ミッドフィールダー → 中盤で登録されているのは9人であるが、フォワード登録になっているFW荒野(札幌)とFW野津田(広島)の2人はフォワードというよりは中盤の選手である。事実上、中盤が11人で、フォワードはFW鈴木武蔵(新潟)だけと言えるが、これだけの人数がいるのでそれなりに充実したポジションである。クラブで出場機会を得られなかった選手が多かったが、MF原川(愛媛FC)は移籍先でスタメン起用が多くなっており、MF野澤(FC東京)やMF秋野(柏)も徐々にチャンスが増えている。
中盤で核となるのはMF大島(川崎F)だろう。J1で優勝争いをする川崎Fの中心の1人で、今シーズンのJ1のベストイレブンに選出されてもおかしくないプレーを続けている。今シーズンの活躍によって他の五輪世代の中盤の選手と比べるとワンランク上の存在になったと言える。2列目でも、ボランチでも、どちらでもプレーできるので、MF大島を2列目で起用するのか、ボランチで起用するのか、どちらなのか?というのは注目ポイントの1つと言える。攻撃の中心になるのは間違いない。
1月に行われたU-22アジア選手権で大活躍したMF中島(富山)は今シーズンは苦しいシーズンになっている。J2の富山にレンタル移籍して飛躍のシーズンになることが期待されたが、なかなかチームとしても、個人としても、結果を出せない。一番の武器である「思い切りのいいプレー」がここ最近は見られなくなっており、精神的に問題を抱えているように感じられるが、有力選手の多いポジションなので、アジア大会で活躍して五輪代表の中で地位を固めたいところである。
『「4-1-2-3」を採用するのではないか?』という話もあるが、そうなった場合、DF遠藤航をアンカーの位置に置いて、前目のポジションにゲームメーカータイプのMF原川(愛媛FC)とMF大島(川崎F)を並べるというのがもっともあり得る並びであるが、U-22アジア選手権で存在感を発揮したMF喜田(横浜FM)やMF吉野(広島)もいる。MF喜田は横浜FMでは出番に恵まれていないが、運動量が豊富で守備力も高い。こういう選手を2列目で起用することも十分に考えられる。
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◆ まとめ #862 仁川アジア大会メンバーと選考に漏れた有力選手について (下) (2014/8/24)
→ 8月22日(金)にアジア大会に出場するU-21日本代表メンバーが発表されました。リーグ戦の最中ということもあって、「原則的に1チームから1人だけ」という条件でメンバー選考が行われたため、有力選手の何人かが漏れています。ポジション別に他にどんな選手が五輪代表候補に挙げられるのか?について考えてみました。(上)がキーパー編とディフェンダー編、(下)がミッドフィールダー編とフォワード編になります。
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