■ ワールドチャレンジ2017ワールドチャレンジ2017の浦和レッズ vs ドルトムントは7月15日(土)に埼玉スタジアムで開催された。チケットはソールドアウト。58,327人という大観衆が集まった中で試合が開催された。浦和は7月12日(水)に行われた天皇杯の3回戦の熊本戦(H)から中2日というタイトな日程になったがドルトムントと対戦できる機会はほぼ無いので大きな経験になるだろう。浦和はJ1では18節を終えた時点で8位と苦戦している。
浦和は「3-4-2-1」。GK西川。DF森脇、遠藤航、槙野。MF柏木、阿部勇、関根貴、宇賀神、武藤雄、ラファエル・シルバ。FW興梠。過密日程になるが「現時点でのベストメンバー」と言える11人をピッチに送り出してきた。FW興梠は18試合で12ゴールを挙げてJ1の得点ランキングで首位を独走している。FWラファエル・シルバも14試合で7ゴールと高い得点力を発揮しており、MF武藤雄は17試合で5ゴール。
ドルトムントは「4-1-4-1」。GKヴァイデンフェラー。DFピズチェク、バルトラ、トプラク、シュメルツァー。MFシャヒン、ロデ、カストロ、プリシッチ、シュールレ。FWオーバメヤン。MF香川は怪我のためベンチスタート。前日の会見のときに「試合には出場しないだろう。」と明言されている。トゥヘル監督が退任して今シーズンからジェフ市原でプレーした経験のあるボス監督がチームを率いている。
■ 3対2でドルトムントが競り勝つ。試合の序盤はドルトムントが圧倒する展開になる。浦和は全くボールの奪いどころが見つからなくてアップアップの展開になるが徐々にドルトムントのサッカーに慣れてくると前半24分に右サイドのCKを獲得する。MF柏木が左足で蹴ったボールをFW興梠が合わせて浦和が先制に成功する。このゴールによって試合の流れは一変。その後は浦和のイレブンが堂々とプレーするようになって互角の展開になる。
1対0で迎えた後半13分にはMF関根貴が抜け出してキーパーと1対1に近い決定機を迎えるが決められず。すると後半31分に途中出場したMFエムレ・モルがバイタルエリアでボールを受けてからドリブルで突進。DF槙野をぶっちぎって同点ゴールを記録した。さらに後半34分にもMFエムレ・モルのドリブルからチャンスを作る。最後はDFシュメルツァーのパスを受けたMFエムレ・モルが決めて逆転に成功する。
ビハインドとなった浦和だったが後半40分に左サイドのCKを獲得するとMF高木俊の蹴ったボールをDF遠藤航が豪快に頭で合わせて2対2の同点に追いつく。しかしながら後半43分にDF遠藤航のクリアミスからMFシュールレがほとんど角度のないところからシュートを決めて3対2と勝ち越しに成功する。結局、3対2でドルトムントが勝利した。MOMには途中出場で2ゴールを挙げたMFエムレ・モルが選出された。