「マスクをしても安全ではありませんよ。」:一流ウイルス学者の提言
<記事原文 寺島先生推薦>‘Do wear masks but don’t think you’re safe’: Top Soviet virologist & WHO expert explains Covid-2019 & debunks popular myths
RT World News 2020年3月2日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2020年3月12日
コロナウイルスの恐怖が地球を襲う中、世界的に有名なウイルス学者が、Covid-2019がいつ消えてなくなるのか、さらに重要なことは、医療用マスクが役に立つのかどうかについて説明した。
中国や韓国、イランやイタリアに至るまで、新型コロナウイルスは都市や国全体に大きな負担をかけ続けている。飛行機や公共イベントはキャンセルされ、国境は閉鎖され、世界貿易は減速した。グローバル化した世界の他の地域では、人々の不安が高まり、人々はパニック買いを始め、医療用マスクを争って求めている。
しかし、主導的な専門家にとって、世界的に知られるようになったCovid-2019は、人類に壊滅的な被害を与えることなく行き交う多くの流行病の1つにすぎない。
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旧ソ連内外で最も危険なウイルスの研究で有名になったウイルス学者のドミトリー・リヴォフは、ロシア・トゥディ 「流行病」 シリーズのジャーナリスト、アントン・クラソフスキーとの座談会で、なぜこのようなことが起きたのかについて話した。
Covid-2019は他のウイルスより死亡率が高いのか?
この新型ウイルスにより、これまでに3,000人以上が死亡しているが、手強い相手だ。このウイルスは、下部呼吸器系(肺胞や気管支など)を急速に攻撃するため、血液と酸素が破壊的に肺胞に送り込まれることになる。
その結果、「血液、血漿、その他の血液成分は肺水腫を引き起こすため、ヒトは呼吸できず死亡します」とリヴォフは述べた。「そして、肺胞に接近することは、極めて難しい。」
世界中で9万件近くのコロナウイルスの症例が報告されているのに対し、「インフルエンザの感染は500万件前後です。」そして死亡率が低いにもかかわらず、インフルエンザによる死亡者は同じ期間でコロナウィルスより「はるかに数が多い」。
「隔離はある程度意味があるが、市場で大量に出回っている医療用マスクをつけても意味はない」
コロナウイルスのワクチンが存在しないため、隔離が感染拡大を抑える主要な手段となっている。中国では都市全体が閉鎖されているのに対し、他の国々では、ウイルスの被害を受けた地域から戻ったり、強制送還された旅行者を隔離している。
「コロナウイルスの場合、隔離はある程度意味があります」と、リヴォフはコメントした。それから他の予防策、すなわち大量販売の医療用マスクについて語った。
「この 『マスク』 と呼ばれるチーズクロスのぼろは、名ばかりのマスクで、役に立つものではない」と彼は述べた。中国やロシアで見られるような、呼吸器を装着した目の粗くないマスクは「別物」だ。そうでないマスクは「[コロナウイルス]が外に出ないようにしたり、自分が病気になったら他の人を守る」ことはするが、外部から自分の体内に侵入する脅威に対してはほとんど役に立たない。
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Louvre closed over coronavirus concerns, leaving blindsided visitors freezing outside
医療用マスクは効果的な防護手段かとの質問に対し、「通常、効果はありません。あってもその効果はたかが知れています」と繰り返した。
目から人間の体内に侵入しやすいウイルスなので、今、引っ張りだこになっているマスクの大きな特徴は「大粒の[唾液の]雫と鼻水を外部に出さない」ことだ、申し訳ないが。と。
マスクをつけるな!と言っているわけではありません。つけるべきです。でもそれは何の保障にもなりません。
コロナウィルスが蔓延したあとに待ち受けるものは?
このウイルス感染が広まった結果を予測するのは難しいが、「全員が中国人のような努力をすれば、終息は速やかでしょう」とリヴォフは信じている。中国の科学者たちはすぐにこのウイルスの正体の大枠を見定め、その遺伝子構造を調べ、結果を発表した。
中国政府はコロナウイルスの拡散と戦うために「特別措置」を取っている。その点で「彼らの医療制度と政府がとった抜本的な対策は祝福される」べき、と、リヴォフは語り、「その結果も出ている」と付け加えた。
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リヴォフによると、今の段階で、Covid-2019の拡散スピードは以前よりも遅く、流行もあと一年で終わる可能性が高い。このウイルスは、まだ人間に適応しておらず、だからこそ「未知なる者との出会い」と呼ばれているのであって、人間から発生する病気になる可能性は「薄い」という。
いずれにせよ、「(コロナウイルスは)コウモリに戻って10年か20年後に再び姿を現すでしょう。中国かもしれませんし、ロシアかもしれません」と同氏は予測する。
RT World News 2020年3月2日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2020年3月12日
コロナウイルスの恐怖が地球を襲う中、世界的に有名なウイルス学者が、Covid-2019がいつ消えてなくなるのか、さらに重要なことは、医療用マスクが役に立つのかどうかについて説明した。
中国や韓国、イランやイタリアに至るまで、新型コロナウイルスは都市や国全体に大きな負担をかけ続けている。飛行機や公共イベントはキャンセルされ、国境は閉鎖され、世界貿易は減速した。グローバル化した世界の他の地域では、人々の不安が高まり、人々はパニック買いを始め、医療用マスクを争って求めている。
しかし、主導的な専門家にとって、世界的に知られるようになったCovid-2019は、人類に壊滅的な被害を与えることなく行き交う多くの流行病の1つにすぎない。
ALSO ON RT.COM WATCH: Fight breaks out in Italian supermarket as coronavirus fears reach fever pitch
旧ソ連内外で最も危険なウイルスの研究で有名になったウイルス学者のドミトリー・リヴォフは、ロシア・トゥディ 「流行病」 シリーズのジャーナリスト、アントン・クラソフスキーとの座談会で、なぜこのようなことが起きたのかについて話した。
Covid-2019は他のウイルスより死亡率が高いのか?
この新型ウイルスにより、これまでに3,000人以上が死亡しているが、手強い相手だ。このウイルスは、下部呼吸器系(肺胞や気管支など)を急速に攻撃するため、血液と酸素が破壊的に肺胞に送り込まれることになる。
その結果、「血液、血漿、その他の血液成分は肺水腫を引き起こすため、ヒトは呼吸できず死亡します」とリヴォフは述べた。「そして、肺胞に接近することは、極めて難しい。」
世界中で9万件近くのコロナウイルスの症例が報告されているのに対し、「インフルエンザの感染は500万件前後です。」そして死亡率が低いにもかかわらず、インフルエンザによる死亡者は同じ期間でコロナウィルスより「はるかに数が多い」。
「隔離はある程度意味があるが、市場で大量に出回っている医療用マスクをつけても意味はない」
コロナウイルスのワクチンが存在しないため、隔離が感染拡大を抑える主要な手段となっている。中国では都市全体が閉鎖されているのに対し、他の国々では、ウイルスの被害を受けた地域から戻ったり、強制送還された旅行者を隔離している。
「コロナウイルスの場合、隔離はある程度意味があります」と、リヴォフはコメントした。それから他の予防策、すなわち大量販売の医療用マスクについて語った。
「この 『マスク』 と呼ばれるチーズクロスのぼろは、名ばかりのマスクで、役に立つものではない」と彼は述べた。中国やロシアで見られるような、呼吸器を装着した目の粗くないマスクは「別物」だ。そうでないマスクは「[コロナウイルス]が外に出ないようにしたり、自分が病気になったら他の人を守る」ことはするが、外部から自分の体内に侵入する脅威に対してはほとんど役に立たない。
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医療用マスクは効果的な防護手段かとの質問に対し、「通常、効果はありません。あってもその効果はたかが知れています」と繰り返した。
目から人間の体内に侵入しやすいウイルスなので、今、引っ張りだこになっているマスクの大きな特徴は「大粒の[唾液の]雫と鼻水を外部に出さない」ことだ、申し訳ないが。と。
マスクをつけるな!と言っているわけではありません。つけるべきです。でもそれは何の保障にもなりません。
コロナウィルスが蔓延したあとに待ち受けるものは?
このウイルス感染が広まった結果を予測するのは難しいが、「全員が中国人のような努力をすれば、終息は速やかでしょう」とリヴォフは信じている。中国の科学者たちはすぐにこのウイルスの正体の大枠を見定め、その遺伝子構造を調べ、結果を発表した。
中国政府はコロナウイルスの拡散と戦うために「特別措置」を取っている。その点で「彼らの医療制度と政府がとった抜本的な対策は祝福される」べき、と、リヴォフは語り、「その結果も出ている」と付け加えた。
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リヴォフによると、今の段階で、Covid-2019の拡散スピードは以前よりも遅く、流行もあと一年で終わる可能性が高い。このウイルスは、まだ人間に適応しておらず、だからこそ「未知なる者との出会い」と呼ばれているのであって、人間から発生する病気になる可能性は「薄い」という。
いずれにせよ、「(コロナウイルスは)コウモリに戻って10年か20年後に再び姿を現すでしょう。中国かもしれませんし、ロシアかもしれません」と同氏は予測する。
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