■ 外国人キーパーが急激昨今のJリーグの大きな変化と言えるのは外国人キーパーが急激に増えた点である。草創期にはGKシジマール(清水)やGKジルマール(C大阪)やGKハーフナー・ディド(名古屋など)らが活躍。その後、黄金期の磐田でGKヴァン・ズワム(磐田)が正キーパーとして活躍したがその他の外国人キーパーというとGKミロ(浦和)など。GKキム・ジンヒョン(C大阪)が登場するまでは両手で数えられるくらい少数だった。
GKキム・ジンヒョンが韓国人キーパーのJリーグ進出のきっかけを作ったが、最近は欧州系のキーパーの参戦が目立っている。GKカミンスキー(磐田)とGKビクトル(FC岐阜)が代表例に挙げられる。また、GKルイス・オヘーダ(千葉)、GKアレックス・ムラーリャ(新潟)、GKロドリゲス(千葉)など南米のキーパーも増えており、今シーズンは北中米カリブ地区となるコスタリカ代表のGKカルバハル(徳島)が来日した。
外国人キーパーがゴールマウスを守るのはJリーグでも珍しくなくなっているが、今シーズン、所属クラブでポジションを確保している外国人キーパーを挙げてみるとこういう感じになる。J1では7チーム、J2では5チーム、J3では2チームで外国人キーパーが正キーパーに君臨している。Jリーグは全部で57チームあるので24.6%に相当する。約4チームに1つが外国人キーパーをゴールを守っていることになる。