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■ 首位の山口と3位の長野の直接対決J3の第35節。24勝6敗1分けで勝ち点「73」のレノファ山口がホームの維新百年記念公園陸上競技場で長野パルセイロと対戦した。長野は18勝7敗6分けで勝ち点「60」。J3は首位の山口が勝ち点「73」で、2位の町田が勝ち点「67」で、3位の長野が勝ち点「60」となっているが、昼間の試合で2位の町田が勝利したため、試合前の時点で首位の山口と2位の町田の差は「3」。2位の町田と3位の長野の差は「10」。
ホームの山口は「4-2-3-1」。GK一森。DF小池、代、宮城、香川勇。MF庄司、小塚、鳥養、福満、島屋。FW岸田。エースストライカーのFW岸田はここまで29試合で29ゴールと驚異的なペースでゴールを量産している。31節のY.S.C.C.横浜戦(H)と32節のSC相模原戦(H)で2試合連続ハットトリックのMF福満は30試合で18ゴール。得点ランキングで2位に付けている。MF福満はここ5試合で7ゴールを挙げている。
対するアウェイの長野は「3-4-1-2」。GK田中謙。DF内野、大島嵩、松原。MFパク・ゴン、仙石、山田晃、都並、有永。FW宇野沢、佐藤悠。昨シーズンはリーグ3位となる16ゴールを挙げるなど長野の絶対的なエースであるFW宇野沢は20試合でノーゴール。怪我の影響もあって不本意なシーズンになっている。フォワード起用のFW佐藤悠はここまで10ゴールを挙げており、得点ランキングの4位タイに位置する。
■ 上位対決を制したのは長野パルセイロ試合は開始早々に山口がセットプレーから決定機を作ったが、ゴールライン上で長野の選手がクリアして先制ならず。すると、前半28分に山口のキーパーのGK一森のロングキックがややミスになって長野が中盤で跳ね返したボールをフリーで受けたトップ下のDF有永がキーパーの位置をよく見た鮮やかなループシュートを決めてアウェイの長野が先制に成功する。MF有永は今シーズン4ゴール目となった。
しかし前半40分に山口は高い位置でボールを奪ったCBのDF代のパスを受けたトップ下のMF福満が個人技からコース隅にミドルシュートを決めて1対1の同点に追いつく。絶好調のMF福満は今シーズン19ゴール目となった。1対1で迎えた後半は山口が何度かカウンターから絶好機を作る。MF鳥養に代わって投入されたMF原口が2度ほどビッグチャンスを迎えるなど崩し切ったシーンは山口の方が多かった。
勝たないと苦しくなる長野は後半24分にMF菅野を投入。すると後半29分に途中出場のMF菅野が個人技からシュートを決めてアウェイの長野が2対1と勝ち越しに成功する。怪我に苦しんできたMF菅野の今シーズン初ゴールは貴重な勝ち越し弾となった。結局、2対1でアウェイの長野が競り勝った。長野は負けると「J3優勝」の可能性が完全に消滅するという大事な試合だったが、これで8試合負けなしとなった。
■ プレッシャーのかかる状況になったレノファ山口J3で1位になると自動昇格で、2位になると入替戦に進むことになる。現時点で4位以下のチームはすでに「2位以内の可能性」が完全に消滅しているので首位の山口と2位の町田と3位の長野の争いになっているが、首位の山口と2位の町田の差が「3」に急接近した。現実的には得失点差で山口が圧倒的に有利なので「1試合で逆転することはほぼ不可能」であるが、第三者的には面白い展開になってきた。
一時は首位を独走していた山口だったが、「3差」になるとプレッシャーがかかってくる。36節が藤枝MYFC戦(H)で、37節が盛岡戦(A)で、38節がJリーグ・アンダー22選抜戦(H)で、最後の39節が鳥取戦(A)となるので、中位以下との対戦ばかり。日程的にはそれほど厳しくないが嫌な空気になりつつある。入替戦は本当にシビアな戦いになるので、何としてでも自動昇格を勝ち取らなければならない。
町田と長野がここに来てなかなか負けないので勝ち点差が縮まったが、山口も前節まで3連勝中だったので、チーム状態が悪いとは言えない。Y.S.C.C.横浜には4対0で勝利して、SC相模原にも5対0で勝利しており、夏場にやや調子が落ちた攻撃陣も持ち前の破壊力を取り戻しつつある。この日も山口らしいアタッキンエリア内での人数をかけた連動した迫力ある攻撃で相手を崩す場面は少なくなかった。
途中出場のMF原口のシュートがポストに当たった後半24分のシーンが象徴的と言えるが、前の4人の距離感が良くて、後方から出てくる精度の高いパスをスイッチにして複数人が連動して完璧に相手の守備陣を崩し切る攻撃というのは魅力がある。得失点差を考えると「3勝1敗」でもOK。残り4試合はクラブの未来を大きく左右する大事な試合となるが、いつもどおりのサッカーができればノルマは達成できるだろう。
■ 8試合負けなしとなった長野パルセイロ一方の長野はJ2昇格に望みをつなぐ価値ある勝利となった。試合前の時点で山口との差は「13」。直接対決で勝利して「10差」となったが、残りは4試合なので山口を逆転するというのは現実的ではない。ターゲットは2位の町田となるが、町田との差は「7」で変わらず。町田は怒涛の5連勝中と全く勝ち点を取りこぼさなかったのは計算外と言えるが、長野も8試合負けなし。なんとか2位の町田に食らいついている。
圧倒的な攻撃力を持つ山口と比べると長野は得点力で大きく見劣りするのは否めない。32試合で88得点の山口に対して、長野は32試合で38得点のみ。今シーズンは得点力不足に苦しんでいるが、この日はトップ下のMF有永が1ゴール1アシストで、途中出場のMF菅野が決勝ゴールをマークした。MF有永は守備的なポジションでプレーすることが多かったが、トップ下にコンバートされて新境地を開いている。
「ゴール前の人数が少なくて厚みが出てこない。」というのが長野の問題点の1つになっている。フォワード陣の能力不足が得点力不足の原因ではない。「勝たなければならない。」というプレッシャーが長野の選手たちから「思い切りの良さ」を奪っているところがあるように感じるが、MF有永は運動量が多くて、気の利いたプレーができる選手で、かつ、嗅覚のようなものも持っている。潤滑油となっている。
町田との差が「7」ということを考えると4連勝するしかないが、幸いにも最終節が町田との直接対決なので地力で差を縮めるチャンスがある。「逆転での入替戦出場の可能性はそれなりにある。」と言えるが、期待されるのはエースのFW宇野沢のゴールである。前線で確実にボールをおさめてくれるので助かっている部分は多いが、「起点作りだけで評価されている。」という現状は何よりも本人が一番不本意だろう。
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