■ J3の移籍市場の話題をほぼ独占今オフのJ3の移籍市場の話題をほぼ独占したのは三浦俊也監督を招聘したFC岐阜だった。昨シーズンのMF柏木に続いて今オフもネームバリューのある選手をたくさん獲得した。FW藤岡(宮崎)、FWンドカ・チャールス(Y.S.C.C.横浜)というJ3の移籍市場の目玉クラスの選手を早い段階で獲得した後、DFヘニキ(山口)とMF庄司(京都)の再獲得に成功。日本代表経験のあるFW田中順(神戸)とDF宇賀神(浦和)も獲得した。
他にもMF菊池大(栃木SC)、DF岡村和(北九州)、DFフレイレ(長崎)を獲得するなど大型補強を敢行した。MF柏木ならびに新加入選手以外にもMF本田拓、DF橋本和という日本代表を経験している選手がいる。「顔ぶれの豪華さではJ3の中でダントツ1位」と言えるが主力候補の多くは30歳を大きく超えている。また、得点王のFW川西(→富山)、守備の要だったDF甲斐(→岩手)が流出するなどマイナス材料もいくつかある。
「昇格候補に挙げられるのは間違いないがブッチギリで昇格を決めるというのも考えにくい。」と言える。良くも悪くも2022年のJ3はFC岐阜が話題の中心になると思うがFC岐阜以外では降格チームの愛媛FCが元・日本代表のDF森脇を獲得しており、昇格2年目となる宮崎も同じく元・日本代表のFW工藤壮(ブリスベン)を獲得した。FW工藤壮はザックJAPANのとき日本代表に召集されて4試合で2ゴールを記録した。