柏レイソル → 創設3年目の1995年にJリーグに昇格して来たのは柏とC大阪の2チームで、柏は世界的なストライカーであるFWカレカを中心としたチームだった。FWカレッカと記述されることもあるが、ブラジル代表として60試合に出場して29ゴールを挙げている。ナポリ時代はFWマラドーナとのコンビでセリエAを制覇しており、80年代のサッカー界を代表するストライカーである。
1982年のW杯は怪我で欠場となったが、彼が元気だったならば、ブラジルが優勝していたのではないか?と言われている。80年代に活躍した世界的なストライカーでJリーグでプレーした選手というとイングランド代表のFWリネカーもいるが、FWカレカとFWリネカーはどちらが上と言えるのか、微妙な話であり、意見が分かれるのではないかと思うが、とにかく、Jリーグでプレー経験のある外国人ストライカーの中では、トップ3に入る超大物である。
JFL時代から柏でプレーしており、1994年にはJFLで25試合で19ゴールを挙げる活躍を見せた。Jリーグ昇格を決めた後のインタビューで、「Jリーグ!!!」と叫んだシーンが印象的であるが、下部リーグに所属していた頃に来日しており、チームへの貢献度というのは非常に高い。残念ながら、怪我もあって、1995年は30試合で10ゴールと本来のプレーは見せられなかったが、ゴール前の落ち着きなどはさすがだった。
FWカレカだけでもお腹いっぱいになるが、初年度の柏にはFWミューレルもいた。こちらはブラジル代表で56試合に出場して20ゴールを挙げている。偉大なFWカレカと比べるとワンランク下になるが、それでも、1986年と1990年と1994年と3大会連続でW杯のメンバーに選ばれている。どこにそんなお金があったのか不思議に思うが、FWカレカとFWミューレルの2トップというのは、豪華さではJリーグ史上最高のコンビである。
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