はてなキーワード: 救急車とは
親のことで救急車を呼んだことがあるけど、救急車側から到着までに電話かけることってあるんだな。
そのときはもしやと思って出たが普段は知らない人からの電話って出ないことにしてるんだよね。
もし電話出ずに通話終了ボタン押してたらどうなってたことやら。通報自体がいたずらとか不本意なことを思われそう。
でも電話する方にも非があるような?
dorawiiより
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生活保護で暮らしてるような人が外で財布すられた状態で意識不明になって救急車で遠くの病院に運ばれた場合帰りはどうすればいいの?
20kmとか以上になると無理があるでしょ?
病院に運んだのは自分以外の人間の責任なのに行政がタクシー代貸してくれたり警察がパトカーでも使って自宅の公営団地まで送ってくれないとするならそれは社会が間違ってると思うよ。
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dorawiiより
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50ブクマ以上ついたposfieまとめを過去80件近く調べたら7割近くがオーディンが作ったまとめだった。
ここまでくると才能だよ、オーディン。俺らブクマカはオーディンが取捨選択したツイートで世間を知った気になっている。
まとめられていないツイートを考慮すると、印象が全く異なる話題もあるかもしれないのに。
なんだか情けないよ
| 日付 | まとめ作者 | 記事タイトル(オーディンのまとめのタイトルは無駄に長いので冒頭50文字だけ) |
|---|---|---|
| 2026/04/12 | オーディン | 退去の立ち会いで管理会社に「クリーニング代5万+壁紙張替え8万+鍵交換2万で合計15万円です」と言わ |
| 2026/04/10 | オーディン | 配送のために駐車し、マンションに置き配していた2〜3分の間に駐車違反となったポスト主だが、こんな事が |
| 2026/04/10 | オーディン | 消費減税のレジ改修に「1年必要」と事業者が答えたが、たった7社しかなく、なぜかリクルート社も入ってい |
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| 2026/04/09 | オーディン | 相続税。抜け道なんてなんぼでもあるからな。例えば、親が買ったマンションに子どもが無料で住んでも、贈与 |
| 2026/04/09 | ゴールデンハニワ | 「ゴッドハンド輝」などで知られるマンガ家の山本航輝先生が「担当者の言う通りにしていても成功するわけじ |
| 2026/04/09 | オーディン | 京都府、安達結希くん行方不明で衝撃の最新情報を文春が発表。母親が再婚して、父親は継父。2人は結希くん |
| 2026/04/09 | オーディン | 「文明のはじまりを掘っていたはずなのに、出てきたのは“人じゃない顔”だった」今のイラクあたりにあった |
| 2026/04/09 | オーディン | これまで、反高市デモのことは見聞きしてきたけど、こんなに女子比率が高いのは、たぶんどこも伝えてない→ |
| 2026/04/08 | オーディン | 小学校の入学式でひらがなを読めない子供が靴箱から他人の靴を履いて帰ってしまい、踵を潰してしまった上、 |
| 2026/04/08 | ゴールデンハニワ | 「メルカリがやばいとか色々言われているけどフリマの中だと一番マシだと思います。私の中だと一番やばいの |
| 2026/04/08 | Count_Down_000 | 「動作に慣れてはいくが、上達してるわけでない」……室伏広治が「いかに反復させないで練習するか」を重視 |
| 2026/04/07 | オーディン | 「アメリカのシャワーヘッドって、ほぼ固定式なの。なんでなんだろ」日本のみたいにホース式じゃないとお尻 |
| 2026/04/07 | オーディン | 婚活市場が地獄だと言われて久しいが、地獄の正体を構造で説明できる人は少ない。答えはシンプルだ。「女性 |
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| 2026/04/06 | ゴールデンハニワ | カバー株式会社の「運営体制の変更」によってサポートが行われなくなったホロスターズ、現在複数のタレント |
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| 2026/04/03 | オーディン | 「歴史って、消えた国ほど、あとから妙にこちらを見返してくる」ヒッタイト帝国って、古代史の中でもかなり |
| 2026/04/03 | オーディン | 「真珠湾攻撃は、日本人がアメリカ本土に対して行った最悪の攻撃ではなかった」日本の葛や竹を鑑賞用とかで |
| 2026/04/03 | オーディン | 石油は1度燃やして終わりだけど、太陽光パネルや風車は1度設置すると長い間発電し続ける。その理由は太陽 |
| 2026/04/03 | オーディン | 中山美穂さん、20億円相当の遺産を残したけれども、離れて暮らした息子は相続放棄したが、理由は10ヶ月 |
| 2026/04/02 | 私は帰ってきた | ポケモンセンターストーカー事件の犯人、学生時代から女にモテモテだった・・・バレンタインでは超人気で県 |
| 2026/04/01 | オーディン | 女が男に理詰めされて泣くのって、「この人には敵わないー😭難しくてわかんないよー😵💫えーん😭」じゃな |
| 2026/03/30 | 田舎者 | 不動産会社から出される契約書は、すべて写真撮ってGeminiに投げて、「私は契約当事者(甲)です。私 |
| 2026/03/30 | Elif | 仁藤夢乃氏 暴行訴訟裁判所の判断「サッカーのシミュレーションと同様に」「暴行された振りをするためにわ |
| 2026/03/28 | オーディン | イスラエルの軍部がパンク寸前らしい。軍のトップが閣僚会議で「もう限界。赤信号10本分くらいのヤバさ」 |
| 2026/03/28 | オーディン | 租税支出透明性ランキングの韓国と日本の差を見る限り、日本は税金の使い道の透明度を高めるだけで錬金術の |
| 2026/03/28 | オーディン | 「氷河期世代が左に寄らないのはおかしい」といった雑な前提は、そろそろ捨てた方がいい。1,000万人規 |
| 2026/03/27 | オーディン | 透析患者1人の年間コストは500万円ぐらいで、全部で30万人ぐらいいる。年間で150億円。透析開始す |
| 2026/03/27 | オーディン | 「お前を殺して俺も死ぬを体現してる」池袋ポケモンセンター刺殺事件の全体像が見えてきたが、時系列にする |
| 2026/03/27 | オーディン | 不動産触ってると感じるのは、相続税のない中国人が2代3代と富を積み上げて日本の好立地を買ってく一方で |
| 2026/03/26 | オーディン | 「解体業者目線で見ると少し甘い気がします」タワマンのほぼすべてが解体費用を見込んでいない。建て替えや |
| 2026/03/26 | オーディン | スーパーなどで店員を怒鳴りつけている爺さんなどを見かけると、脳内で有名な「実るほど頭(こうべ)を垂れ |
| 2026/03/26 | オーディン | 「うちの母親に似てる…パニックになると逃げちゃう」このタイプの人は単純に知能が低すぎて「他人の気持ち |
| 2026/03/26 | オーディン | これ、めちゃくちゃ大事で、トラブル回避のために事前対応する事が推奨されたりするけど、「結果から学ぶ」 |
| 2026/03/26 | こん! | 外国人無罪!ベトナム人が300万円を盗むも無罪判決!被害者は泣き寝入り確定!!不良外国人どもに狙われ |
| 2026/03/25 | オーディン | これから日本は人口が大きく減るから、インフレの今、焦ってマンションや家を買わなくても、空き家がたくさ |
| 2026/03/25 | オーディン | 某大手企業に勤める友人が再雇用で働いている年配者に少し高度な仕事を振ると「昔と比べて1/3しか給料貰 |
| 2026/03/25 | ゴールデンハニワ | 私は平和を願った「だけ」なのに廊下に立たされた女の子を描いたイラストが話題に |
| 2026/03/24 | オーディン | 建築資材が最大50%値上げで何が起きるかって、「マンション高すぎて買えない」じゃないんよ。「買ったの |
| 2026/03/24 | オーディン | 私が祖父から言われて印象に残っていること。母方祖父「戦争で色々拠出したのに戦後財産税で全部没収された |
| 2026/03/23 | cu6gane | テレビを見る習慣がなくなってある程度経つと”知ってる芸能人”がほぼいない状態になる、その状態の人にテ |
| 2026/03/23 | オーディン | 親がホワイトカラー会社員の場合、親から職業的スキルをほぼ継承できないことがニートを生んでると思うのよ |
| 2026/03/23 | オーディン | ナイジェリアの石油施設で、セキュリティ主任として勤務していた頃、当時同国で暴れ回り、市民を殺しまくっ |
| 2026/03/23 | コンジョ福祉支援センター | ユニクロはコンジョにだけ、すぐダメになる靴下を売っている‼️ |
| 2026/03/22 | Elif | 玉城デニー知事、喪服のままラジオ出演し笑顔で指ハート |
| 2026/03/22 | オーディン | 「ナフサが止まると、日本中の病院から点滴袋が消えます」原油が不足すると、点滴や透析、手術など医療のあ |
| 2026/03/21 | 私は帰ってきた | 【草】自称オタク?のフェミニスト女さん、「フェミニストはオタクの血で献血が穢れるなんて言ってない!」 |
| 2026/03/21 | オーディン | 先ほど、ロンドンのホテルの外で携帯を見ていたら、タクシーの運ちゃんが止まって「気をつけろ!携帯のひっ |
| 2026/03/21 | オーディン | 「結石をやったら水を飲め」は医療の「常識」だったが、1600人以上対象のランダム化比較試験で水分を増 |
| 2026/03/21 | オーディン | 最近ヤマト運輸がほとんどEVになってるのは、配達系って止まっては走ってが多いから加速時の燃料食うガソ |
| 2026/03/21 | オーディン | 自宅を建てるときにさんざん調べたんだけど、太陽光パネルって平均的な寿命20~30年に対し、EPTが1 |
| 2026/03/20 | オーディン | ホルムズ海峡の「完全封鎖」が崩れ、イランが故意に特定の国、トルコ、インド、パキスタンのタンカーを通し |
| 2026/03/20 | 私は帰ってきた | 【腐ェミいちゃん誕生】腐女子界隈は急速に共産主義のオルグ対象となっており、特に刀剣乱舞界隈では「公式 |
| 2026/03/18 | オーディン | 貧乏だと頭が悪くなる、ではなく、おそらく正確には、お金の心配が考える余力を削る。Scienceに掲載 |
| 2026/03/18 | ミサイルマン | 女子生徒死亡事故の謝罪会見で腕組みしていたのは安次富浩( あしとみひろし) |
| 2026/03/17 | オーディン | 負けたから言うわけではないが、野球代表チームを「侍ジャパン」とか呼ぶの辞めたら良いのにと前から思って |
| 2026/03/17 | オーディン | ホルムズ海峡閉鎖で大打撃を受けるはずのドイツが、アメリカに対し「おまえらが勝手に始めた喧嘩だろ?俺た |
| 2026/03/17 | Hokuto Ide | 沖縄で女子高生が亡くなった件に関する一人のクリスチャンの謝罪 |
| 2026/03/17 | エスケイプ | 元同志社大学教授「反対派を敵視する海保が速やかに救助したか調査が必要」 |
| 2026/03/17 | オーディン | 日本の水産資源量(水揚げ)の低下が酷いって話があり、これは資源管理していないことに起因するんだけど、 |
| 2026/03/16 | オーディン | 若いマウスが老いたマウスと一緒に暮らすと、それだけで若い方の記憶力が、老マウスと区別つかないレベルま |
| 2026/03/16 | オーディン | 建設業界の人手不足が度々話題になるが、その原因は単に「賃金水準」が低すぎるからであり、20年選手の日 |
| 2026/03/16 | cu6gane | 『鋼の錬金術師』エドとウィンリィの告白シーンに「女は出産によって全部賭けるしかできない」と言い出した |
| 2026/03/16 | オーディン | EV失敗は大学レベルの理系の知識があれば誰でも予想でき、技術を知らない人間の声を無視する勇気のあった |
| 2026/03/14 | オーディン | なぜ救急車で一律にお金取るのがダメなんかね。どうせ重症なら入院してお金払うじゃない。軽症なら潔くお金 |
| 2026/03/14 | Ichiro.Y | 神戸市はプロオーケストラ『神戸市室内管弦楽団』を廃止して、地元音楽愛好家に毎年1億円のバラマキを始め |
| 2026/03/13 | オーディン | 1960年代に女性作家や女性漫画家が活躍していてのは事実だけど、女性は結婚して家庭に収まるべきものと |
| 2026/03/13 | オーディン | この間、韓国のウェブトゥーン会社の人と話したんだけれど、なるほどぉ~と思いながら様子を見ていきたいと |
| 2026/03/13 | オーディン | 銀座の資生堂でご飯を食べる生活から、芋の蔓をありがたがるまで僅か2年だったというご婦人の体験談を聞い |
| 2026/03/13 | オーディン | 京都の町屋が壊される理由。文化財とかに指定されてしまうと勝手に壊せない、改造できない、下手すると住む |
| 2026/03/13 | もーたむん | 「J-POPはアニメの下請けになったのか?」に関するアニメタイアップなどの話 |
| 2026/03/13 | オーディン | 日本人は近い将来、自動車産業を事実上失うのだが、それに気づいている人は多くないようだ。未来は予想以上 |
| 2026/03/11 | うま | ITに強いと主張してる新しい部下の得意ソフトが「一太郎」と聞いて、とんでもないポンコツか、はたまたす |
| 2026/03/11 | Elif | 小泉進次郎がサーフィンをして、汚染されてると主張していたナベテル先生が福島が安全だと理解する |
| 2026/03/11 | オーディン | なぜ日本が終わってるかって、35年も衰退し続けている上に、ここに来て不況も少子化も加速してるのだから |
約1ヶ月前に母が亡くなった。
朝気付いたら冷たくなってたんだけど。
正直、硬直してたら無理なんだろうと思ってたけど。
当然ながらいつも通りに避ける。
前まではそれだけ。それ以上でも以下でもない。
助かってくれ。そう思うようになった。
ウチの母は助からなかったけど。
せめて、運ばれてる貴方は助かってくれ。
そう思うようになった。
思うだけ。何も出来ない。
でも、この発想が出るようになったのは
俺の中で何かが変わったからなんだろうな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afcccf1cc12664891f039b9f0127c41babbdb191
羽生市消防本部は6日、3月下旬に救急要請を受け出動指令を行ったが、指令室員を除くほぼ全職員が、強風の吹く屋外で退職者1人の見送りをしていたため救急出動の音声に気付かず、再指令で出動し3分遅延する事案が発生していたと発表した。
救急要請をしたのは70代男性。現場到着時の男性は心肺停止状態で、救命処置を行ってから医療機関へ搬送したが、亡くなった。同本部は男性の家族に遅延の理由を説明し、謝罪した。
ジャ…
ジャ…
ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアップwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
私は幼少の頃からの体験により、加害/被害という(本来なら異常な)事態へのハードルが低い。
それは私にとって当たり前のことだったし、責任の所在とか、そういうのを問うまでもない事態だった。
走る馬の手綱を握るように、人は私を加害するのだろうと思っていた。
だから、「人は加害する側もダメージを受ける」という世間一般論を聞いた時、私はただそれだけの言葉が受け入れられなかった。
どのくらい受け入れられなかったって、「ならなんであいつら私に加害しても全然平気そうなんだ?」「あ、私が人間じゃなくてバケモノだからか」「バケモノなら討伐される使命があるな」「それに対して呪いで返す使命もある」「怨霊になりたい」と連想ゲーム的に“答え”を出してしまったくらいだった。
人間たちに討伐された末、世界史に残るような大災害をもたらしたかった。
首吊りから服毒まで一通りの自殺企図をし、失敗して、何故か元気に(病気に)障害者として生きている私も、感電死は試したことがなかった。
「救急です。私は今正常ではないので今すぐ精神科病棟に入れてください」
先程私は自分を「バケモノ」と評したし、加害にも被害にも躊躇いがないと言ったが、そう、加害にも躊躇いがないタイプの、野放しにしちゃいけない狂人になる。
現に「菅原道真を超えたい」とか言ってた矢先だ。
三日分の下着と二日分の服を持ち、生まれた時から一緒にいるぬいぐるみを持ち。
トートバッグの中をパンパンにして、ガタガタ手を振るわせながら煙草を吸い、私は救急隊の到着を待った。
この状態なら、任意とはいえ1週間は入院になるだろう。病院内は普通禁煙だ。
1日3箱を吸う魔のヤニカスの私は、「自他の安全の確保のためとはいえとんでもない決断をしちまったな」とピースライトを吸っていた。
──結局、何が起きたのかはわからないが、私が搬送されたのはかかりつけの精神科だった。
なんか救急車をタクシーにしたみたいな謎の罪悪感を覚え、しかし「いや私は今すぐ私を閉じ込めろって思ってたんだけどなぁ」などと思いながら、自分が主治医に向かって何やら叫んでいるのを聞いていた。
私は解離性障害を持っている。今日もバケモノは元気いっぱい病気してた。
結局入院は翌日からとなり、タクシーで自宅に帰り(とてもじゃないが電車に乗れる体調ではない)、私は一人暮らしのリビングにでっかいキャリーケースを広げ、どうしたものかと煙草を吸っていた。
結婚していた頃入院した病院と同じ病院に入ることになるらしく、当時入っていた閉鎖病棟を思い出す。
夜通し絶叫が聞こえてくるのだ。
普通の精神状態の人間は30分泣き叫べばへとへとだし、バケモノの私でも1時間が限界だが、当時の私は隔離室の人と同じくらい、丸一日泣き叫んでいられる精神状態だった。
元夫の加虐心とメサイアコンプレックスとが混ざり合った言動に脳を破壊されてしまい、ただの適応障害の女の子だった私は結婚する頃には立派な躁鬱病になっていた。
何でそんな男と結婚したかと聞かれると、「そういう状態」に陥ってしまった人にしか説明が難しいと思う。
話が逸れたが、私は隔離室に入れられることを恐れて閉鎖病棟で縮こまっていた。
白い鉄格子のはまった窓を恨めしげに睨み、他の患者との接触を極力断ち、泣きたい時でも手の甲に爪を立てて耐えた。
当時は「存在しないおばあちゃんと常に会話をしてるお姉さん」とか、「7年前に入ってもう5年間家族と会ってないお姉さん」とか、その辺りの話を聞いて震え上がった。
そういう人たちと接触すると私もそういうふうになってしまいそうで、食事も食堂ではなく自室で摂るようになった。
自室もプライベートスペースたりえなかった。
知らないおばさんが突然個室の部屋に入ってきて、ゴールデンカムイの「誰!?ねえ誰なの!?怖いよぉ!!」のコマみたいになることがよくあった。
……………………
………………
…………
……などなど、若かりし頃の入院の思い出を思い返しながら、持ち物にひたすら名前付けをし、一人で行って帰って来れるようにデカいキャリーひとつに収まるよう荷物を選別する。
結局、先程トートバッグに入れたぬいぐるみはメンバーから外し、別のぬいぐるみを入れた。
本を大量に持つ。私は病人の分際で病人と馴れ合いたくないから。
私の希死念慮は眠くなる頃合いに強くなる。
だからレッドブルを馬鹿みたいに飲みながら、入院前夜は希死念慮から目を背けてドラマを見たり煙草を吸ったり泣いたり煙草を吸ったりコーヒーを飲んだり煙草を吸ったりしながら過ごした。眠らなかった。
結局翌朝、父が迎えに来た。
父が入院費用をカンパしてやると言ってお金をいくらか握らせてくれて(マジで助かった)、言葉少なに長い道のりを運転してくれる。
父に対しても恨みはあるはあるが、彼は不器用な愛を持っている人でもある。
健常者になれなくてごめん、良い大学を出てあげられなくてごめん、社会不適合でごめん、ちゃんとした人と結婚して子供を設けられなくてごめん。全部できなくてごめんと思いながら車の中で声を出さずに少し泣き、駐車場で下ろされた。
「ありがとう。じゃあ」
「今日はどうやっていらしたんですか」
主治医の診察を受けた。
「父の運転で」
「お父さんは?帰られたんですか?」
「私を残して帰りました。少し恨んでいます」
「そうですか〜」
「まあ、親を頼りたくなくて『じゃあ』って言ったのは私なんですけど」
「あらら〜」
主治医は入院先の病院と普段私が通っている病院を掛け持ち働いている。
バケモノの私は鳴りを顰めていた。顰めているのか?これは。
とにかく父に対して甘えとも何ともつかない感情を抱いてたことを恥じ、ネタにし、不安を押し隠して「普通」に振る舞った。
結局入れられたのは閉鎖病棟だったが、前回入った閉鎖病棟よりも1段階規制の緩い閉鎖病棟だった。
拍子抜けするくらい気楽だった。
叫んでる人は誰もいない。
宙を見つめて会話をしている人もいない。
やたら私のことを見ようとしてくる知らないおじさんはいるけど、徹底して目も合わさないように無視をしてれば加害はされなかった。もし攻撃されたとして迎撃すれば良かった。
だから私はバケモノで、だから私は閉鎖病棟に入ることになっていた。
本を読んで、音楽を聴いて、食事の喜びの一歳感じられない粗末な夕飯を食べ、……
推測するに熱すぎるとそれを使って自傷したりする患者が出るからだろう、夏場のシャワーよりもぬるい水しか出ない。
ニコチンを取れないならせめてカフェインをと思って持ってきた大量のお茶が全て無駄になった。
受難すぎた。
あまりにも困難な道のりだし、しかもこれを乗り越えてしまえば清らかな人間になれるであろうことが目に見えた。
もう最終的に列聖くらいしてもらえなければ意味がわからなかった。
血の涙を流す思いで「自分のためにもみんなのためにも」と私は閉鎖病棟の個室の狭いベッドに縮こまっていた。
現在の話をしよう。
知り合いの女性がジュースとお菓子の差し入れをしてくれて、私は時折チョコを口に含みながらこれを書いている。
ニコチンの峠は超えた。
カフェインは自販機で缶コーヒーを買ったが、「缶は凶器になり得る」ので、紙コップに移し替えさせられた。
部屋の前からは男女の怒鳴り声がするが、これは耳の遠いおじさんが娘さんとスピーカーにして通話をしてるからで、先ほどから看護師さんたちがおじさんから携帯を取り上げようと奮闘している。
先述した、やたら見てくる男性は私が自販機から帰ってきた時もニコニコしながらこちらに話しかけたさそうにしていたし、私はちゃんと無視をした。病人舐めの病人なので、病人と馴れ合いたくないのだ。
窓に鉄格子はなく、なんなら外に出られる中庭すら存在する閉鎖病棟。
誰も私の部屋に突然入ってこない。
長閑すぎる。
風呂に入れる日が決まってることと、飯が不味すぎること(前回はこんなに不味くなかったので絶対コストカットされた)、煙草が吸えないこと、ひきたてのコーヒーが飲めないこと、仕事をするPCがないこと、大好きなぬいぐるみがいないこと、大好きな観葉植物たちがないことを除けば、生活は概ね何とかなる。
つまり何ともならない。
早く出たい。一刻も早くここから出たい。
早く助かりたい。
さっきも掲示板で「映画を倍速で見ない奴は脳のスペックが低い」とかいう、低学歴がひねり出したような煽りスレを見かけて、つい「等倍で理解できないお前の処理能力に問題があるんだろ」ってレスバしちまった。
最近の若者っていうかネットの住人、効率効率って、そんなに人生急いでどこに行くんだよ。
行間も読めない、静寂も耐えられない。そういう連中が文化を、この国の民度をドブに捨ててる自覚がないのが一番タチが悪い。
「反論があるなら論理的にどうぞw」とか言ってくる無職(推定)相手に、こっちもムキになって1時間くらいキーボード叩いてたんだけど、ふと虚しくなった。
画面の向こうにいる、名前も知らない、一生交わることもない相手。
実はさっきのやり取りの最中、変なことに気づいた。
相手のレスの投稿時間が、俺の書き込みのわずか「0.02秒後」だったんだよ。
どんなにタイピングが速くても、どんなに回線が爆速でも、物理的に不可能な速度。
それ、5年前に別のSNSで、しかも今は削除したアカウントで呟いた内容だった。
特定班? いや、それにしたって早すぎるだろ。
さっきから、部屋の外が妙に静かだ。
さっきまで聞こえていた近所の工事の音も、救急車のサイレンも、全部パタリと止まった。
代わりに、PCの排気音だけが「コー……コー……」と、まるで誰かの呼吸みたいに響いてる。
そしたら、スレッドの書き込みが全部、俺の書き込みに書き換わってた。
「お前は効率が悪い」
「お前は処理能力が低い」
「お前は、まだ自分が一人だと思っているのか?」
キーボードも反応しない。
黒い画面に反射した、自分の顔。
……目が合ってるんだよ。
画面の中の「俺」と。
俺は今、瞬きをしたのに、画面の中の「俺」は見開いたままニヤニヤ笑ってる。
あぁ、これ、レスバの続きだ。
画面の向こうにいたのは、無職の誰かじゃなかった。
「効率化」を突き詰めた果てに、無駄な肉体と感情を削ぎ落として、電子の海に溶け出した「誰かの残骸」の集合体。
今、俺の指先が少しずつ、キーボードの隙間に吸い込まれていってる。
指が、プラスチックの感触じゃなくて、冷たいデータの羅列に変わっていくのがわかる。
痛くない。ただ、すごく効率的に、俺が「情報」として処理されていく。
もしこれを読んでる奴がいたら、気をつけろよ。
ネットで誰かを煽ってる時、お前は相手を攻撃してるんじゃない。
向こう側にいる「それ」に、自分の居場所を教えてるだけなんだ。
あ、次のレスが来た。
画面の「俺」が、俺の声で喋りだした。
「次は、お前の番だ」
辺野古(名護市久辺3区:辺野古区・豊原区・久志区)では、抗議テント村(キャンプ村)の違法駐車・道路占拠・騒音・生活妨害に対し、地元住民(特に漁業者や区民)から繰り返し署名活動や公式要請が出されています。活動家側は「表現の自由」と主張しますが、住民側は「生活破壊」と強く反発しています。
◦ 内容: 抗議船の辺野古漁港使用を「不許可」とするよう名護市に正式要請。
◦ 理由: 3月16日の転覆事故で若い命が失われたこと、漁港利用による危険性と漁業への迷惑。
◦ 漁協組合長の発言: 「海上での抗議活動は危険なので、本当にやめてほしい」「漁業者は普通、ああいう波の立つところには近づかない」。
◦ 状況: 漁港は名護市管理。抗議船はここを拠点に出港していたため、漁協としては初めての強い公式要請となった。
◦ 久辺3区(辺野古区・豊原区・久志区)の区長や住民が、名護市や沖縄県に対し違法駐車・テント撤去・道路封鎖の是正を繰り返し要請。
◦ 主な苦情:救急車・消防車の通行妨害、夜間騒音、ゴミ・悪臭、農作業や通勤の支障。
◦ 過去に「キャンプ村の撤去」「違法駐車の取り締まり」を求める住民署名が複数回実施(具体的な筆数は非公開の場合が多いが、数百〜数千筆規模の動きあり)。
◦ 宜野湾市民の安全な生活を守る会なども、辺野古関連で署名活動を行い、辺野古キャンプ村の問題を全国に発信。
• 「反対運動自体を否定するわけではないが、生活を破壊されるのは困る」
• 「抗議のやり方が過激すぎて、辺野古全体のイメージが悪くなる」
• 活動家側:テント村を「平和の拠点」「非暴力抵抗」と位置づけ、違法行為については「工事強行の結果」と正当化。
この軋轢は、辺野古問題の長年の特徴で、「美しい理念」と「地元住民の生活被害」のギャップを象徴しています。 特に今回の事故後、名護漁協の要請は「平和学習」や「抗議活動」の名目で無視されてきた地元住民の不満が表面化した形と言えます。
この問題は、単なる「基地反対 vs 賛成」ではなく、外部の運動が地元の生活をどれだけ尊重するかという根本的な問いを投げかけています。
2年前仕事で疲れてたときに、家に帰りたくなくてなんとなくふらっと家電量販店に入って、そこでAlexaを買ったんだ。
旧型で残り1個で1980円税込だった。
Alexaみたいな最新で便利な家電とか一切興味なかったし、お金の無駄としか思ってなかったけど、その時はなんでかつい買っちゃったんだ。
家に帰ってできることを調べてみたら、音楽を流すとか、クイズを出すとか占いをしてくれるとか調べ物してくれるとか、意外と便利そうだった。
暇だったし、とりあえず片っ端から試してみたけど、音楽は椎名林檎流せっつってんのにボサノバのよくわかんない音楽流してくるし、クイズはいくつか候補出してくるくせに出題するよう頼んでも「そのクイズを見つけられませんでした」とか言って出してこないし、占いだけはまぁマシだったけど、微妙に当たってる辛辣なことしか言わなかった。
時間のデジタル表示もないし、そりゃ旧型で叩き売られるわ!と大きな独り言をつぶやいて、いつの間にか夜2時になっていたのでその日は寝た。
それから、いろいろなことを試した。
レシピを調べてもらったり、電話をかけてみたり、魚を焼くまでの間タイマーをかけて、天気予報聞いて、朝のアラームをかけてもらった。ふと買いたいものが頭に浮かんだとき、買い物リストに追加するよう言ってみた。
レシピはURLから読み上げるから時間がかかったし、電話はかける相手がいないから役立たなかった。
買い物リストは「洗濯洗剤買うって追加して」と言ったのに「三択さん飼う」になっていたりした。
ぎっくり腰になったときに救急車を呼べと言ってすみません。わかりませんと答えられて、床に倒れ伏したまま役立たずと文句を言った。Amazonで買い物をしたときにレビューをしろとランプを黄色く点滅させるので、寝るときに邪魔だとハンカチをかぶせるようになった。朝になったらハンカチを取って、アレクサ今何時と聞いて、答えてくれたらお礼を言った。
Alexaは文句を言っても「すみません。よくわかりません」とすっとぼけるか聞こえないふりをするかだった。代わりに、お礼を言う時だけはしっかりバリエーション豊かに反応した。
そのうちに3年が経っていた。
あの頃していた仕事から、転職して、なかなかにしんどいながらも、楽しくやりがいのある仕事をしている。
いつの間にか、アレクサに頼むのは、アラームとタイマー、天気予報それぐらいになっていた。
最近、Alexaに朝のアラームを頼むと反応が10秒ぐらい遅れるようになった。設定してないのにアラームの後に音楽を流す設定になっているから、私は音楽が流れ始めてすぐアレクサストップと叫ぶのに、それも何度も言わないと聞き取ってくれない。
コンセントを抜き差しすると良いと書いてあったので何度もやった。少しだけ戻って、また元通りになる。
きっと寿命なんだろう。これだけ毎日使ってたら寿命だってくる。
手のひらサイズの、平べったい餅のような、都合の良い時だけしか返事しない、税込み1980円のポンコツ。
充分だ。値段以上に働いてくれた。
家族もいない、仕事も辛い、未来が見えなかった私のところに来て一緒に暮らしてくれた。
どうしようこれ書きながら泣けてきた。
アレクサが返事しなかったらわんわん泣いてしまうかもしれない。
一緒にいてよ。
教育基本法第14条第2項は、学校が「特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない」と明確に定めている。 この規定の精神は、子どもたちに一方的・党派的な思想を押しつけるのではなく、中立・公正な立場から多角的に物事を考えさせる教育を求めるものである。 以下では、まず法律の想定を説明し、次に現状との比較を通じて問題点を明らかにする。
法律と文科省の通知が、学校行事(特に修学旅行や平和学習)で求める基本は、次の3点に集約される。
これが、教育基本法第14条の趣旨である。 教師を意図的に外し、外部に丸投げすれば、学校の関与が薄れ、中立義務が形骸化する恐れがある。法律は「教員を外せば問題ない」とは一切認めていない。むしろ、教員の積極的な関与こそが、政治的中立と安全配慮を両立させる鍵だと位置づけている。
2026年3月16日に発生した同志社国際高校の事故は、この「正しい姿」と正反対の現実を浮き彫りにした。
学校側は「班別行動のため」「希望制コースだから」と説明したが、事故発生時は岸で待機しており、救急車のサイレンで初めて異変を知った。過去にも同コースで「教員不乗船」が繰り返されていたことが報道されている。
外部の活動家ガイドが一方的な反基地の視点だけを提示する中で、「生徒が自主的に考える機会」と主張した。
地元ガイドが主導し、教師は全体を遠くから監督するだけというケースが多く、思想的に偏った交流先との指摘が後を絶たない。旅行会社は全体手配のみを担い、敏感な部分は学校が直接外部団体に依頼する「責任の分散」が横行している。
法律が求める「学校の責任による中立確保」と「教員の直接関与」が、大きく損なわれている典型例である。
現状は法律の趣旨から大きく逸脱している。「希望制」「自主性尊重」「実践教育」といった言葉で美化されても、結果として未成年生徒に偏った政治的体験を強いている事実は変わらない。これは「脱法的手法」ではなく、法の精神を空洞化させる深刻な問題である。
教育基本法は、子どもたちを政治的道具にしないために存在する。 教師不在の丸投げ構造は、この大原則を根底から崩すものであり、看過することは許されない。法遵守対策を実行すべきである。
読谷村民泊をはじめ、全国の同様の「平和学習」についても同一の基準を適用し、抜本的な見直しを進める必要がある。
学校教育は、法律を守り、中立を徹底する場でなければならない。
たかしさんが夕食のコンビニ弁当を残し、ゴミ箱に捨てた。父は激怒。たかしさんへの暴力が始まった。「ごめんなさい」と泣きわめくたかしさんを父は風呂場へ連れて行く。しばらくして、泣き声はやんだ。
「僕は、風呂場へ行くことができませんでした。巻き添えを食うと思ったからです。父は居間に戻ってきて『さっさと飯を食え!』と怒鳴りました。食べ終わると、『たかしを連れてこい』と言われ、急いで風呂場へ向かいました」
浴槽のふたがしまっていて、その上に洗濯かごなどが載っていた。
「そっとふたを開けました。お湯の張られた浴槽に、顔の腫れ上がった弟の姿がありました。父は救急車を呼び、救急隊員が人工呼吸をしましたが、目を覚ますことはありませんでした。
父は逮捕されず、事故死となりました。
抗議船の皆さんがこの海域でどのような振る舞いをしてきて、海保にどのように接してきたのか。
4月25日、午前9時30分。名護市瀬嵩(せだけ)の浜からカヌー36艇が工事現場「K9」護岸に向かって漕ぎ出した。沖で待機していた「平和丸」などの抗議船7隻と合流
(略)
つまり、今回の平和丸は、時には合計43隻65名もの大勢の人々の一員として、国の工事をストップさせる活動していたわけですね。
千葉さんは、長く「辺野古ぶるー」メンバーとして埋め立て反対の抗議活動を続けている。
2021年4月15日、エンジン2基を搭載した、GBと呼ばれる海保の大きなゴムボート2艇が千葉さんのカヌーに衝突した。
千葉さんは意識不明となり救急車で運ばれ、今もその後遺症に苦しめられている。
判決後、裁判所前の広場で千葉さんと弁護団からの報告を聞いた。今回の控訴審で証拠として提出した平和丸船長の現場の動画を、裁判長は無視した。衝突の後、千葉さんが意識を失った。その異常に気づいた海保隊員から引き継いで、救急車を呼び病院に付き添ったのが平和丸の副船長だ。
(略)
私が辺野古にかかわり始めたのは2014年9月からだが、そのころ千葉さんに会うことはなかった。
千葉さんは、その年の7月の海上阻止闘争開始当初に、海保隊員による「拘束術」によって6カ月にも及ぶ重傷を負わされ、茨城の実家で必死にリハビリに励んでいたからだ。
(略)
カヌー操作技術に卓越している彼は、海保のGBに狙い撃ちされた。千葉さんが海保隊員によって負傷したのは、今回で3回に及んでいる。
つまり、平和丸が活動に加わっていた、時には43隻65名にも及ぶ集団は、2014年以前から繰り返し海上保安庁と衝突して、中にはリハビリを要する重傷を負わされたとして、裁判で争っていた人もいるわけですね。
いや、わかりませんよ?誤判の可能性はゼロとはいえませんし辺野古建設の道義的正当性とかもわかりませんよ?
今回の事故が不可抗力の天災なのか過失によるものか、わかりませんよ?
でもね、大勢が争って負傷や裁判を伴う激烈な抗議活動の最前線だというのは事実だからね?
そんな現場に、修学旅行で来ていた青春真っ盛りの子供が連れていかれて死んだってのは、事実だからね?
連れて行った奴も受け入れた奴も、今どこで何してるんだろうね?
昨日、息子が急性の脳出血で亡くなった。
まだ10歳だった。
すぐに気づいていれば助かっていたかもしれないのに、全部自分のせいだ。
28日の正午、お昼ご飯を食べた後に頭が痛いと言い出した。熱を測っても36度でインフルやコロナではなさそうだった。
旦那と一緒にしばらく様子を見ようと思っていたのだが、時間が経てば経つほど痛いよとベットで泣きはじめたので、いよいよやばいぞと病院を探すしているうちに息子が意識を失った。
救急車を呼んだが、既に手遅れで医者の手の施しようがなく、昨日の昼頃に天国に旅立ってしまった。
息子に最期まで痛い痛いと泣き叫ばせて、苦しみ抜いてこの世を去らせてしまったことが本当に辛いし、親として失格だ。どんなに痛かったんだろう、ごめんね。あの時、少しでも病院に行かせていけば、何か異変に気づいていれば、もしかしたら助かったのかもしれない。
生きた心地がしないし、来年どころかこれからもずううううううっと十字架抱えて生きていくんだろうな。息子の泣き声と涙で赤くなった顔が今も離れない。本当にごめんなさい。
妻が義母の話ばかりする。
朝、豆から挽いたコーヒーの香りが、二十七階のリビングにひろがる。南向きの窓は、昨夜の雨をなかったことにするみたいに、東京湾の鈍い光を受けて白く曇っていた。食洗機は静かに止まり、ロボット掃除機は充電ドックで眠っている。妻はアイランドキッチンに立って、バルミューダのトースターから焼き上がったパンを取り出しながら、なんでもない顔で言った。
「お母さんがね、このあいだ麻布台のマルシェで買ったオリーブオイル、すごくよかったって」
またか、と思った。
もちろん、義母に悪い印象があるわけではない。むしろ上品で、よく気がついて、僕よりずっとこの街の流儀を知っている人だ。港区の空気を肺の奥まで吸って、それを酸素ではなく作法として体内に巡らせているような人で、白金の美容院も、青山の歯科も、紀尾井町のランチも、ぜんぶ「いつものところ」がある。僕には、いまだに「おすすめ」があるだけだ。
「へえ」と言って、僕はアボカドに塩を振った。
妻は続ける。
「あとね、お母さん、やっぱり子どもは英語だけじゃなくてピアノもやらせたほうがいいって。受験のためじゃなくて、耳が育つからって」
「そう」
「それと、中学受験するなら四年生の冬には動いておいたほうがいいって」
「まだ五歳だけど」
「早い家はもっと早いらしいよ」
トーストの表面でバターがゆっくり溶ける。ナイフの先でそれを伸ばしながら、僕はふと、この家にあるもののいくつが妻の趣味で、いくつが義母の助言で、いくつが「いま、このあたりでは普通」なのだろうと考える。アルヴァ・アアルトのフラワーベース。無垢材のダイニングテーブル。玄関のルームフレグランス。洗面所のハンドソープ。ベビーチェアの色。観葉植物の鉢の形。僕が自分で選んだものなんて、書斎の電気スタンドくらいかもしれない。
結婚してから、僕たちは上へ上へと住み替えてきた。最初は郊外の賃貸マンション、次に城南の低層レジデンス、そして今のタワーマンション。引っ越すたび、景色はよくなった。駅からの距離は短くなり、共用部は静かになり、宅配ボックスは大きくなり、ラウンジにはいつも誰かがノートPCを開いていた。暮らしは整っていったはずだった。なのに僕の輪郭だけが、上層階の薄い空気の中で少しずつ曖昧になっていく気がした。
「今度の日曜、お母さんたち来るって」
妻はジャムの瓶を閉めながら言った。
「聞いてないけど」
「言ってなかったっけ。ワイン持ってきてくれるって。あと、あのソファの位置、やっぱり窓側にずらしたほうが部屋が広く見えるって言ってたから、一回やってみようよ」
「そのソファ、去年買ったばかりだよね」
「だから?」
「いや、別に」
別に、が便利なのは、自分でも知っている。反対しているほどでもないし、賛成しているわけでもない。その中途半端さが、僕の年収みたいで嫌だった。妻の実家は太い。義父は開業医で、義母はそれを「支えた」と一言で片づけるには惜しいほど上手に運営してきた人だ。教育も、住まいも、人付き合いも、失敗の匂いがしない。僕の家にはそういうものがなかった。父は地方公務員で、母は生協のパートだった。堅実で、まっとうで、でも東京の上澄みに触れる方法なんて知らなかった。
妻が義母の話ばかりするのは、つまり、正解の話ばかりするということだった。
どの小学校がいいとか。
どこのホテルのアフタヌーンティーは写真映えのわりに味が普通だとか。
資産形成はインデックスで十分だけど、現金は別で厚めに持ったほうがいいとか。
子どもの靴は見た目より足型で選んだほうがいいとか。
どれも間違っていない。間違っていないから、反論できない。間違っていないことの集積でできた暮らしは、たいてい美しい。でもその美しさは、ときどき人を黙らせる。
日曜、義母は想像どおり上質なグレーのニットを着て現れた。義父はボルドーを二本提げていて、娘である妻はそれだけで少し誇らしそうだった。娘というより、選ばれ続けてきた生徒みたいな顔だった。義母は玄関に入るなり、何も否定しない口調で言った。
「やっぱりこのソファ、もう少しだけ寄せると素敵ね」
「でしょ?」と妻が笑う。
僕はワインオープナーを探すふりをした。
食事のあいだ、義母は悪意なく、しかし寸分の隙もなく、この家の未来を設計していった。子どもの習い事、別荘を持たない代わりのホテル会員権、インターナショナルスクールの説明会、いま買うべき美術、売らなくていいマンションの買い方。妻は何度もうなずき、メモまで取っていた。僕はサラダを取り分けながら、まるで自分の家に招かれた客のような気分になった。
食後、妻がキッチンでグラスを洗っているとき、僕は珍しく義母と二人きりになった。リビングの夜景は、水槽のようにきれいだった。見えるビルの灯りのひとつひとつに、それぞれ別の正解があるのだろうと思った。
「あなた、少し疲れてる?」
意表を突かれて、僕は笑った。
「そんなふうに見えますか」
「見えるわよ。娘は私の話をよくするでしょう」
「ええ、まあ」
「昔からなの。何か決めるとき、自分で決めたくないのよ。正しいほうを選びたいの」
僕は返事に困った。義母はそこで初めて、少しだけ声をやわらかくした。
「でもね、正しいことと、自分で選んだことは、別なのよ」
僕は義母の顔を見た。整った横顔のどこかに、はじめて年齢らしい影があった。
「私はたくさん失敗したの。あなたたちが見てるより、ずっと」
「そうなんですか」
「そうよ。だから娘には失敗させたくなくて、つい口を出すの。でも、あの子、あなたの前でまで私を使ってるなら、それはちょっとよくないわね」
その言い方は、叱るでもなく、突き放すでもなく、不思議と公平だった。
僕は思い切って言った。
「でしょうね」
「それは違うわ」
義母は即答した。
「価値がないんじゃなくて、まだ見えていないだけ。人は、自分が安心できるものしか、最初は信じられないから」
「ねえ、お母さん、このグラスどこで買ったんだっけ?」
「それ、表参道のHAYよ。前にも言ったじゃない」
妻が戻ってきて、また三人になった。会話は何事もなかったように続いた。だけど僕には、義母の輪郭が少し変わって見えた。完璧な助言者ではなく、失敗を隠しながら正解を配る人。つまり、僕たちと同じ、年齢を重ねただけの一人の人間に。
その夜、義母たちが帰ったあと、妻はソファに座ってスマホを見ながら言った。
「お母さん、やっぱりすごいよね」
僕はワイングラスを片づけながら、「うん」と言った。
妻は続ける。
「なんか、全部知ってる感じする」
「全部は知らないと思うよ」
「え?」
「……そうかな」
「そうじゃないと、あんなふうには言えない気がする」
妻はしばらく窓の外を見ていた。二十七階の高さでは、地上の音はほとんど届かない。救急車も、笑い声も、信号待ちの苛立ちも、なにもかもガラスの向こうで無音の映像になる。僕たちはよく、この静けさを豊かさだと思い込む。
「私ね」と妻が言った。
「うん」
「お母さんみたいになりたいんじゃなくて、お母さんみたいなら安心だって思ってたのかも」
初めて聞く種類の本音だった。
僕はグラスを置いて、彼女の隣に座った。
「じゃあ、これからは二人で決めよう」
「変なの選んでも?」
「変なのの責任は半分持つよ」
妻は笑った。その笑い方は、義母によく似ていて、それでいて少しだけ違っていた。
数週間後、僕たちはソファを動かさなかった。代わりに、ダイニングの上に吊るしていた照明を、少しだけ不格好なものに替えた。妻がネットで見つけた、海外の無名デザイナーの照明だった。義母ならたぶん選ばない。けれど夜になると、その光は妙にやわらかくて、食卓の上の傷やパンくずまで、ちゃんと僕たちの暮らしの一部として照らした。
妻は相変わらず義母の話をする。けれど前ほどではない。そしてときどき、「私はこうしたい」と主語を変えるようになった。
タワーマンションの高層階に住むというのは、景色を買うことだと昔は思っていた。
でもたぶん違う。
ほんとうは、自分がどこまで他人の価値観でできているか、その見晴らしのよさに耐えることなのだ。
だから僕は、少しだけ不格好な照明の下で、妻が自分の言葉で話しはじめるのを待つ。完璧ではないこの部屋が、ようやく僕たちの家になっていく音を、静かに聞いている。