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【苦労人多し】松本山雅の歴代ベストイレブンを考える。 (2012年～2020年) | | |　

GK 守田達弥　1990年8月3日　191センチ/87キロ　

→　2009年に高卒で京都に加入。2012年の途中に富山に移籍したがここで出場機会を得た。2014年に新潟に移籍すると主力として活躍。2018年と2019年に松本山雅に在籍したが2018年はJ2で38試合に出場。J2でベストイレブン級の働きを見せてJ2制覇に大きく貢献した。2019年もチームは降格となったが失点数は少なかった。サイズを生かしたスケールの大きなプレーが魅力となるが安定感を身に付けつつある。

DF 鐡戸裕史　1982年9月28日　168センチ/68キロ

→　佐賀大出身。県リーグの佐賀楠葉クラブでプレーしていたが2006年の夏に鳥栖との契約を勝ち取った。当初はアマチュア契約だったという。2007年は20試合、2008年は22試合に出場しているが契約満了。2009年に北信越1部だった松本山雅に加入すると2016年に現役を引退するまで松本山雅でプレーした。右SBが主戦場になるが運動量が豊富。チームメイトのために懸命に頑張ることが出来る選手だった。

DF 犬飼智也　1993年5月12日　182センチ/77キロ　

→　清水ユース出身。2012年にトップ昇格を果たしたが出場機会に恵まれず。2013年の夏に松本山雅に期限付き移籍したが主力として活躍。21試合で3ゴールを記録した。レンタル延長となった2014年は40試合で6ゴール。クラブ史上初となるJ1昇格に大きく貢献した。1年半プレーしたが計9ゴールを挙げているので得点力も非常に高かった。2018年から鹿島でプレーしているが名門クラブでも主力になっている。

DF 飯田真輝　1985年9月15日　187センチ/82キロ

→　2010年～2019年まで松本山雅でプレー。2010年当時はJFLだったがクラブの成長と発展に大貢献してきた。翌2011年はJFLで31試合に出場して8ゴールを記録。J2昇格の立役者になった。以後、ほぼ不動のレギュラーとして活躍した。恵まれた体格を生かした空中戦の強さはJリーグ屈指。ちょうど10年間、松本山雅でプレーして339試合で37ゴール。セットプレーのときはターゲット役になった。得点力も高い。

DF/MF 喜山康平　1988年2月22日　179センチ/75キロ

→　2012年～2016年まで松本山雅で主力として活躍したレフティ。もともとはフォワードの選手だったが徐々にポジションを下げて加入した当初はボランチが主戦場だった。その後、3バックの左でプレーするようになったがいずれのポジションでも精度の高い左足は武器になった。5年間で184試合に出場するなど不動のレギュラーとして松本山雅の躍進を支えた。J2通算で335試合に出場。これは歴代27位となる。

MF 田中隼磨　1982年7月31日　174センチ/64キロ

→　横浜Fのユース出身。ユース在籍時にクラブが消滅して横浜FMユースに移った。2009年～2013年まで名古屋で主力として活躍したが契約満了。出身地である松本市に戻ってきたが不動の右サイドとして活躍中。2014年と2018年のJ1昇格にも貢献した。豊富な運動量が武器となるが37歳になった今でも衰えはほとんど感じられない。J1通算では420試合。歴代19位となる。SBに限定すると歴代3番目になる。

MF 岩間雄大　1986年2月21日　178センチ/69キロ

→　2004年～2006年までは地域リーグのFC KOREA、2007年～2010年まではJFLのアルテ高崎、2011年～2013年までは長崎でプレーした。かなりの苦労人と言えるが2013年に長崎でJリーグデビューを果たすと松本山雅に完全移籍となった。2014年～2018年まで松本山雅に在籍したが5年間で181試合に出場。いずれの年も34試合以上に出場するなどチームに貢献した。運動量が多くて献身的なプレーが特徴になる。

MF 岩上祐三　1989年7月28日　170センチ/69キロ

→　伝家の宝刀のロングスローを武器に松本山雅の躍進に大きく貢献した。2013年の途中に湘南から松本山雅に移籍すると2014年は41試合で8ゴール10アシスト。ベストイレブン級の働きを見せてJ1初昇格に大きく貢献した。2016年と2017年は大宮でプレー。2018年に松本山雅に復帰したが38試合で5ゴール5アシスト。主に右WBで起用されたが同じようにJ1昇格に貢献した。精度の高い右足も大きな武器になる。

MF/FW 船山貴之　1987年5月6日　170センチ/70キロ

→　2011年にJFL時代の松本山雅に加入。2012年はJ2で40試合で12ゴールを記録した。2013年も41試合で11ゴールを挙げた。2014年は42試合で19ゴール。自己最多のゴール数を記録してクラブ史上初のJ1昇格の立役者になった。3年連続で2桁ゴールを記録して川崎Fに移籍したが川崎Fでは活躍できなかった。千葉でもゴールを量産しており、J2通算では292試合で85ゴール。FW内村と並んで歴代5位タイとなる。

FW 塩沢勝吾　1982年9月9日　182センチ/75キロ

→　長野県出身。極めて珍しい山形大出身のスポーツ選手になる。佐川印刷時代の2009年にJFLの得点王に輝いている。2011年に松本山雅に加入。2015年まで松本山雅でプレーしたが2012年と2013年はJ2で2桁ゴールを記録するなど在籍した5年間で116試合で26ゴールを記録した。サイズがあって運動量が豊富。ハードワークのできるフォワードとして反町監督に重宝された。2020年限りでの現役引退を表明済み。

FW 高崎寛之　1986年3月17日　188センチ/78キロ　

→　2008年に大卒で浦和に加入したが出場機会に恵まれず。2009年に水戸に期限付き移籍するとJ2で46試合で19ゴール。ブレイクした。2016年の春に鹿島から松本山雅に移籍したが37試合で16ゴールを記録。2017年は41試合で19ゴール。フォワードの軸としてゴールを量産した。2018年は41試合で7ゴールに終わったがJ1復帰に貢献した。188センチの高さを生かした空中戦でたくさんのゴールを奪ってきた。

(まとめ)

→　2018年のJ2優勝に貢献した選手も何人かいるが2014年のJ1初昇格に大きく貢献した選手が中心になる。DF飯田真、FW船山貴、MF岩上などは外せない選手である。反町監督がそういうサッカーを志向したこともあって泥臭いプレーを見せて攻守に貢献する選手が多い。フォワードのFW塩沢とボランチのMF岩間の2人は「山雅スタイル」の象徴的な選手である。FW前田大、MFセルジーニョなども活躍した。