湘南ベルマーレ ・・・ C+
→ 夏にパワハラ問題が表面化した湘南にとって2019年は激動のシーズンになったが何とか参入決定戦で徳島と引き分けて「J1残留」を勝ち取った。2020年もJ1で戦うことが確定したが2019年以上に難しいシーズンになる可能性は高い。ギリギリでJ1に生き残ったチームなので仕方がないところもあるが「降格候補の1つ」という立ち位置で新シーズンを迎えるのは確実である。引き続いてタフなシーズンになるだろう。
抜群の求心力を持った曹貴裁監督がチームを離れたので主力の大量流出が心配されたが今のところはそこまでの事態には陥っていない。DF山根視(→川崎F)とDF杉岡(→鹿島)の流出は確定してGK秋元(→町田)とMF菊地俊(→大宮)もチームを離れたがDF大岩(仙台)、DF馬渡(川崎F)、MF茨田(大宮)、MF福田晃(鳥栖)、MF三幸(山口)、MF岩崎(札幌)などの獲得に成功。力のある選手をたくさん獲得できている。
他にもGK谷(G大阪)やFW石原直(仙台)などの加入が決定しているのでまずまずのオフになっているがMF齊藤未の去就ははっきりしない。オファーはたくさん届いていると思うがMF茨田やMF三幸やMF福田晃などボランチでプレーできる選手をたくさん獲得していることを考えると「移籍の可能性はそれなりに高い。」と考えられる。ユース出身で生え抜きの選手なのでMF齊藤未が抜けるようだとダメージは大きい。
守備の要であるDF坂圭祐に対しては広島が興味を示している。こちらも生え抜きの選手なので流出となると痛手である。FW山崎凌に対しても名古屋が興味を示しているのでこれから主力流出のニュースが続く可能性もあるが仮にFW山崎凌の慰留に成功した場合でも「点の取れるストライカー」は必要である。2桁ゴールを計算できるストライカーもしくはアタッカーを確保しないと残留争いから抜け出すことは出来ない。