■ アメリカでのW杯1994年のW杯は「サッカー不毛の地」と言われたアメリカでの開催となった。日本においてはこの大会からW杯に対する注目度が飛躍的に高まって、「アメリカ大会からW杯を観るようになった。」という人がもっとも多いと思われる。「ドーハの悲劇」によって日本代表は本大会に進むことが出来なかったが、アメリカW杯の前年にJリーグがスタートして、サッカーブームの真っただ中で行われた大会だったと言える。
アメリカW杯も「19年前」の出来事となるので、かなり前になるが、いくつかの点で違いがある。もっとも大きな差は参加国が「24」だったことで、北中米カリブは「1.25」で、アフリカは「3」で、アジアは「2」だったので、南米と欧州以外の国にとっては、本大会に進むだけでも大変だった。フランスW杯以後、5大会連続で日本が本大会に進出しているが、出場枠が「32」に拡大されたことと無関係とは言えないだろう。
競技ルールもいくつか変更になっているが、大きな違いは味方からのバックパスをキーパーが手で扱うことができなくなったことである。1992年にルールが改正されて、W杯においては、アメリカW杯から「バックパスが禁止」となった。また、勝った場合の勝ち点が「3」になったのもアメリカW杯からで、それまでは「2」だったが、「3」に変更になったことで、勝ちと引き分けの差が大きくなった。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。