■ 救世主になっているFWブルーノ・メンデスオフに主力数名が流出したセレッソ大阪はロティーナ監督を招聘。再スタートを切った。シーズンの序盤は極度の得点力不足に苦しんで下位グループに巻き込まれていたがここに来てコンスタントに勝ち点「3」を稼げるようになっている。16節を終えた時点では7勝7敗2分けで勝ち点「23」。9位なのでまずまずと言える。最初の8試合は2勝5敗1分けだったが直近の8試合では5勝2敗1分け。真逆の成績になっている。
いくつかの要因はあると思うが
・3バックから4バックにシステムを変更したこと。
・FW柿谷やMFソウザを外してMF藤田直やFWブルーノ・メンデスを主力に据えたこと。
の2つがポイントになった。11節の横浜FM戦(H)でFW都倉が大怪我をして長期離脱することになったのは痛恨だったが新加入のFWブルーノ・メンデスが得点源となって活躍中。11試合で4ゴールを奪っているが「4ゴールすべてが決勝点」になる。大事なところでゴールを奪ってチームを助けているが中でもインパクトが大きかったのは13節のFC東京戦(H)の決勝ゴールになる。12試合負けなしのFC東京に土を付けた。
FW杉本健がオフに浦和に移籍した後、FW都倉を獲得したが、新・エース候補のFW都倉が長期離脱。FW柿谷もなかなか結果を出せずにルヴァン杯がメインになっているのでフォワードは厳しい状況になったが必ずしも前評判が高くなかったFWブルーノ・メンデスが軸となって活躍中。救世主になっている。高さがあって、技術も高くて、運動量も多くて、スピードやパワーもあるので、万能型のフォワードと言える。
■ 中毒性のあるチャントオフに獲得したFW奥埜、MFレアンドロ・デサバト、MF藤田直の3人も欠かせない戦力になっているので、「FW杉本健やMF山口蛍など主力数名が抜けたものの流出した分を補う補強ができた。」と言えるが、評価が急上昇中のFWブルーノ・メンデスは「チャントがユニーク」ということでも注目が集まっている。シンプルなチャントになるが「中毒性がある。」とJリーグのサポーターの間で大きな話題になっている。
書き出すと以下のようになる。
ブルーノ メンデス♪
ブルーノ メンデス♪
ブルーノ メンデス♪
バモバモ ゴール ゴール メンデス♪各クラブのチャントについては「かなり出尽くしている。」と言えるので斬新で、印象に残るチャントが生まれることは少なくなっているが、FWブルーノ・メンデスのチャントは独特でインパクトを残している。新しい得点源となって重要なゴールをたくさん決めているFWブルーノ・メンデスの人気はうなぎ登りと言えるがユニークなチャントも1つのきっかけになって広くサッカーファンに知られる選手になってきた。
■ 広まったきっかけはツイッターオフ期間中はポジティブなニュースよりもネガティブなニュースが多かったC大阪にとっては久しぶりのポジティブな話題になるが、「世間一般にFWブルーノ・メンデスのチャントが広まるきっかけの1つになったのがツイッターだった。」というのは現代っぽい話である。C大阪の女性サポーター(4人)がノリノリでFWブルーノ・メンデスのチャントを歌う様子が拡散されている。
「若い女性がスタジアムに足を運んでチャントを歌う。」というのは外国の人にはかなり珍しいので「海外でも話題になっている。」と言われているが、4人組は「ブルーノ・メンデス♪ブルーノ・メンデス♪ブルーノ・メンデス♪」はノリノリで歌って、「バモバモ・ゴール・ゴール・メンデス♪」のところはキメ顔で歌っている。これが正式な歌い方なのか?否か?は分からないがメリハリがあるところも面白い。
Jリーガーのチャントがここまで話題になるのは久しぶりだと思うが、一方で、動画をアップした人に対しては批判的な声も集まっている。いわゆる、プチ炎上している。「なぜ?」と思ってしまうが「(FWブルーノ・メンデスではなくて)自分たちの様子を自撮りしてアップしている点」が一部の人には気にくわなかったようだ。「FWブルーノ・メンデスに対して失礼だ。」というよく分からない批判も飛び出している。
■ 誰が批判をしているのか?「世の中にはいろいろな考え方をする人がいる。」と改めて感じてしまうが、
・楽しそうにチャントを歌っている様子が気にくわない。
・若くてかわいい子たちなのがとにかく気にくわない。
・スタンドでチャラチャラしているのが気にくわない。
・キメ顔なのが気にくわない。
・セレッソ関係の明るいニュースはとにかく気にくわない。
という側面もあるようだ。批判をしている人の気にくわない理由はそれぞれで微妙に異なると思うが「ゴール裏は戦場だ。」と考える人たちにとっては若い女性が進出してくること自体が気に入らないのかもしれない。ただ、彼女たちに文句を言う権利があるとしたら当事者であるC大阪のサポーター集団くらい。全く無関係の人が彼女たちならびに彼女たちの行為を批判するのは全くおかしな話である。
今シーズンのJリーグは「イニエスタ効果」、「久保くん効果」もあって史上最高の平均観客動員数を記録する可能性が高いがサポーターの高齢化も進んでおり、どのクラブも常に新規のサポーターを獲得し続けないといけない。スタンドで楽しそうに応援する姿をSNSにアップするキュートな女性サポーターの存在は貴重。「こういう人たちを除外しようとする意味が分からない。」というのが正直なところである。
サポーター集団にもいろいろとカラーがあるべきである。客層もそれぞれのクラブで大きく異なるので「男性中心の野太い声の応援」を特徴にするチームがあってもいいし、「若い女性ウェルカム」のチームがあってもいい。そして、「老若男女入り乱れての応援」を特徴にするチームがあってもいい。良くないのは自分独自の勝手なルールに基づいて他所のことに口を出していろいろと批判することである。
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