■ 序盤戦で目立ったのはアビスパ福岡J2の夏の移籍市場の序盤戦で目立ったのはFWレオ・ミネイロ(アル・マークヒヤ)やDF吉本(FC東京)やDF古賀(柏)を獲得した福岡、FWレアンドロ(神戸)とMF泉澤(G大阪)を獲得した東京Vの2チームだった。育成型期限付き移籍のDF古賀は早くも4試合でスタメンフル出場を果たすなど欠かせない戦力になっている。また、東京VのFWレアンドロも25節の新潟戦(H)でアシストを記録するなど存在感を発揮している。
J2のクラブになると「J1で出場機会に恵まれなかった選手」でも重要な戦力になる可能性があるので中位グループや下位グループのみならず、上位グループに組み込まれるチームも夏の移籍市場で積極的な動きを見せるケースが多い。当然、「戦力補強は必要ない。」と言えるチームもほとんどないので、夏の移籍市場ではJ1の各クラブの動向以上にJ2の各クラブの動向を見逃すことなくチェックしなければいけない。
連日、いろいろなニュースが飛び込んでくるが、先の2チーム以外で「効果的な補強が出来ている。」と思えるのは、FW瀬沼(山形)とDF田代真(長崎)を獲得した横浜FC、FWピーター・ウタカ(ヴァイレ)とFWバラル(カディスCF)を獲得した徳島、MF高井(東京V)を獲得した山口の3チームだろう。いずれもピンポイント補強になるが、チームの弱点を補う効果的な補強が出来た。大きな戦力になる可能性は高い。