■ 4節以降は6連勝日本代表は3月24日(木)に行われたアウェイのオーストラリア戦で勝利して見事に7大会連続のW杯出場を決めた。開幕3試合は1勝2敗と出遅れたが4節以降は6連勝。5節以降は無失点なので尻上がりに調子を上げてついに首位に浮上した。10戦目のベトナム戦(H)で勝利したら首位通過が確定するが若手をたくさん試しつつ、しっかりとベトナムからゴールを奪ってスッキリした形でアジア最終予選を締めくくりたい。
欧州予選ではイタリアがプレーオフの初戦で北マケドニアに0対1で敗れてW杯出場を逃すという波乱が起こった。欧州王者のイタリアでもカタールW杯には出場できないので「W杯の出場権を獲得するのは簡単なことではない。」と言えるがアジア最終予選のMVPは文句なしでMF伊東純になる。8試合に出場して4ゴール2アシスト。正念場だった5節から4試合連続ゴールを記録するなど瞬く間に日本のエースに成長した。
「彼が覚醒しなかったら2位以内はなかった。」と言っても過言ではない。東京五輪ではMF堂安ならびにMF久保建が活躍したのでアジア最終予選のスタートの時点では「不動の存在」というわけではなかったが結果を残して絶対的な存在になった。スピードを生かした右からの突破は日本の最大の武器になったが大一番だった8節のサウジアラビア戦(H)は1ゴール1アシスト。「イナズマ」のニックネームが定着した。