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2011年1月 9日 (日)

マインド・コントロールに取りつかれたアリゾナの暗殺犯(旧版)

Paul Joseph Watson

Infowars

2011年1月8日、土曜日(ご注意:この文章は旧版1月8日記事の翻訳から、更新版にあわせて、削除された部分を、削除しただけのものであり、追加分は、翻訳していない。現行の更新版記事はUPDATED Monday January 10, 2011となっており、1月8日付けの記事とは全く違うものになっている。)

今日のトゥーソンでの議会報告会で、ガブリエル・ギフォーズ下院議員や、連邦判事や9歳の少女を含む多数の犠牲者を銃撃した殺し屋ジャレッド・ロフナーが、マインド・コントロールに取りつかれたアメリカ軍新兵(2011/1/11注:他の様々な記事では、軍に入隊しようとしたが、受からなかった、とある。この部分、誤りだろう。)だったのは、史上、他の様々な大量銃撃犯達の状況と酷似している。

ロフナーのYou Tubeには、とりとめのないテキストベースのビデオがいくつかあり、そこにはマインド・コントロールに対する強い関心が書かれている。

ロフナーはオンライン大言壮語の一つで、自分は“フェニックスMEPSの、アメリカ合州国軍兵士だ”と書いている。報道記事によれば、彼はある時期アフガニスタンに派兵されていた可能性もある

“USMEPCOMおよびフェニックスMEPSの任務は、個人の国軍入隊手続きをすることである”とアメリカ合州国Military Entrance Processing Commandのウエブ・サイトには書いてある。

ロフナーがアメリカ軍の一員であったという事実がありながら、主要マスコミによって、反政府陰謀の狂人として描かれているのは、とんでもない矛盾だ。ロフナーの多様な視点は、政治的な分類を超越しているように思える。彼のYou Tubeビデオを見ると、彼は明らかに、マインド・コントロールやら、他の異様で変わった些事に取りつかれた統合失調症だ

ロフナーの不安定で精神的に異常な人物像は、マインド・コントロールに対する関心と相まって、ジョン・レノンを射殺したマーク・デイヴィッド・チャップマン、レーガン大統領を銃撃したジョン・ヒンクリーや、コロンバイン高校乱射事件のハリスとクレボルド等の有名な暗殺者達に酷似している。

(旧版記事の文章、ここまでしかなかった。)

記事原文のurl:www.infowars.com/arizona-assassin-obsessed-with-mind-control/(UPDARTEとなっていて、いくつかの文章の削除と、大幅な加筆が行われている。最初の日付の記事翻訳から、UPDATED記事で削除されている部分を削除した。大変に申し訳ないが、大幅追加された部分、翻訳する気力全くおきない。)

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彼のYoutubeには、以下、愛読書名が書かれているという。

私の愛読書だったもの: 動物農場、素晴らしき新世界、オズの魔法使い、イソップ物語、オデッセイ、不思議の国のアリス、華氏451度、ピーター・パン,アラバマ物語、We The Living(アイン・ランド、邦訳無し)、マイロのふしぎな冒険、カッコーの巣の上で、パルプ(ブコウスキー)、鏡の国のアリス、共産党宣言、シッダールタ(ヘッセ)、老人と海、ガリバー旅行記、我が闘争、共和国と対話篇(いずれもプラトン)

(カッコ内は訳者による補足)

USMEPCOM、日本語訳は何だろう?

USMEPCOM、Wikipediaには、入隊段階軍とある。

ある自動翻訳ページでは「USMEPCOMは、平時と動員中に軍事カンキツの品質を保証します。 」という迷訳が出てきて驚いた。

MEPS、Qwikaの自動翻訳では「米国の軍の入口の現像所」となっている!!!

Infowars.comの別記事末尾で、Alex Jones、これから強くなるであろう武器取締法規強化の声に警戒を呼びかけている。

Who’s Behind the Congresswoman’s shooting in Arizona?

Alex Jones、メキシコを、まずい例としてあげている。「完全な銃砲所持規制法があるが、政治家や有名人の誘拐や殺人の記録は世界最悪だ。カルテルや犯罪人のみに銃砲を所持させるのでは、我々は益々攻撃されやすくなってしまう」というのだが...。

1990年1月、本島等長崎市長が銃撃された。2007年4月、伊藤一長長崎市長が射殺された。

銃砲など使わずとも、刃物による政治家暗殺も行われている。

1960年10月、社会党の浅沼書記長、2002年10月、民主党衆議院議員の石井紘基氏。

同盟強化という名の属国政策強化・TPP推進の先に、郵政貯金献上や武器輸出三原則廃棄、集団自衛(集団専制攻撃)のみならず、宗主国製銃砲の輸入・所持自由化も待っているのだろうか?銃砲規制、国際?標準でないという理由で。

やがて日本にもJMEPCOMやMEPSができ、乱射事件が頻発するのだろうか?

世界最強・最大の軍事力を持つ国、最大のならずもの国家だ。殺した他国民の数では、右に出る国はあるまい。同時に、国民による世界最多の銃砲所有を誇る国家、恐らくは世界で最も銃殺事件が多い国だろうと想像している。

そもそも、軍隊、イラクや、アフガニスタンで、無辜の人を、米兵なりNATO軍兵士が、人を殺せるように、マインド・コントロールし、実行させる組織だろう。戦地に派兵され、通常の人間ではできない、殺人行為ができるようになった人々が、帰国すると、銃砲所持が堂々と、認められている社会に戻るわけだ。彼等の中に、戦地と同じ様な感覚で、銃砲による殺人・傷害事件を起こす人々がいるのは、論理的な帰結だろう。

マスコミ報道では、彼の軍隊経験、ほとんど触れられていないように思える。軍隊経験に触れず、精神的な病で片づけるほうが、体制にとっては好都合だろう。

追記:ご指摘で気がついた。訳注で存命の人を殺してしまったので改めた。

2011/1/11追記:ysjournal様から頂いたコメントで、「原文にない」というご指摘があったので、原文記事を確認したところ、更新記事、旧版とは全く変わっていた。

最初に、UPDATED Monday January 10, 2011と追加してあり、記事は大幅に増補されている。ご指摘の、「原文にない」部分、たしかに、UPDATED記事からは削除されている。原文が全く変わってしまった以上、古い翻訳記事、削除すべきだろうが、「誤報記事」の例として、とりあえず残しておく。

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コメント

ysjournal様、詳細なご指摘、大変に有り難うございます。
8日付け旧版と全く違うUPDATED記事になっているのに気がつかずにいました。
翻訳は変えましたが、削除だけで、増補部分翻訳は、さぼっております。

a US military recruit を「アメリカ軍兵士だった」とされてますが、容疑者は、志願したものの精神鑑定で入隊を拒否されています。

原文では、軍のマインドコントロールとの関係をこじつけるために、苦し紛れに "a US military recruit" と言う言葉を使ったものと推定されます。訳で「アメリカ軍兵士」となることで、完全に事実では無くなっています。

また「ロフナーがアメリカ軍の一員であったという事実がありながら」と「ある時期アフガニスタンに派兵されていた可能性」は、原文にはないし(上の原文で、注意深く「a US military recruit」と表現している根拠は、これらの事実が無い事を知っているからだと思われる)、その他資料を引用したとしても事実無根であるので、訳文として正確ではない上に、嘘の記述になっております。

原文自体が、全くのデタラメである事は貴殿の責任では無いのですが、デタラメの上塗りをしている責任はあると思います。

き〜す様、ご指摘感謝。早速訂正しました。

チャップマンが暗殺したのはジョン・レノンですよ。ポール・マッカートニーはまだ生きています。老婆心ながら。

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