■ 台風の影響が心配されたが・・・。 6月に突入して日本列島はいきなり暑くなった。台風の影響が心配されたが大丈夫。前日の6月3日(土)にノエビアスタジアムで行われる予定だった神戸 vs 川崎Fは台風による新幹線の運転見合わせの影響で延期になったが台風は通り過ぎて6月4日(日)は一部のエリアを除くとJRなどは通常通りに動いた。Axisバードスタジアムはあまり屋根が無いので日焼けをしたサポーターは多かったと思われる。
ホームの鳥取は「4-2-2-2」。GK糸原。DF田中恵、増谷、鈴木順、普光院。MF世瀬、長谷川アーリアジャスール、牛之濱、富樫佑。FW重松、大久保優。7試合で4ゴールを挙げているMF田村亮は欠場中。ドリブラーのMF小澤秀はベンチスタート。古巣対決となるMF富樫佑が左SHでスタメン起用された。悩み所になっている左SBはDF文仁柱がベンチスタート。ボランチが本職となるDF普光院が左SBに回った。
アウェイのFC岐阜は「4-2-2-2」。GK茂木秀。DF松本歩、藤谷匠、川上竜、宇賀神。MF庄司、生地、窪田稜、村田透。FWンドカ・チャールス、藤岡。こちらは11試合で4ゴール2アシストのMF窪田稜が攻撃の中心になっている。11節の富山戦(H)で決勝ゴールを挙げたFWンドカ・チャールスは11試合で2ゴール。昨オフに鳥取からFC岐阜に完全移籍したFW田口裕はベンチスタート。9試合で2ゴールを挙げている。
#14 メインスタンドの後ろ側
#15 スタンドの入り口
#16 バックスタンドの入り口
■ ホームでは6試合を戦って0勝3敗3分け 試合の立ち上がりはどちらかというと鳥取ペースになった。前半8分に左サイドからMF富樫佑が強烈なシュートを放ったがGK茂木秀が何とか防いだ。やや劣勢の展開になったFC岐阜だったが前半12分にボールを奪ってカウンター。FW藤岡の絶妙なスルーパスから抜け出したFWンドカ・チャールスがキーパーとの1対1を冷静に決めて先制に成功する。快速のFWンドカ・チャールスは2試合連続ゴールとなった。
1点を追う鳥取は前半29分に右SBのDF田中恵が得意の右足で鋭いボールを入れたがまたしてもGK茂木秀が防いだ。前半は1対0で折り返した。迎えた後半11分に鳥取はFW大久保優を下げてドリブラーのMF小澤秀を投入。同点ゴールを目指したが後半16分にキーパーのGK糸原のつなぎのパスをカットされると途中出場したベテランのFW田中順が無人のゴールに流し込んでFC岐阜が大きな追加点を奪った。
元・日本代表のFW田中順は今シーズン2ゴール目。5節以来のゴールとなった。2点を追う鳥取は後半25分にMF小澤秀の横パスからMF牛之濱が決めて1点差に迫ったが追いつくことは出来なかった。2対1で逃げ切ったFC岐阜は3連勝。5勝5敗2分けとイーブンの成績に戻した。敗れた鳥取は3試合勝ちなし。3勝4敗5分けとなって黒星が先行した。鳥取はホームでは6試合を戦って0勝3敗3分け。未だに未勝利となる。
#17 ガイナーレ鳥取のサポーター席①
#18 ガイナーレ鳥取のサポーター席②
#19 メインスタンド方向
#20 バックスタンドの後方①
#21 バックスタンドの後方②
#21 バックスタンドの座席
■ 3連勝。順位も10位に浮上した。 FC岐阜は4連敗の後、3連勝。順位も10位に浮上した。12節を終えた時点では富山が首位を走っているが今年のJ3には飛び抜けた戦力を持つクラブはおらず。松本山雅・富山・FC琉球・FC岐阜・北九州・愛媛FCなどJ2経験の豊富なクラブはたくさんあるが昇格争いは最後の最後まで混戦になる可能性が高い。上位陣の勝ち点もここ最近は伸び悩んでいるので3連勝したFC岐阜は一気に差を縮めることが出来た。
この日はカウンターが見事にはまった。今シーズンのFC岐阜は右SHにMF窪田稜、左SHにMF村田透を起用しており、2トップの一角はFWンドカ・チャールス。3人ともJ3では屈指のスピードを持っている。後ろからボールをつなぐやり方にトライしているがスピードという彼らの武器を使わない手はない。鳥取は人数をかけて攻め込むタイプのチームなのでスピード系の3人が利用できるスペースはたくさんあった。
FWンドカ・チャールスはこれで2戦連発。2試合連続で決勝ゴールとなった。MF庄司はもちろん、FW藤岡も気の利いたプレーができる選手なのでFWンドカ・チャールスのスピードが生きるパスはたくさん出てくる。この日はキーパーとの1対1を冷静に決めたがこういうチャンスで確実に仕留めることが出来るようだとゴール数は伸びていく。今シーズン3ゴール目となったが「2桁ゴールは最低限のノルマ」と言える。
守備陣は1失点したものの、逃げ切りに成功した。鳥取は攻撃力の高いチームなので押し込まれる時間帯もあったがキーパーのGK茂木秀を中心に守り切った。7節からスタメンで起用されるようになったGK茂木秀は持ち味であるリーチの長さを生かして何度も好セーブを見せた。195センチの高さを生かしたハイボールの処理も安定しており、彼の存在も今シーズンのFC岐阜の大きな武器の1つになっている。
#22 「鳥男」
#23 2対1で逃げ切ったFC岐阜
#24 試合終了。倒れ込む選手たち。
■ 観光名所である鳥取砂丘 敗れた鳥取はなかなかホームで勝てない。ホーム戦は0勝3敗3分けとなった。アウェイでは3勝1敗2分けと勝ち越している。ホームで結果が出ないのは不思議に感じるが「カウンターからの失点」と「パスミス or つなぎのミスからの失点」は減らさないといけない。この試合に限った話ではないが前掛かりになった裏を突かれる場面は多い。2バック状態になるケースも多いが2人のCBだけで守り切るのはなかなか難しい。
「30mライン進入回数」と「ペナルティエリア進入回数」はJ3で最多。「パス数」も2位なので攻撃的なサッカーを展開しているが追いかける展開になるとさらに攻撃にかかる枚数が増えてカウンターを食らいやすくなる。「攻守のバランス」を考えたサッカーを展開しないと安定して勝ち点を積み上げるのは難しい。16位に転落したが幸いにしてJ3はまだたくさん試合数が残っている。2位の鹿児島との差も「8」のみ。
ここからの巻き返しが期待されるが「10数年ぶりで2度目の鳥取旅行」は思い出に残る旅になった。旅の途中で携帯を無くしてしまったので現地ならびに家に戻ってきてからいろいろな人にHELPを求めたがガイナーレ鳥取のスタッフのみならず、バスや電車やホテルの人も親切に対応してくれた。鳥取県というと「47都道府県の中でもっとも人口が少ない県」になるが「温かい人がたくさんいる県」と感じた。
試合の翌日は鳥取を代表する観光名所である鳥取砂丘に向かった。鳥取駅からはバスで約25分ほど。月曜日の朝だったが人とすれ違うことはほとんどなかった。とにかく鳥取砂丘は広大。お店もトイレも電柱も道路も何もなくて当然のことながら車も走っていない。最後に鳥取駅に戻ってお土産を購入した。「因幡の白うさぎ」、「らっきょう」、「砂かけばばあ」、「白バラ牛乳」など。名物が多いのでお土産選びも楽しい。
#25 鳥取砂丘 (入口①)
#26 鳥取砂丘 (入口②)
#27 鳥取砂丘 (景色①)
#28 鳥取砂丘 (景色②)
#29 鳥取砂丘 (景色③)
#30 鳥取砂丘 (景色④)
#31 鳥取砂丘 (景色⑤)
#32 鳥取砂丘 (景色⑥)
#33 JR鳥取駅前 (梨の木)
#34 鳥取みやげ
→ 【ガイナーレ鳥取×FC岐阜】 13年ぶりの鳥取旅行!非常に楽しい旅になった。 (生観戦記:前編) → 【ガイナーレ鳥取×FC岐阜】 13年ぶりの鳥取旅行!非常に楽しい旅になった。 (生観戦記:後編) ▼ 動画の投稿日 (2022年6月9日) VIDEO 関連エントリー 2008/08/04 【JFL:岡山×鳥取】 ファジアーノが羽ばたくとき (生観戦記 #10) 2012/09/12 【天皇杯:岡山×富山】 4年ぶりの岡山訪問 (生観戦記_前編) 2012/09/13 【天皇杯:岡山×富山】 4年ぶりの岡山訪問 (生観戦記_後編) 2022/06/12 【岡山×金沢】 Cスタに行ってきた!2036年にはどんなクラブになっているだろうか? (生観戦記) (前編) 2022/06/12 【岡山×金沢】 Cスタに行ってきた!2036年にはどんなクラブになっているだろうか? (生観戦記) (後編) 2022/06/17 【FC今治×愛媛FC】 「初の伊予決戦」を観に行った。平和なダービーだった。 (生観戦記) (前編) 2022/06/18 【FC今治×愛媛FC】 「初の伊予決戦」を観に行った。平和なダービーだった。 (生観戦記) (後編) 2023/06/12 【エントリー一覧】 2022年シーズンのいろいろ
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