■ 2021年限りで現役を引退J1通算で267試合、J2通算では242試合に出場しているサガン鳥栖のボランチのMF高橋義が今シーズン限りで現役を引退することになった。ここ2年間は出番が激減しており、2020年は4試合、2021年は2試合の出場のみ。力を出せなかったが2006年は47試合、2009年は46試合。いずれもJ2時代の話であり、年間の試合数が多かった時期の話になるが2005年~2009年までは5年連続で40試合以上に出場した。
2010年と2011年は仙台でプレーしている。2009年にJ1初昇格を逃した後、鳥栖は岸野監督が退任。大卒1年目だったMF武岡やDF渡邉将が岸野監督とともに横浜FCに移るなど激動のオフになった。MF高地、FW廣瀬浩、DF柳沢も抜けて、期限付き移籍だった194センチのFWハーフナー・マイク、レフティのMF島田裕もチームを離れた。このタイミングでMF高橋義も鳥栖を離れたが2012年に仙台から鳥栖に復帰している。
「2009年のオフ」は鳥栖にとって辛いニュースが多かったが彼らと入れ替わる形で2010年に大卒で加入したのがMF藤田直であり、20歳のMF金民友であり、FW豊田になる。2010年の監督は松本育夫監督だったが実質的にチームを率いたのは当時はライセンスを保持しておらず、Jリーグの監督になることはできなかった尹晶煥コーチだった。尹晶煥氏の指導の元、その後、鳥栖は躍進してJ1に定着するクラブになった。