エールディビジ第2節・ヘラクレスは、デ・カイプでフェイエノールトと対戦した。開幕戦は先発出場した平山だったが、この試合は、ベンチスタートとなった。開幕戦で、相手ディフェンダーへのプレスの仕方に問題があったとの報道もあり、まだまだ、新監督との意思の疎通がうまくいっていない模様。とはいっても、スタメン落ちの理由は、相手がフェイエノールトということで、ディフェンシブに戦いたいという、意向からのものだろう。(事実、昨シーズン、ヘラクレスはフェイエノールト戦で、
1対7と
0対4で完敗している。)
まず、ヘラクレスだが、GKピーケンハーゲン、DFクラヴァン、スミト、MFマース、タンゲ、クアンサーの6人は昨シーズンからいるおなじみの選手だが、それ以外のメンバーは、様変わりしている。全体的な印象では、スピードとテクニックのある選手が多く入ったなという印象。また、昨シーズンは、不安定極まりなかったディフェンスが、比較的、落ち着きを見せているなという印象をもった。
一方のフェイエノールトは、ディフェンス陣は効果的な補強が出来たが、攻撃陣は悲惨の一言。これは、サポーターが激怒するのがよく分かる。カイト、カルーが移籍したものの、代わりの選手は見つからず。こんな状態のフェイエは見たくないな・・・。
さて、この試合は出番のなかった平山だが、全く、心配する必要ないだろう。ヘラクレスというローカルチームは、デ・カイプでフェイエノールトと戦うというだけでビビッてしまうもの。後半、何度もカウンターやセットプレーからチャンスを作っていて、「平山がいれば、勝てたかもしれないのに・・・。」とも思ったが、ヘラクレスにとっては、勝ち点1を獲得できただけでも満足なのだろう。昨シーズンもそうだったが、基本的に、ヘラクレスは平山相太がいなければ、得点が取れないチームである。(それは、昨シーズン通して見てきた率直な印象)。平山の出番は確実に来るし、もし、平山を試合に使わないのであれば、その監督は、結果が出せなくて交代させられるだろう。間違いない。
それにしても、今シーズンのエールディビジは、結局、毎節1試合だけの中継なのだろうか?(今節は生中継ですらない!!!)スカパーらしくないし、エールディビジやチャンピオンズリーグをめぐるWOWOWとの争いや、Jリーグ中継をめぐるNHKやTBSとの争奪戦など、最近のサッカー中継を取り巻く騒動は、視聴者を無視した暴挙といわざる得ない。シーズン前に、これからもずっと、不安な日々をすごさなければならないのか?
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