■ 若手が充実しているクラブの1つ名波監督率いる磐田は「若手が充実しているクラブの1つ」に挙げられる。名波監督は極端なほど若手を抜擢するタイプの指導者ではないが近年はFW小川航やMF針谷など高体連の部活出身の有望株の獲得に成功するケースが増えており、ユースからも定期的に有望株が輩出されている。結果として「将来性を高く評価されている選手」を各ポジションに有している。次代を担うタレントを沢山抱えているのは強みである。
その中でも最も大きな期待を受けているのはストライカーのFW小川航になる。1997年生まれの東京世代で、この世代の絶対的なエースであり、東京世代のCFとしては頭1つ抜け出た存在である。183センチとサイズに恵まれており、国際試合のときにタフなCBと対峙したときも当たり負けない強さを持っている。シュート精度も高いので「森保JAPANの顔となってゴールを量産してくれないと困る選手」である。
内山JAPANのときはハイペースでゴールを量産。2016年の秋に行われたU-19アジア選手権のときもエースとして奮闘。初のアジア制覇の立役者の1人になったが所属の磐田ではまだ十分な貢献が出来ていない。U-20W杯の本大会で負ったケガの影響も多かったが日本代表クラスの実力を持つFW川又が大きな壁になっている。継続的に出場機会を得ないといけない時期に入っているので移籍の道もあり得る。