■ 熊本と岩手が昇格を達成!2021年のJ3の最終節は12月5日(日)に行われた。J2の最終節のキックオフから1時間遅れでスタートしたが昇格に王手をかけていた熊本がホームでFC岐阜に勝利した。さらに「引き分けでもOK」だった岩手はアウェイで沼津と対戦して1対1のドロー。熊本と岩手がJ2昇格を果たした。昇格1年目の宮崎は最終節を前に首位に立っていたが最終節は試合なし。最後の最後で3位に転落したが宮崎は今年のJ3の主役だった。
降格3年目の熊本はようやくのJ2復帰を果たしたが今シーズンも秋以降は苦しんだ。24節からの4試合は0勝1敗3分けと勝ちなし。「引き分け以上でJ2復帰が確定する」という有利なシチュエーションで迎えた29節の宮崎戦(A)も0対1で敗れた。最終節のFC岐阜戦(H)も後半の半ばまで0対0が続いた。引き分けの場合は宮崎を上回ることは出来なかったが後半20分にMF坂本亘が鮮やかなミドルシュートを突き刺した。
えがお健康スタジアムには11,314人のサポーターが集まったが先制ゴールが決まった後の雰囲気は異様だった。「コロナ禍」であるにもかかわらず、これだけたくさんのお客さんが集まったというのは選手にはエネルギーになったはず。苦しんだ末のJ2復帰となるが終わってみると15勝4敗9分け。1試合平均の勝ち点は「1.93」なのでなかなかの数字になる。岩手が引き分けに終わったことでJ3優勝という栄誉も手にした。