■ 3大会連続でW杯を逃す・・・UAEで行われているU-19アジア選手権は準々決勝が終了して「ベスト4」が出揃った。韓国・ウズベキスタン・オーストラリア・イラクが勝ち残っており、この4チームが2013年にトルコで開催されるU-20W杯の出場権を獲得したが、イラクに1対2で敗れた吉田ジャパンはベスト4に残ることができず、出場権を逃した。この大会は2008年と2010年も出場権を逃しているので、これで3大会連続の予選落ちとなった。MF小野やFW高原やMF本山らが中心となった1999年のナイジェリア大会は準優勝に輝くなど、世界大会で実績を残してきた年代であり、1995年から2007年までは、7大会連続で本大会に出場していたので、「予選落ちが続いている。」というのは、見過ごすことのできない話である。
しかも、今大会は、過去の2大会とは違って、比較的、監督やスタッフの望む選手を招集することができた。J1昇格争いをしていた湘南のDF遠藤も招集できて、京都のFW久保の参加も認められるなど、主力級の選手で不在だった選手はいない。2008年大会は、当時、J1昇格争いをしていたC大阪のMF香川はGLの3試合だけ招集されたが、決勝トーナメントの前に帰国したので、大一番の韓国戦には出場できなかった。また、2010年大会も、FW原口やFW小野などは招集できず、最終ラインの中心として期待されていたDF扇原も、病気のため参加できなかった。そのため、過去の2大会は、「思い通りのメンバーを集められなかった。」として、協会の交渉力を問題視する声も多かったが、今回は、そういう慰めになるようなこともなく、フルメンバーで臨んで出場権を獲得できなかった。
今年の夏に行われたロンドン五輪も、なかなか、思うようなメンバーを集められなかったが、若年層の代表チームがベストメンバーをそろえることは難しくなっている。エース格の選手やレギュラークラスの選手がいない中で、どれだけできるのかが、重要になってくるので、選手の厚さなども重要になってくるが、今回のU-19日本代表は、そういったハンディは、ほとんどなかった。湘南などは、DF遠藤がいなくなって苦しかったと思うが、拒否することなく選手を送り出してくれたので、感謝すべきであるが、結果には結びつかなかった。以下では、U-19日本代表の敗因を考えてみたいと思う。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。
◆ まとめ #351 U-19日本代表の敗因について考える。 (2012/10/18)
→ U-19日本代表は、準々決勝でイラクに1対2で敗れたため、本大会出場を逃しました。これで3大会連続で予選敗退となって、この世代の強化策の見直しは急務と言えます。予選落ちの理由は、いくつもありますが、主たる理由を考えてみました。若年層の世界大会に出場することの重要性は小さくなっていますが、何とか、事態を好転させないといけないと思います。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。
◆ 関連メルマ 2012/10/03
「96ジャパン」で大成しそうな選手は誰だろうか? 2012/10/07
【女子W杯:U-17日本×U-17ガーナ】 痛恨のトンネル ベスト4を逃す・・・ 2012/10/17
ブラジル戦を振り返る 2012/10/24
日本代表の1トップについて考える。 2012/11/03
U-19アジア選手権の展望 2012/11/13
U-19日本代表 プレーヤー別 評価 (前編) 2012/11/14
U-19日本代表 プレーヤー別 評価 (後編)
☆ 発行責任者:じじ
☆ サイト(ブログ版):サッカーコラム J3 Plus+ →
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/ ☆ 月額:630円(税込)
☆ メルマ(個別ページ):登録・解除等はこちら →
http://www.mag2.com/m/0001340175.html ☆ 発行日:5日、10日、15日、20日、25日、30日を除く毎日 (年末年始を除く)
☆ 発行時間:AM 8:00 (変更の可能性あり)
☆ 連絡先のアドレス:
[email protected] ☆ エントリー一覧 (メルマ):
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/blog-entry-2635.html#0001
- 関連記事
-