■ 1勝2敗と調子が上がらない大宮アルディージャ3節を終えた時点で9位の大分と10位の山形が1勝1敗1分けで勝ち点「4」を稼いでいる。大分はリーグ2位となる6得点を挙げている。3ゴールのMF後藤優が攻撃陣を引っ張っている。片野坂監督になってパスサッカーに取り組んでいるがパスCBP/90分はMF川西が3位、MF宮阪が4位となる。MF丸谷も13位に入っている。MF鈴木惇が福岡に復帰したが新戦力のMF宮阪とMF丸谷がその穴を埋める働きを見せている。
山形はまだメンバーを固定しきれていないが22才のMF汰木が効果的な仕事をしており、攻撃CBP/90分がJ2で1位となる。ドリブルCBP/90分が4位、クロスCBP/90分が1位。現状はサブに回っているが才能が開花しつつある。また、柏からの期限付き移籍となるMF安西はパスCBP/90分がJ2で2位とパサーとしての能力を見せつけている。オフの補強で選手層が厚くなったのでポジション争いは熾烈である。
大宮・金沢・讃岐・徳島・FC岐阜・熊本の6チームが1勝2敗で並んでいる。「優勝候補の筆頭」と言われた大宮は開幕戦こそ甲府に勝利したが2節はアウェイで町田に敗れて、3節はホームで徳島に敗れた。まさかの連敗と言える。FWシモビッチは開幕から2試合連続ゴールを決めるなど好調。FW大前も2節の町田戦(A)で1ゴール1アシストの活躍。攻撃陣の状態は決して悪くないが3試合で5失点というのはやや多い。