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【高木体制の主力中心】 V・ファーレン長崎の歴代ベストイレブンを考える。 (2013年～2020年) | | |　

GK 大久保択生　1989年9月18日　190センチ/90キロ

→　GK金山やGK増田なども正キーパーとして活躍したが2014年～2016年まで長崎の守護神として活躍したGK大久保を歴代ベストイレブンに選出した。2014年は23試合、2015年は31試合、2016年は42試合に出場しており、2015年のプレーオフ出場(6位)にも大きく貢献した。190センチとサイズに恵まれているが安定感があって経験値も豊富なキーパーである。横浜FC・千葉・FC東京・鳥栖・清水でもプレーした。

MF 飯尾竜太朗　1991年1月30日　174センチ/69キロ

→　2013年に大卒で松本山雅に加入したが2014年にMF田中隼が加入した影響は大きくて準・主力という立ち位置になることが多かった。2017年に長崎に移籍したが右WBのレギュラーを獲得。J2で39試合に出場して3ゴール3アシスト。主力として初のJ1昇格に大きく貢献した。翌2018年はJ1でも32試合で1ゴール4アシストを記録した。オフに仙台に移籍したが運動量が豊富でタイミングのいい攻撃参加が武器となる。

DF 高杉亮太　1984年1月10日　182センチ/72キロ

→　2006年に大卒で町田に加入。当時のカテゴリーは関東2部だった。2007年にJ2の愛媛FCに個人昇格を果たすと2007年～2012年まで主力として活躍した。2013年にJ2に昇格してきた長崎に加入すると2019年まで長崎でプレー。7年間で190試合に出場している。2013年と2015年のプレーオフ出場、2017年のJ1昇格に大きく貢献した。統率力のあるCBでフィード力にも定評がある。ワイルド系のイケメンだった。

DF 古部健太　 1985年11月30日　180センチ/72キロ

→　2008年に大卒で横浜FMに加入したが出番に恵まれず。2010年に北信越リーグ時代の金沢に移籍した。2011年まで金沢の主力として活躍して2012年に長崎に加入。2015年まで長崎でプレーしたが左右両サイドをこなす柔軟性と豊富な運動量を駆使して2012年のJ2昇格、2013年と2015年のプレーオフ出場に大きく貢献した。2016年に福岡への個人昇格を果たしたが出番に恵まれず。2017年に長崎に復帰した。

MF 翁長聖　1995年2月23日　171センチ/65キロ

→　大卒で2017年に長崎に加入するといきなりレギュラーを獲得。J2で38試合に出場して4ゴール3アシストを記録した。初のJ1昇格に大きく貢献するとJ1の舞台でも持ち味を発揮。34試合で2ゴール4アシストをマークした。左WBで起用されたがテクニックがあって小柄ながら空中戦にも強い。「右のMF飯尾竜、左のMF翁長の得点力」は高木体制の長崎の大きな武器だった。手倉森監督になって出場機会が激減した。

MF 島田譲　1990年11月28日　176センチ/76キロ

→　2017年～2019年まで長崎でプレーした。岡山との契約が満了になって長崎に移籍することになったが初年度は37試合で2ゴール7アシスト。精度の高い左足からたくさんのチャンスを演出してJ1昇格の立役者の1人になった。この年はJ2でベストイレブン級の働きを見せた。左足のキックの精度が高くて展開力のあるボランチとして存在感を発揮した。茨城県の水戸市出身で鹿島の下部組織で育った選手になる。

MF 岩間雄大　1986年2月21日　178センチ/69キロ

→　関東1部のFC KOREAでキャリアをスタートさせた苦労人。2007年～2010年まではJFLのアルテ高崎でプレーした。2011年に当時はJFLだった長崎に加入すると3年間に渡って主力として活躍した。派手さはないが豊富な運動量を生かして攻守両面でチームに貢献することが出来る。好不調の波がほとんどない点も称賛に値する。初のJ2挑戦となった2013年も41試合に出場するなど躍進に大きく貢献した。

MF 神崎大輔　1985年2月2日　177センチ/67キロ

→　2007年に大卒で甲府に加入したが出場機会は限られた。2009年にJFL所属の長崎に加入すると定位置を確保。2016年まで長崎でプレーしたがJFL時代は主力として活躍。J2に昇格してからも貴重な戦力になった。得点感覚に優れた選手でJFL時代はコンスタントにゴールを決めてチームを助けた。2017年に北九州に移籍したがこのシーズン限りで現役を引退している。当時の北九州の監督は原田監督だった。

FW 有光亮太　1981年4月21日　174センチ/68キロ

→　東海大学第五高出身。高校を卒業した後は海外に渡ってイタリアなどでプレーした。2003年に福岡に加入すると4年間で58試合に出場。一定の出場機会を得たが2007年に長崎に加入するとエースとしてゴールを量産。2007年と2008年は九州リーグ、2009年～2012年まではJFLでのプレーになったが2007年～2012年まで5年連続で2桁ゴールを記録するなど活躍した。2011年にはJFLのベストイレブンに輝いた。

FW フアンマ 1990年11月17日　188センチ/90キロ

→　2017年に長崎に加入するとJ2で32試合に出場して11ゴールを記録。フォワードの軸としてJ1初昇格に大きく貢献した。翌2018年はJ1で31試合で6ゴール5アシストを記録した。得点力がメチャクチャ高いわけではないがサイズに恵まれており、前線でターゲット役になることが出来る。サイズの割には運動量が多いので守備面での貢献度も高い。2019年は大宮でプレーして40試合で13ゴール3アシストを記録した。

FW 水永翔馬　1985年5月22日　180センチ/78キロ

→　強靭なフィジカルが武器となるターゲットマン。2004年に高卒でホンダロックSCに加入。九州リーグあるいがJFLが主戦場だった。2011年にJFLだった長崎に加入するとフォワードの軸として活躍。2011年は14ゴール、2012年は12ゴールを記録するなど長崎のJ2初昇格の立役者の1人になった。2013年についにJリーガーになったがJ2で32試合で5ゴールを記録した。JFLでは歴代9位となる77ゴールを記録している。

(まとめ)

→　選手の入替が激しいチームなので「長きに渡って主力として活躍した選手」はあまり多くない。格上のチームに引き抜かれてすでに退団している選手が多くなるが「2012年にはJ2昇格」、「2013年と2015年にはプレーオフ出場」、「2017年にはJ1昇格」を達成している。当然、このときの主力が歴代ベストイレブンの中心になる。漏れた選手ではFW鈴木武蔵、FW呉屋、FW永井龍も長崎でゴールを量産している。