■ 平山移籍騒動が決着本ブログ上でも、「平山移籍騒動」という新カテゴリーを作らなければならないくらいに泥沼化していた平山相太の移籍騒動だが、FC東京への入団が正式に決まって決着をみた。
Jのチームによる争奪戦が始まったときに、セレッソ大阪かFC東京かジェフ千葉が京都サンガに決まればいいなと思っていたので、FC東京への入団は非常に嬉しい。FC東京は、アマラオの退団後、長らくセンターフォワードのポジションに人材を欠いていただけに、待望のストライカーの加入となった。
さて、今回の騒動についてだが、真実が明らかにされていない以上、詳しくは分からないが、ヘラクレスサイドも平山サイドも、双方がアマチュアだったと言わざる得ない。ヘラクレスへの移籍は、突然決まったことだったので準備不足であったのは仕方がないとはいえ、今後、日本人選手が海外へ移籍するときは、入念に移籍先をリサーチして、入団を決めなければならないという、いい教訓になった。
■ 高まる平山へのバッシングそれにしても、今回の騒動を経て、平山への非難の声が大きくなっている。その声は確かに、間違ってはいないと思う。「平山は自分勝手」だとか、「Jリーグを甘く見すぎ」だとか、「言動がプロらしくない」とか・・・。
ただ、ボクは、今、平山相太を批判している人に対しては、(朝日新聞風に、)「だが、ちょっと待ってほしい。」と言いたい。ピッチ外でどういう発言をしようとも、ピッチ上で結果を残せれば、それでいいのではないだろうか?ストライカーならば、例え、太っていようとも、オランダ語が話せなくとも、ホームシックであろうとも、オフに運転免許を取っていようとも、ゴールさえ決められれば、それで問題ないのではないか?ピッチ以外での選手の言動には、必ず、何かしらのフィルターがかかっている。報道から、全てを判断するのは危険である。
■ 批判をする前にプレーを見よう。まずは、実際に平山がプレーしているところを見てみよう。ヘラクレスの開幕戦は日本では中継がなかったし、2試合目は平山の出番はなかった。「太っている。」とか、「切れがない。」とか、「ハードワークをしていない」と言われているが、今シーズンの平山のプレーを見た人は、ほとんどいないだろう。試合を見て、もし、コンディション不良で、本来のパフォーマンスを見せられないのであれば、そのときは、「プロ意識が欠如している」として、批判を浴びせればいいのではないかと思う。
これまで以上に困難な状況の中で、平山相太は、果たして、Jリーグで結果を残すことが出来るのだろうか?当分の間、ボクは、FC東京の試合ばかり見ることになりそうだ・・・。
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