力として、「邪派」や「魔教(神教)」が存在していたりします。
多くの作品場合は、野心を持った「邪派」や「魔教(神教)」の対抗する為に、正派が集まって「武林盟」を創設したというパターンが多いです。
多くの作品の場合、一から「武林盟」が創設されること余りなく、主人公が産まれた時から「武林盟」が存在しているパターンが多いです。
「武林盟」は多くの名家・有名派閥が存在し、超有名どころだと「少林寺」がメジャーですが、武狭漫画においては主人公が所属する派閥ではないパターンが多いです。
他に主に登場するのは「華山派」「武当派」「崑崙派」「唐家」「諸葛世家」「南宮世家」「慕容世家」「丐幇」などです。
作品的には(使う武功がビジュアル的に映えるからか)「華山派」の主人公が多い印象がありますが、成り上がりを描き易いからか弱小派閥や、かつては強かったが没落した派閥の主人公が多いかもしれません。
集団戦闘よりは個人の「武功」、個人の戦闘力の方が重視される感じで、また強者個人の戦闘力が一騎当千という感じです。
その強者の戦闘力は、悟りで開かれた境地などにより、ある種の階級制みたいに分類され、基本的には境地に差がある者達が一対一で闘った場合は、上の境地の者に勝てることはほぼ無いという感じになります。
大体の作品において、「化境」と呼ばれる境地が最強、もしくは最強の一歩手前ぐらいの境地というかレベルで、大まかに分けると
という感じに分けられますが、もっと細かく細分化している作品も多々あります。
主な用語に関しては下記のリンクや、ネット情報を参照してみて下さい。
近年はこの「武狭」をベースにし、武狭の世界に生きてきた人間が現在に転生、もしくは現代人が武狭の世界に転生、または武狭の世界で最強になったが誰かに嵌められて殺された後に強くなる前に戻るやり直し系や、同じく殺された後の数年後に別人に転生など、なろう系的な要素を加えた作品も多くなっていると思います。
転生要素はありますがお話的には、武狭漫画としては王道でお薦めしやすい作品は、『華山帰還』と『華山転生』あたりでしょうか。
メインヒロインが顔芸していると評判(?)の作品の『天下無双大師兄』あたりも内容的には王道系で面白いです。
初期設定はSFな要素がありますが、『ナノ魔神』は多くの人に読まれている人気作だと思います。
「華山派」と言えば基本的には剣を使った「武功」ですが、内容的には「華山」要素は薄いけどタイトルになっている『華山拳魔』。
設定的には変わっているのは、『父無双』や『墨香 DARK LADY』なども作品も人気の作品だと思います。
武狭漫画は本格的になればなるほど迫力を出す為に、絵柄の線が太かったり、線が多くなる作品が多いのですが、絵柄的には日本の少年漫画と少女漫画の中間ぐらいの見やすいタイプの『飛雷刀』あたりは比較的に初心者向けかもしれません。
色々な用語の意味や世界観などをなんとなくでもクリアしないといけないので、初めて触れる方には読み始めるにはそれなりに初期ハードルが高いのですが色々と面白い作品も多いですし、ウェブトゥーン(Webtoon)の作品の多くはかなりのお話を終盤近くまでは無料で読むことが可能なので、ちょこちょこと合間の時間にチェックしてみてはどうでしょうか?
俺の独断はこんな。
ペルシャ人としての誇りの塊。芸術と科学技術は全部ペルシャが祖先だと思ってる。アラブ人もトルコ人も野蛮人だと思ってる。産業革命まではヨーロッパなんか世界史の傍流たったくせにと思ってる。
産業革命前まではオスマン最強だったことを引きずって、アジアの元盟主みたいな意識と、アジアを抜けてヨーロッパに入りたい意識との間で揺れる。いち早く西欧化した日本に今だにシンパシー。EUに入りたがるけど、ヨーロッパ人も100年経ってもオスマントルコが嫌いでとってつけたような理由で振られ続けてる。
花形職業が観光ガイドという観光立国だが、古代文明への誇りはあんまりない。当時の民族も宗教も違うし。ギリシャ文化、ローマ文化、シーア派、スンニ派と文化のアップデートを繰り返してるので、過去の遺物だけど、ご先祖の誇りかどうかというと微妙。メンタルとしてはアラブ人。アラブの盟主を目指したかった時期もあるけど、最近は諦めてる。最高学府卒業生が観光ガイドするくらいに若者に仕事がないってのもあるけど、淡々と客観的な考古学の見地で解説してくれる。
隣国のイランとトルコが揃ってアラブ系を見下してきてるから気に食わない。アラブの盟主になって一泡吹かせたかったけど、欧米に潰された。
アラブの団結を叫ばれていつも困る。連帯しなくてもなんとかなる石油があるので、欧米と敵対せずうまくうまくやっていきたいと思ってる。揉め事を起こすイラン、トルコ、エジプト、カタール、イラク、レバノンが嫌い。
キリスト教国のイメージ。なぜかイスラエルとエジプトとイランとが喧嘩するたび、なぜかレバノンで戦うからいい迷惑。国民がブチ切れてテロ組織を応援するようになり、負の連鎖。
パーレビ国王時代はイランは親アメリカだったけど、革命が起きてホメイニ師が出てくる。エルサレムがユダヤ教徒の影響下にあることをイランのホメイニ師は快く思っていなくて、イスラエルに死をと叫ぶようになった。でもイランからイスラエルは遠い。ので、イランは反イスラエルの組織に援助を続けてる。パレスチナのスンニ派のハマスはもちろんレバノンの同じシーア派のヒスボラもそう。
イランの動きが面白くはないトランプさんのときに米国の仲介でイスラエルはバーレーン(王族はスンニ派)とかの湾岸諸国と国交正常化した(俗にアブラハム合意という)。パレスチナに国家が樹立されることなく和平を進めたのだけど、それってスンニ派とユダヤ系からなる対イラン包囲網にもなる。イランは面白くはないよね。
話がズレて恐縮なんだけどアラブの盟主たるサウジはスンニ派で以前は国交が無くても対イランではイスラエル寄りともとれる動きをしていたものの、中国の仲介でサウジとイランは去年国交正常化させた。そのあとガザへの空爆がはじまってからは完全にパレスチナ問題について反ユダヤとまではいかないけどサウジは態度を硬化させてる状態。
わかりにくくて恐縮だけど、スンニ派シーア派だけではなくて対イスラエルや米中とか複雑に絡んでる状態。三角関係のもつれとかだったらよかったんだけどね。