13位:ヴァンフォーレ甲府 3勝5敗5分け 12得点・19失点 → 昇格1年目の甲府は開幕3試合は0勝2敗1分けと出遅れたが、4節以降の7試合で3勝0敗4分けと勝ち点を積み上げた。7試合負けなしと快進撃を見せたが、11節から3連敗を喫して、浮き沈みの激しい前半戦は13位でフィニッシュした。16位の湘南は勝ち点「9」なので、勝ち点「5」の差をキープしているが、ちょっと嫌な雰囲気で中断期間を迎えることになった。
最後は尻すぼみとなったが、13試合で勝ち点「14」という成績はまずまずである。原動力になったのは、福岡から獲得したGK河田で、4節の川崎F戦からスタメンに定着しているが、彼がゴールマウスを守るようになって、守備が安定してきた。3節の名古屋戦の終了間際にGK荻がミスをして、サブのGK河田にチャンスが巡って来たが、しっかりとチャンスを生かした。前半戦のチーム内のMVPと言える。
7試合負けなしの時期は攻守が噛み合っていたが、MF柏、MF佐々木など若手の奮闘ぶりだけでなく、DF土屋、MF山本英、FW平本などのベテランの頑張りも目立った。特に光ったのは、DF土屋とFW平本の新加入コンビで、ここ数年はずっとJ2でプレーしていたので、「J1で活躍できるのか?」という疑問の声は多かったが、懐疑的な周囲の声を振り払う活躍を見せた。クラブの目利きの良さが快進撃を支えた。
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