vs フェイエノールト 平山シュート3本も不発に終わる。
この試合のヘラクレスは立ち上がりから集中したディフェンスを見せていた。5バック気味で、カイト、カルー、カステレンにマンマークをつけて、フェイエの攻撃を食い止める。
しかし、一つのミスが試合の流れを大きく変える。前半25分、クワミ・クワンサーが自陣でボールキープに失敗。相手にボールを奪われると、カルーにループシュートを決められてしまう。気落ちした、ヘラクレスは、36分にカイト、39分にカステーレンにゴールを決められて、3点ビハインドで前半を終える。
この試合の前半のクワンサーだが、率直に言うと、プロの試合で、ここまでひどいプレーをする選手を見たのは初めて、といっていいくらいの醜い出来。パスは全て相手に渡してしまうし、前にスペースがあっても突っかけていけずに、チームのリズムを崩していた。見ていて、前半25分の大ポカの前にもう交代させた方がいいな、と思っていたが、不安は的中してしまった。ここ2試合は、かなりいいプレーを見せていただけに残念だ。
後半に入ると、ヘラクレスは平山のポストプレーから何度かチャンスを作り始めるが、得点は奪えずに、0対4の完敗だった。
この試合の平山だが、今年の試合の中では、一番切れがあって、ポストプレーも正確だったと思う。後半半ばには、中央でボールを受けると、アンドレ・バイアをシザース・フェイントで振り切って交わして、右足でシュートを放つシーンもあった。ゴールはならなかったが、印象的なプレーを見せた。この試合に関していうと、チーム力の差がありすぎたので、ゴールはならなかったが、フラール(オランダ代表)相手でも、十分なプレーが出来ていた。
ヘラクレスだが、この試合は、あまりにも不用意なミスが多すぎた。4点目のパーウエのミドルゴールは仕方ないが、1点目、2点目、3点目は全て自分たちのミスからの失点。しかも、無理につなごうとした上でのミスなので、ここら辺は防げたミスだと思う。
最後に、ボランチは重要だと改めて思った。やや難しい体勢でボランチがボールを受けたときに、テクニックのあるボランチならしっかりとコントロールして前を向いて次の展開に移ることができるが、下手なボランチだと全て後ろに下げてしまうので、攻撃の形が作れない。この試合では、前に出せばチャンスになりそうなところで、ヘラクレスのボランチのデフリースが、すべてキーパーにバックパスをして流れを切っていた。最近は出場機会がなかったデフリースだが、マースを最終ラインで使うために久々に起用されたが、完全に癌になっていた。
次節は、アウェーのフローニンゲン戦。爆発に期待したい。
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