総評→ 今シーズンのJ2は「キーパーを固定できていないチーム」や「正キーパーがケガで離脱した(or 離脱していた)チーム」や「シーズン途中で正キーパーが交代したチーム」がいくつもある。千葉や徳島は1つ目、横浜FCや水戸や金沢は2つ目、大宮や福岡は3つ目になる。それもあって全14試合に出場しているのはGKビクトル(FC岐阜)、GK清水健(讃岐)、GK上福元(東京V)、GK一森(山口)など8人しかいない。
ケガで離脱することなく絶対的な正キーパーとして活躍している選手が今シーズンのJ2は非常に少ないので10人をピックアップするのも一苦労だったが以下のようなランキングになった。GK一森(岡山)、GK高木駿(大分)、GK上福元(東京V)、GK藤嶋(山口)の4人がトップ4。それ以外のキーパーとの差は大きい。4人の中でも最少失点で、かつ、好セーブ連発のGK一森(岡山)を前回と同様で最上位に評価した。
10位 : GK 河田晃兵 (ヴァンフォーレ甲府) ・・・ 前回:8位→ 上野監督になってから2勝1分け。4勝4敗6分けで順位も11位まで浮上してきた。いい流れになってきたが吉田監督時代から失点は少なくて守備は安定していた。監督が交代して点が取れるようになってきたことが巻き返しの大きな理由と言える。昨オフは札幌が獲得に乗り出すなど流出の可能性があったが甲府への残留を決断。安定感のある守護神の引き留めに成功したのは甲府にとって大きな出来事だった。
09位 : GK 笠原昂史 (大宮アルディージャ) ・・・ 前回:ランク外→ 開幕2試合はベテランのGK塩田が起用されたが3節からGK笠原がスタメンで起用されている。ここまで5勝6敗3分けで14位。大宮もかなり不本意なシーズンになっているが新加入のGK笠原は持ち前のスケールの大きなプレーを新天地でも披露しており、経験豊富なGK加藤ならびにGK塩田を差し置いてゴールマウスを守っている。191センチの長身ながら身体能力の高さが魅力。潜在能力は相当に高い。