■ 歴代4位の126ゴール最後はフォワード(外国人編)である。1位から5位までの候補に挙がってくるのは、FWアルシンド(鹿島)、FWディアス(横浜M)、FWエムボマ(G大阪)、FWエメルソン(浦和)、FW崔龍洙(市原)、FWマルキーニョス(鹿島)、FWウェズレイ(名古屋)、FWジュニーニョ(川崎F)、FWエジミウソン(新潟)、FWアラウージョ(G大阪)、FWワシントン(浦和)、FWルーカス(FC東京)といった選手たちで、複数チームで得点源として活躍した選手がたくさんいる。
ただ、外国人フォワードでMVPを受賞した経験のある選手は意外と少なくて、2003年のFWエメルソンと2005年のFWアラウージョと2008年のFWマルキーニョスの3人だけである。この中で、2003年はFWウェズレイが得点王だったので、FWエメルソンは得点王にはなれなかったが、翌2004年は27ゴールを挙げて得点王に輝いている。そして、FWアラウージョとFWマルキーニョスはこの年にMVPと得点王をダブル受賞している。この3人は5位以内の有力候補と言える。
長年にわたって活躍した実績を優先するのか、インパクトを優先するのか、難しいところであるが、歴代4位となる126ゴールを挙げていて、MVPと得点王を経験しているFWマルキーニョスが1位にふさわしいのでは?と思うので、今回は彼を1位に選出したい。東京V→横浜FM→市原→清水→鹿島→仙台→横浜FMという経歴であるが、震災の影響でシーズン途中で退団した仙台を除く全てのチームで期待通りの活躍を見せている。
スタートは2001年の東京Vだった。川崎から東京に移転してきて1年目のシーズンで、MF三浦淳宏、FW小倉隆史、MF前園真聖らを獲得して、さらには、松木安太郎監督を迎え入れたが、下位に低迷した。初のJ2降格の危機に陥ったが、途中加入のFWマルキーニョスとFWエジムンドの活躍でかろうじて残留を決めた。運動量が豊富で、シュート力もあって、守備でも貢献できるオールラウンドなストライカーである。
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