■ 終盤戦に失速してPO出場はならず。J2に昇格して早くも11年目となる岡山は終盤戦まで昇格争いに絡んだ。数字上は最終節までプレーオフ出場の可能性を残したがラスト4試合は0勝2敗2分けと失速した。39節はアウェイで鹿児島と対戦してスコアレスドロー。勝ち点「2」を取りこぼした。40節もアウェイの金沢戦だったが同じく1対1のドロー。後半36分にFW赤嶺が同点ゴールを決めて1対1の同点に追いついたが逆転までもっていくことは出来なかった。
41節はホームの横浜FC戦だった。昇格争いをするライバルの1つだったが0対1で敗れた。最終節のアウェイの水戸戦も0対1で敗れたのでラスト4試合で1ゴールのみ。勝負どころの試合で得点力不足に泣くことになったがエースのMF仲間がコンディションを崩して40節と42節はベンチ外。41節の横浜FC戦(A)は途中出場を果たしたが仕事は出来なかった。大事な試合で十分にプレーできなかったのは悔やまれる。
残念な終わり方になったがそれでもMF仲間にとっては自己最高のシーズンになった。40試合で15ゴール5アシスト。ベストイレブン級の働きを見せた。過去最多は2018年の8ゴールだったので自己記録を大幅に更新しており、5アシストも自己最多のアシスト数になる。41試合で18ゴール3アシストを記録したFWイ・ヨンジェとともに攻撃陣を引っ張った。今シーズンの岡山はMF仲間とFWイ・ヨンジェが引っ張った。
当然のことながら、プレーヤーとしての評価は上がっている。J2は全日程が終了してプレーオフの対戦カードも決定しているが「G大阪が正式オファーを提示した。」、「柏も興味を示している。」、「他にもいくつかのクラブが獲得に乗り出している。」と報じられており、争奪戦の様相を呈している。2011年に熊本に加入してからずっとJ2でのプレーが続いていたが来シーズンはJ1でプレーする可能性が高まっている。