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#1990 フランス×ベルギー、クロアチア×イングランド、新潟×FC東京、松本山雅×浦和 (2018/7/14) | | |　

【W杯：準決勝】フランス vs ベルギー

→　W杯は準決勝に突入した。優勝候補同士のフランスとベルギーの試合は0対0で迎えた後半6分にフランスがCKを獲得するとDFウンティティがヘディングシュートを決めてフランスが先制に成功する。リードを奪ったフランスはFWジルーも下がり目の位置を取って逃げ切りを図る。ベルギーはMFメルテンスを投入。右サイドのMFメルテンスのクロスからいくつかチャンスを作ったが決めることは出来ない。1対0で勝利したフランスが2006年のドイツW杯以来の決勝進出を果たした。ベルギーは3位決定戦に回った。

このカードを「事実上の決勝戦」と言う人が多かったが手堅いサッカーを見せたフランスがセットプレーからゴールを奪って勝利をもぎ取った。どちらも攻撃陣が豪華なので打ち合いの試合になることを期待していた人は多かったと思うが面白い試合にはならなかった。攻撃力に関してはベルギーの方が少し上だったと思うが守備力はフランスが大きく上回った。順当な結果と言えるのではないか。フランスはこの日もセットプレーから先制ゴールをゲット。DFヴァランとDFウンティティのCBコンビの頑張りが目立つ。

リードを奪った後、フランスは守りに入った。GKクルトワなどベルギーの選手の何人かは「アンチ・フットボールだ。」とフランスの戦い方を批判したがこれは負け惜しみと言うしかない。第3者的な立場の人間が「フランスのサッカーはアンチ・フットボールだ。」と言うのは分かるが、負けた側の選手がそういう発言をすると惨めな印象になってしまう。ベルギーはここまでいい戦いを見せていただけに残念な発言だった。極めて重要な試合なのでこの程度は当たり前。フランスが過剰なほど守備的だったとは思わない。

ベルギーは3位決定戦に回った。イングランドと対戦することになったが勝てば同国史上最高成績となる。ベスト4に入ってすでに大きなものを手に入れているが有終の美を飾りたい。フランスは決勝戦でクロアチアと対戦することになったが3試合連続で延長戦を戦ったクロアチアに対してフランスは全て90分で決着を付けている。「フランスが圧倒的に有利」というのが現時点での評価になる。自国開催だった1998年のフランスW杯以来の世界制覇が見えてきた。派手さはないが強さを感じさせる戦いを見せている。

【W杯：準決勝】クロアチア vs イングランド

→　クロアチアとイングランドの準決勝は前半5分にMFトリッピアーの直接FKが決まってイングランドが幸先よく先制に成功する。1点を追うクロアチアは後半23分に右SBのDFヴルサリコのクロスからMFペリシッチが合わせて1対1の同点に追いついた。試合は延長戦に突入すると延長戦の後半4分にMFペリシッチのボールに素早く反応したFWマンジュキッチが決めて逆転に成功する。3試合連続となる延長戦を制したクロアチアは初の決勝進出を果たした。イングランドは2度目の世界制覇の可能性が消滅した。

激闘になったがクロアチアが勝負強さを発揮した。イングランドも守備の堅いチームなのでそのまま1対0で終わりそうな雰囲気もあったが何とか同点に追いついて延長戦に持ち込んだ。ヒーローになったのはFWマンジュキッチだった。ゴールを量産するタイプではないがいいところでゴールを決めてチームを助けることができる。MFペリシッチも1ゴール1アシストの活躍だった。MFモドリッチとMFラキティッチの2人に注目が集まっているがクロアチアの攻撃陣は軒並み好調。各々の選手がしっかりと結果を残している。

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◆　まとめ

　#1990 フランス×ベルギー、クロアチア×イングランド、新潟×FC東京、松本山雅×浦和 (2018/7/14)

→　フランス×ベルギーなど計4試合をクローズアップしました。「事実上の決勝戦」とも言われたフランス×ベルギーの試合はセットプレーから決勝ゴールを奪ったフランスが1対0で勝利。2006年のドイツW杯以来の決勝進出を果たしました。ベルギーはMFエデン・アザールが奮闘しましたがFWルカクが封じられてしまいました。イングランドを延長戦の末に下したクロアチアと決勝で対戦することになりました。

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