GK 小久保玲央ブライアン (シントトロイデン) 7.75 (MOM)
→ この日も素晴らしい存在感を発揮。クリーンシート達成に大きく貢献した。バーに救われた場面も何度かあったが終了間際の相手のエースのFWドゥンビアのPKの場面は「チームJAPANの勝利」と言える。PKキッカーの情報はしっかりと入手しており、「どちらに蹴る確率が高いのか?」はGK小久保玲央ブライアンにも伝わっていたと思われる。U-23アジア杯のときから安定感抜群のプレーを続けている。
DF 関根大輝 (柏レイソル) 6.50
→ SBが頻繁に攻撃に参加できる展開にはならなかったので持ち味の1つである攻撃力を発揮するシーンは少なかったが主に守備面でチームに貢献した。隣でプレーしたDF西尾は180cmなのでアンダーサイズのCBになるが右サイドに出てきたロングボールはDF関根大が中心となって対応。高確率で跳ね返した。決勝ゴールの場面は右サイドからのカウンターだったが少し遅れて攻撃に参加。厚みを加えた。
DF 西尾隆矢 (セレッソ大阪) 6.50
→ 鳥栖のDF木村誠に代わって初先発となったが持ち味であるフィジカルの強さを生かしてクリーンシート達成に貢献。90分を通して落ち着いてプレーした。相手のCFのFWドゥンビアは強烈な選手だったがDF高井幸と協力して自由にプレーさせず。もちろん、3回ほど危ないシーンを作られたがバーにも助けられて何とか無得点に抑えた。フリーでボールを持つシーンは多かったが積極的なビルドアップも良かった。
DF 高井幸大 (川崎フロンターレ) 7.25
→ 初戦のパラグアイ戦はやや精彩を欠いた。危ないミスもいくつかあったので「パフォーマンスが良かった選手がほとんど」という日本の選手の中では相対的に低めの評価になったがこの日は本来の良さを発揮。高さとリーチの長さを生かしたダイナミックな守備で貢献した。持ち味であるビルドアップも安定しており、「変な形のミスはほぼ無かった。」と言える。攻守両面で素晴らしい出来だったと言える。
DF 大畑歩夢 (浦和レッズ) 6.50
→ 初戦のパラグアイ戦と比べると攻撃面での貢献は少なかった。持ち味を出しにくい展開だったが守備面で貢献した。スピードのあるマリのウインガーとマッチアップする機会は多かったがスピード勝負でも負けていなかった。鳥栖時代から「攻撃的な左SB/WB」と評価されているがU-23アジア杯の頃から高い守備力も光っている。替えの利かない選手なので次のイスラエル戦はベンチスタート。休養すると思われる。
MF 藤田譲瑠チマ (シントトロイデン) 7.00
→ 前半28分にイエローカードを受けたが、その後、何度か危ない場面があった。レベルの低い審判であったならば「2枚目のイエローカード」が出たとしても不思議はない場面もあったが最後までアグレッシブさは失わず。マリの選手は日本の選手がファールをするたびにイエローカードを要求した。「2枚目のイエローカード」を恐れてプレーが消極的になる危険性もあったが強気にプレー。さすがの活躍だった。
MF 山本理仁 (シントトロイデン) 7.25
→ 後半37分に値千金の決勝ゴールを決めてヒーローの1人になった。カウンターからゴールが生まれたが最初にボールを奪ったのもMF山本理だった。その後、FW細谷が独力で右サイドを突破したが休むことなく攻撃に参加してこぼれ球を押し込んだ。決勝進出に大きく前進する先制ゴールを奪った。これで2試合連続ゴール。キャリアの中で沢山のゴールを決めてきた選手ではないが大舞台で結果を出している。
MF 荒木遼太郎 (FC東京) 5.25
→ 何度か持ち味を出したが簡単にボールを失う場面も多かった。「コンディションが万全ではない。」という報道もあった中、先発で起用されて後半12分までプレーできたのは良かったが彼の良さを出し切れずに終わった。代わって投入されたMF三戸が残りの時間で3度ほど決定機に絡んだが「現状ではMF三戸の方が左IHとして機能している。」と言える。中盤で相手に捕まってボールをロストする場面が目立った。
MF 山田楓喜 (東京ヴェルディ) 6.00
→ U-23アジア杯ではMVP級の活躍を見せたが、その後、東京Vで十分なプレ-が出来ず。五輪のメンバーからは落選した。ただ、規定の変更もあってバックアップメンバーとして帯同。MF平河悠(ブリストル・シティ)の怪我でチャンスが回ってきたが、即、スタメン。運を持った選手と言える。いきなりスタメンで起用されたが前半は随所に持ち味を発揮した。周りを上手く使えるアタッカーなのでいい選手と言える。
FW 細谷真大 (柏レイソル) 6.75
→ 初戦のパラグアイ戦と比べると孤立気味。ボールを失う場面もいくつかあった。なかなか良さを出せていなかったが後半37分に大仕事。持ち味であるパワーとスピードを生かして右サイドを突破すると素晴らしいクロスを供給した。「身体能力の高い選手がほとんど」というマリの選手をぶっちぎってのクロス。圧巻だった。2試合を終えて無得点。自身のゴールは生まれていないが質の高いプレーを続けている。
MF 斉藤光毅 (ロッテルダム) 5.25
→ 2アシストと躍動した初戦と比べると低調なパフォーマンスだった。味方のサポートが少ない状況でボールを受ける回数が多かったことも大いに関係しているが相手に囲まれてボールを失うシーンが多かった。独力で打開できるタイプのアタッカーではあるが身体能力に優れたマリの選手に囲まれるとキツイ。後半12分にMF藤尾と交代でベンチに下がったがそれまでの出来を考えると「致し方なし」と言える。
MF 藤尾翔太 (町田ゼルビア) 5.75
→ 後半12分にMF斉藤光に代わって出場すると最初は左SHでプレー、MF山田楓が下がってMF佐藤恵が投入された後は右SHでプレーした。途中出場で2ゴールを奪った初戦のパラグアイ戦と比べると目立つシーンは少なかったがタスクはこなした。次のイスラエル戦はCFでスタメン出場する可能性が高い。
MF 三戸舜介 (ロッテルダム) 6.25
→ 後半12分にMF荒木遼に代わって途中出場すると持ち味である豊富な運動量を生かしてチームに貢献。決定機にもたくさん絡んだ。後半26分にはFW細谷のグラウンダーのクロスから大チャンスを迎えたが上手く足に当てることが出来ず。後半37分の先制ゴールの場面では上手くニアサイドに入って後ろにいたMF佐藤恵を助けた。
MF 佐藤恵允 (ブレーメン) 6.50
→ 後半24分にMF山田楓との交代で投入されると得意のポジションである左SHでプレー。後半37分のMF山本理の決勝ゴールに絡んだ。体勢があまり良くなかったので「枠を捉えることが出来ないシュート」になる可能性もあったが何とか枠内に飛ばすことが出来た。身体能力の高さを感じるシュートだった。「自分でシュートを決めることが出来たら最高」だったがいい動きを見せて決勝ゴールをお膳立て。
MF 川崎颯太 (京都サンガ) 5.25
→ 1対0とリードを奪った後半43分にMF山本理に代わって投入された。クローザー役としてピッチに送り込まれたがハンドでPKを献上した。気の毒な面はあるがリプレーを見るとがっつりと手(腕)に当たっているので「PKの判定は妥当だった。」と言える。PK失敗に終わって相当に助かったがシュートブロックに関しては様々な見方が出来る。仕方がないところもあるが手を上げてしまうとPKを取られる危険性が生じる。
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