■ 若手の有望株J1主審の21名の中で、最年少は福島レフェリーで29歳となる。当然、下のカテゴリーから実績を積み上げてきて、最高峰であるJリーグのレフェリーとして認められるようになるので、年数も必要になってくるので、30歳前後のレフェリーは「若手」であり、レフェリーの中ではエリートと言えるだろう。29歳の福島レフェリー、30歳の山本レフェリー、31歳の木村レフェリーあたりが、それに相当する。
ただ、先の通り、経験が必要な仕事で、また、選手や監督たちと信頼関係を築くのは簡単ではないので、若手のレフェリーが試合を担当するときは、試合が荒れることが多い。30歳前後となると、自分よりも年上の選手がいることがほとんどで、選手よりも若くなるので、レフェリーとしての威厳を保つのは難しくなる。スムーズに試合が進んでいるときは問題ないが、荒れ始めた試合を食い止める術を持たない若手レフェリーは少なくない。
そのあたりを考慮すると、さすがにJ1主審として認められていることもあって、福島レフェリーと木村レフェリーの2人は能力は高くて、試合をスムーズに進行させることが多いと思うが、もう1人の山本レフェリーは、若手という枠にとどまらず、Jリーグ全体を見渡してもレベルの高いレフェリーである。この若さで、国際審判員に選ばれているが、毅然としたジャッジが出来る人で、他の若手レフェリーと比べると、「頭1つ上」という感じはする。
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