ジェフ千葉 B-
→ クラブ史上最低となる14位に終わった千葉は巻き返しを図るシーズンになる。賛否両論ある中でエスナイデル監督の続投を決断したがその効果なのか、否か、思ったほど主力は流出しなかった。生え抜きで10番のMF町田(→松本山雅)の移籍はショッキングだったが、その他ではDF近藤直(→東京V)、FW指宿(→湘南)、MF清武功(→徳島)くらい。MF熊谷アンドリューやMF船山貴などの引き止めには成功した。
33試合で11ゴールを挙げたFWラリベイ(→未定)も抜けたので戦力的なマイナスは少なくないが2018年の開幕時点では「昇格候補の1つ」に挙げられたチームである。優秀な選手をたくさん抱えているチームであることを考えると「主力の大量流出」という事態に陥ることがなかった点は評価できる。特に攻守の要であり、替えの利かない選手になっているMF熊谷アンドリューの流出を阻止できたのは非常に良かった。
逆に加入が決まったのはFW佐藤寿(名古屋)、MF堀米勇(甲府)、MF田坂(川崎F)、DFベラスケス(ワトフォード)、DF新井一(名古屋)、GK鈴木椋(G大阪)、GK相澤ピーターコアミ(日本文理高)の7人。父親がガーナ人で193センチのGK相澤ピーターコアミはU-18日本代表に選出された経験を持っており、2001年1月生まれなので「東京五輪の次の五輪を狙える世代」という点も魅力。逸材キーパーをじっくりと育てたい。
注目が集まるのは何と言ってもFW佐藤寿になるが戦力的に大きいのはベネズエラ代表のDFベラスケスになる。182センチなので現代サッカーのCBとしてはやや小柄な部類に入るがスピードがあって対応力が高い。当初と比べると極端に高い最終ライン設定をするチームではなくなっているがそれでも他クラブと比べるとハイラインなサッカーを展開する千葉のやり方に非常にマッチしたCBということが出来る。