■ J1昇格のチャンスの1年J2は12月20日(日)に最終節(=42節)が行われた。ともにJ1昇格を決めている首位の徳島と2位の福岡がベスト電器スタジアムで対戦したがホームの福岡が勝利した。徳島と福岡が同じ勝ち点「84」で並ぶ形になったが得失点差で大きく上回った徳島が初のJ2優勝を達成した。徳島の得失点差は「+34」、福岡の得失点差は「+22」だった。J1昇格を逃した長崎は勝ち点「80」。上位3チームの争いは見応えはあった。
同じ日に行われたJ3の最終節は2位だった長野が最終節で敗れて3位のSC相模原が逆転でJ2昇格を果たすというドラマチックな展開になった。どちらにしてもJ2初昇格だったがSC相模原が「悲願のJ2昇格」を達成した。長野は自力で昇格を決めるチャンスがありながらホームで岩手に敗れてしまった。「若手主体の長野がJ2でどんなサッカーを見せるのか?」は興味深かったがまたもあと少しのところでJ2昇格を逃した。
2021年のJ2は同じ22チーム制になる。J1からの降格チームはゼロ、徳島と福岡がJ1に昇格して、J3から秋田とSC相模原がJ2に上がってくる。降格チームはないが秋田とSC相模原はどちらも初昇格チームなので顔ぶれ的には相当にフレッシュである。カテゴリー間の入替えについてはいろいろな意見が出たと言われているが最終的には「J2の上位2チームがそのままJ1に自動昇格する。」という形になった。