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2016年2月 6日 (土)

大衆抗議行動でオークランドが麻痺する中、ニュージーランドでTPPが正式調印された(PHOTOS、VIDEO)

公開日時: 2016年2月4日 00:48


FivePoint Five / YouTube

参加国の代表団が、論争の的である自由貿易協定に正式に署名すべくニュージーランドに集合する中、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に反対する約1,000人の活動家の集団がオークランド市内の道路を封鎖した。

“この時代最大の貿易協定”としてもてはやされているTPP協定が、オークランドのスカイシティー・カジノでの式典に12の環太平洋諸国の閣僚が参加し、調印され、何百人もの抗議行動参加者の嫌悪感を引き起こした。

調印に先立ち、活動家たちは、アオテア・スクエアに集まり、スカイシティー・オークランドに向かう通りで行進を始め、会場の外で多数の警察官と遭遇した。批准に更に二年かかる協定に抗議するため、他の人々は、フェデラル・ストリートと、ビクトリア・ストリートの交差点で座り込み、交通を阻止した。

別の大きな集団はホブソン・ストリートの端に座り込み、南と北西の道路への入り口と出口を封鎖し、他の集団が、ファンショー・ストリート入り口と、ノーザン道路への出口で交通を止めた。警察は抗議行動参加者に、出ないと逮捕されることになると警告したが、強制的行動は控えた。

活動家たちは、労働者に対する様々な悪影響のなかでも、雇用喪失、賃金停滞や、不平等の激化をもたらすと主張して協定に反対している。彼らは、TPPは労働者を犠牲にして、大手投資家や大企業の権利を保護する可能性が高いとも主張している。抗議行動参加者は通貨操作、環境保護や、健康保護、食品安全や、インターネットのプライバシーも懸念している。

1,000人以上の群衆による反対の声の中でも、TPP調印は進められた。ニュージーランド のジョン・キー首相は、出席者に、協定は“ 我が国民の繁栄を押し上げる”と述べ、協定を“喜んでいる”と語った。

“ニュージーランドは、この全過程に参加していることを誇りに思う... TPP指導者の皆様の勇気と先見の明に感謝申しあげる”と彼は述べた。

10月にまとまった環太平洋戦略的経済連携協定は世界経済の40パーセントを占める。交渉は、5年続き 、アメリカが率い、更にオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポールと、ベトナムが加わる12か国の共通標準の確立が狙いだ。

更に読む:  '根本的に欠陥がある' TPPには抵抗すべきだ - 国連人権専門家

今週始め、協定の"非民主的由来"ゆえの、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に対する世界的な反対を認めて、民主的で平等な国際秩序を推進する国連の独立専門家、アルフレド・デ・サヤスは、この貿易協定は"欠陥があり、各国が規制する余裕を保障する条項が作られない限り調印されたり、批准されたりするべきではない"と述べた。

記事原文のurl:https://www.rt.com/news/331210-tpp-signed-auckland-protest/
---------

原文には、他にも色々、現地の様子を写した写真や動画が掲載されている。

協定の"非民主的由来"ゆえの、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に対する世界的な反対を認めて、民主的で平等な国際秩序を推進する国連の独立専門
家、アルフレド・デ・サヤスは、この貿易協定は"欠陥があり、各国が規制する余裕を保障する条項が作られない限り調印されたり、批准されたりするべきでは
ない"と述べた。

詳細内容は、百々峰だより
署名も批准もするな! TPP署名式の直前に国連が各国政府にたいして異例の呼びかけ」に詳しく翻訳されている。

大本営広報部は、紙媒体も電気洗脳箱も、こうした抗議行動を全く報道しない。

日本でも、有楽町マリオン前で、抗議集会が開催されたようだ。てっきり午後と思い込んでいて、残念ながら、ゆきそびれた。

2016/02/04 TPP協定調印大抗議街宣(動画)

アカハタは購読していないが、郵便ポストが狭くて入らないのと、最寄りスーパーのチラシがないのではという家人の懸念だけが理由。

大本営広報部紙、最寄りスーパーのチラシだけ欲しくてとっている。チラシは家人が本気で読んでいるが、小生その包装紙、飛ばし読みしている。そうでなくては洗脳されてしまう。

電気洗脳箱視聴料なるものも、長年支払いを拒否していたが、いまは亡き父親が、小生の海外出張中に徴集する人が気の毒だし、お前の出世にさしさわるといけないと、支払ってしまって、以来搾取されっぱなし。父親が願った出世とほど遠い人生で踏んだり蹴ったり。

月々の経費を、そして内容を考えれば、 日本翻弄協会に献金するのでなく、知りたいテーマを報道するIWJを視聴する方が、経済的、精神的に健康かつ快適・健全。選択肢はない。

さらに、共犯者たる大本営広報部が隠蔽しているTPPの深刻な問題点の分析を説明する貴重な集会もIWJは早速報道している。長時間だが見過ごしてはならない情報がてんこ盛り。

報告集会 TPP協定の全体像とその問題点 ―市民団体による分析報告―(動画

大本営広報部、思考停止をして、呼吸するようにウソだけをいう傀儡氏の天に向かって唾を吐く噴飯もの告白を大きく報道しただろうか。彼の酷い発音と酷い内容、聞くに耐えないので、リモコンを手に「消音」ボタンを活用している。登録した人物があらわれ次第自動的に「消画面」する機能を新生シャープは搭載して欲しいものだ。機能が搭載され次第、狭隘なあばら家に三台ある装置、喜んで買いなおす。

「今日、帰りにでも日刊ゲンダイを読んでみてくださいよ。これが萎縮している姿ですか」

つまり、「読売、産経、日本経済、朝日、毎日を読めば、 マスコミ全てが萎縮しているのがわかります。」と告白したのも同然。あの人、顔をみてうんざり。発言の下らなさに衝撃。三流お笑い芸人としてなら認める。

もちろん彼が支配する電気洗脳箱の全ての局も。どうして、よりによって極端なあんぽんたんが権力を握れるのだろう。まわりでかしづいている連中もそれ以下のあんぽんたん。

「日刊ゲンダイがあるんだから報道の自由は守られてる」とネトウヨ答弁した安倍首相に官邸の報道介入の実態を改めて突きつける!

大東亜戦争時の大本営広報部、こうだったのだろうと、よくわかる悲惨な状況。敗北を勝利と叫んでいるトンデモ連中。

それで、大本営広報部ではないPARCメール通信【Vol.38】から転載させていただこう。

※以下転送・転載歓迎

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
┃【1】内田聖子のTPP交渉ウォッチ!vol.12
┃「TPP協定署名」―新たな闘いのスタート―
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
2015年10月の大筋合意後、条文案の公開を経て2016年2月4日、
ニュージーランドにてTPP協定の署名式が行なわれた。
参加国閣僚が出席する中、日本からは現金授受問題で辞任した
甘利明経済再生担当相の代わりに、高鳥修一内閣府副大臣が参加した。
甘利氏の後任・石原伸晃氏も高鳥氏も2年前までは「TPP断固反対」を
掲げていたにもかかわらず、である。

署名式の前からニュージーランドには現地の団体・個人はじめ米国や
オーストラリアなど各国の市民団体が入り、署名式の行なわれた
ホテル前で大規模な抗議デモを行なった。
先住民族マオリの人びとも参加しながら、「TPP署名は許されない!」と
訴えるデモは最大で2万人規模となった。

5年以上にわたる交渉の結果至った署名は、各国の人びとの反対や
懸念の声を無視する形で無理やり作られたものと言える。
どの国でも正確でフェアな影響評価や詳しい説明責任を求める声は
さらに高まっている。そんな中で署名だけが進んでしまったわけだが、
今後は否応なく、各国内での批准手続きというプロセスに入っていかざるを
得ない。ニュージーランドでのデモに呼応する形で、
各国市民は「新たな闘いの始まり」を宣言した。

日本では今国会での批准審議が予定されている。しかし米国では
少なくとも11月の大統領選挙後にならなければ議会にTPP協定が
諮られる目処は立っていない。国会での十分な議論が必要であることは
言うまでもないが、急ぐ必要のない批准を早々に済ませたいと渇望する
安倍政権の姿は、世界の目から見れば異常である
(さらに言えば中身の議論もないまま対策予算だけを通してしまった
国など他にはない)。

TPPの中身はもちろんのこと、私たちはこの非民主的な手続き自体に
対しても強く批判していかなければならない。
「国会軽視」は他のどのイシューにも共通する問題だからだ。
改めて、TPP批准阻止に向けて、多くの方々にもっと関心を持っていただき、
様々な行動や発信をご一緒したいと強く願います。

TPP協定文の分析レポート
★ダウンロードページ★
http://www.parc-jp.org/teigen/2016/tpptext201601.html
本報告書はご自由にダウンロード・コピーいただいて結構です。

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