FC岐阜 ・・・ S- (12段階)→ 2018年も最終的には20位。残留圏ギリギリで何とか生き残ったFC岐阜だったが今オフのストーブリーグは主役の1つになっている。1月3日(木)の時点では「J2の22クラブの中で最も補強に成功しているクラブ」と言っても過言ではない。ガボン代表のMFフレデリックを獲得して、J3でゴールを量産したMF富樫(FC琉球)も獲得。攻撃の主役になってチームをけん引できる選手を2人も獲得することが出来た。
MFフレデリックは国際Aマッチは19試合に出場している。左利きでアタッカー系の選手になる。MF富樫はテクニシャンになる。初挑戦となるJ2でどこまでの活躍ができるか。この2人だけでも十分だったがさらには元日本代表ストライカーのFW前田遼(FC東京)の加入も濃厚となった。大木監督になってからのFC岐阜はCFの人材で苦労してきたがJ1で2度も得点王に輝いた百戦錬磨のベテランの獲得に成功したようだ。
37才になったので年齢的な衰えは懸念されるがもともとFW前田遼という選手はクレバーな選手である。技術も高い選手なので前線の核になる可能性が高い。まだ、抜群の知名度を生かして集客の部分でもチームに貢献するだろう。FW田中パウロ淳一(→山口)が抜けたのはマイナスと言えるが中盤から前目のポジションであればどこでもこなすMF川西(大分)も獲得。特徴を持った選手をたくさん獲得できた。
守備陣はGKビクトルの引き止めに成功。さらに期限付き移籍先の鳥取で大成長を遂げたDF甲斐(鳥取)の回収に成功した。大卒3年目になるDF甲斐が守備の要になるようだと面白くなる。他には左SBのDFタビナス・ジェファーソン(川崎F)を獲得しているが組み立ての中心だったDF福村の穴を誰が埋めるのか?は気になるところ。不安要素もいくつかあるがクラブ規模を考えると十分すぎるほどの補強が出来ている。