ファジアーノ岡山 ・・・ C-
→ 17位からの巻き返しを図る岡山はベテラン世代がたくさんチームを離れた。2020年の平均年齢はJ2で2番目に高い28.46歳。世代交代を進めなければいけない時期だったがMF上田康(→栃木SC)、FW赤嶺(→FC琉球)、DF後藤圭(→SC相模原)、FW清水慎(→FC琉球)、DF椋原(→引退)などは契約満了となった。中でもMF上田康は41試合、DF椋原は36試合に出場するなど2020年も主力としてプレーしている。
思い切った決断だったが代わりに獲得したのはGK梅田(清水)、DF井上黎(鳥取)、MF宮崎幾(FC東京)、DF河野諒(水戸)、FW川本梨(清水)、MF疋田(大阪体育大)、MF木村太(甲南大)の7人になる。26歳のDF河野諒は中堅世代になるがそれ以外の6人は若手世代である。30代の選手がたくさん受けて20代前半の選手がたくさん加入したので大きく若返った。MF上田康などが抜けたので平均年齢は一気に下がるだろう。
若手主体のフレッシュなチームに生まれ変わったが難しいシーズンになる可能性は高い。2020年にチーム内MVP級の働きを見せた192センチのGKポープ・ウィリアム(→大分)の引き留めには成功せず。期限付き移籍先で躍動したボランチのMF武田将(甲府→京都)の回収に失敗した。J2に昇格して早くも13年目になるが「初のJ3降格」となってもおかしくない状況である。クラブの未来を大きく左右する1年になるだろう。