コンサドーレ札幌 vs セレッソ大阪 (札幌ドーム)→ 4勝2敗2分けで4位の札幌と6勝2分けで首位のC大阪の上位対決は後半37分にFW内村のスルーパスから途中出場のMF稲本が決勝ゴールを決めて1対0でホームの札幌が勝利。開幕から8試合負けなしだったC大阪についに黒星が付いた。試合はほぼ互角の展開。双方ともチャンスになりかけたのは大半がカウンターから。C大阪もカウンターから何度かチャンスを作ったがベテランのMF稲本がヒーローになった。日本代表で活躍していた頃のMF稲本を思い起こさせる迫力満点の攻撃参加がゴールにつながった。
札幌にとってはいろいろな意味で大きな勝利と言える。首位の町田と2位のC大阪との差は「3」。3位と絶好の位置に付けており「自動昇格候補の最有力」と言われるC大阪との差を縮めることができたのが大きいのは言うまでもないが21,640人という大観衆が集まった中、強豪のC大阪を相手に勝利できたのも大きい。「リピーターの獲得」という部分でも期待できる。お客さんが集まる試合は強い相手との対戦になることがほとんど。自然と勝率は低くなるが札幌ドームに集まった人は大満足で家路につくことができただろう。
先のとおり、内容的には互角。どちらのチームに先制点が入っても不思議はなかったが0対0のままで終わりそうな雰囲気もあった。MF内村に代えてMF小野伸を投入する交代の準備を行っていた時にMF内村→MF稲本のラインから決勝ゴールが生まれた。さらにMF深井一の出来がかなり良かったので(MF深井一が怪我をしなかったら)0対0の状況でMF稲本を投入することは無かったはず。そのあたりを考慮すると選手交代の部分では札幌の方に幾分かのツキがあったのかもしれない。「ツキを呼び込んだ。」とも言える。
C大阪は今シーズン初黒星となった。極端に出来が悪かったわけではないが攻撃に関しては(タレント力を考えると)迫力等は十分ではない。これまでは負けなしで来ており、さらにはDF茂庭を除くとスタメンの選手で怪我人は出ていなかったので完全にスタメンを固定して戦ってきたが攻撃的なポジションに関してはFW玉田、FW澤上、MF関口などが控えていることを考えると他の選手を試してもいい状況になった。特に1トップのFWリカルド・サントスのところは十分に機能していないのでテコ入れがあるかもしれない。
京都サンガ vs 徳島ヴォルティス (西京極陸上競技場)→ 2勝1敗4分けで13位の京都と1勝5敗2分けで19位の徳島の試合は1対0でアウェイの徳島が勝利。長島監督は2勝目を挙げた。前半15分にMF木村祐のCKから175センチのDF橋内が頭で合わせて先制に成功した。京都は連勝が「2」でストップ。2勝2敗4分けとなった。徳島が放ったシュートは決勝ゴールとなった前半15分のDF橋内のゴールの1本だけ。京都は13本のシュートを放ったがゴールを奪うことはできなかった。DF橋内に対してはDF染谷がマッチアップしており高さの面で優っていたがマークを外してしまった。
徳島は1つ前の山口戦(H)でゴールを守った五輪代表候補のGK杉本は出場不可。京都からの期限付き移籍なので契約上の問題でプレーすることはできなくて代わりにベテランのGK相澤がスタメンに復帰してきたが後半37分のMF石櫃の左足のシュートと後半44分のFWイ・ヨンジェの決定的なシュートをファインセーブで防いだ。それ以外でもFWイ・ヨンジェの強烈なシュートをセーブするなどこの日はGK相澤の活躍が目立った。山口戦(H)でまずまずのプレーを見せた22歳のGK杉本とのレギュラー争いはなかなか面白い。
先のとおり、徳島の放ったシュートは1本だけ。攻撃に関してはあまりいい形を作れなかった。課題は少なくないがこの時期なので勝って自信をつけていくことは大事なことである。8節の山口戦(H)から「3-1-4-1-1」という『3バック+アンカー』のシステムを採用しているが守備的な選手の枚数は多くなるので相手に自由を与えるシーンは少なくなる。ただ、後ろに重心がかかりやすいシステムなのでインサイドハーフのMF岩尾とMF濱田、WBのMF広瀬とMF大崎のポジショニングや状況判断は極めて大事になってくる。
敗れたものの京都の出来は悪くはなかった。怪我から戻ってきて状態が上がってきたMF堀米勇はしっかりと右サイドで起点になれている。レフティのMF堀米勇が中央に入っていくことで生まれたスペースを右SBのDF石櫃が利用するシーンは何度も見られたがMF堀米勇は周りを使うのが上手なのでMF堀米勇とDF石櫃で構成する右サイドは大きな武器になるだろう。それぞれが個人で打開できるタイプなのでFWイ・ヨンジェ、FWダニエル・ロビーニョ、MF堀米勇、MF山瀬功の4人で攻撃陣が構成されるときは迫力はある。
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◆ まとめ #1349 【J2】 全11試合のレビュー (第9節) (後編) (2016/4/29)
→ 4月23日(土)に行われたJ2の第9節の全11試合のレビュー(後編)です。好スタートを切った札幌とC大阪の上位対決はホームの札幌が1対0で勝利。開幕から8試合負けなしだったC大阪についに土が付きました。21,640人という大観衆が集まった中、首位のC大阪に勝利できた札幌にとっていろいろな意味で大きな勝利と言えます。負傷交代したMF深井一に代わって出場した元日本代表のMF稲本が大仕事をしました。
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